おまじないもバカに出来ない
最近、寝つきが悪い。
それは単純に歳のせいもあるだろうし、運動不足のせいかもしれないし、はたまた精神的なものかもしれない。
心当たりは多々あれど、とにかく、寝つきが悪い。
いわゆる、睡眠障害ってやつらしい。
運良く寝つけたとしても、夜中に目が覚めてしまって、そこからまた眠れなくなってしまう。
若い時から、寝ようと思えば5分もせず眠れる体質だったので、寝つけないという悩みを抱えたことがなかった。
そして、一度寝たら朝までぐっすりコース。
だけど第一子の妊娠後期から、かれこれ5年間…
息子や娘の授乳や夜泣きにも起こされ、朝までぐっすり眠れた日なんて1日も無いまま、ついには睡眠障害になってしまった。
・眠りに就くためのおまじない
そんな私に、今のところ効果てきめんなのは、「おまじない」だ。
それは、「眠りに就くための音楽を流すこと」。
Amazon Prime Musicで、「眠りのためのヒーリング・ミュージック」というプレイリストがある。
このプレイリストをかけて、「スリープタイマー」(自動で音楽をストップさせるタイマー)を、1時間にセットする。
すると、スリープタイマーが切れる頃には、眠りに就くことができるのだ。
羊を数えても寝つけない私に、とっても良く効くおまじないを見つけた。
・日常でもルーティーンを取り入れたい
正直、この「おまじない」は、音楽が素晴らしい!というよりも、「この音楽を聴いたら寝る」と身体が覚えたことが大きいと思う。
例えば子どもに「寝る前に絵本を読む」とか、「物語を話す」とか、そういう類の「ルーティーン」ってやつだ。
「ルーティーン」と言えば、アスリートはパフォーマンスを上げるために、様々なルーティーンを取り入れている。
メジャーのイチロー選手は朝食にカレーを食べていたり、ラグビーの五郎丸選手はキックの前に、あの有名な仕草を必ず行なったりしている。
私が取り入れた寝る前の「おまじない」も、「ルーティーン」として身体が覚えたから、眠れるようになったのかもしれない。
そう思うと、「おまじない」もバカに出来ない。
もっと日常生活に「おまじない」を取り入れてみようかな。
例えば、朝起きて、気持ちをシャンとするためのおまじないとか。
あっ、子どもに怒りそうになった時に、冷静になるためのおまじないも取り入れたい。
大人になるってことは、自分の弱さを受け入れて、上手に補うことが出来るようになるってことなのかもしれない。
そういえば子どもの時、「痛いの痛いの、飛んでけ〜!」っていうおまじないがあったけど、本当に痛みが和らいだ記憶がある。
大人になったら、自分の弱くて痛いところに、自分で「おまじない」をかけてあげられる。
そう思うと、大人になるのも悪くないな、なんて思える。
私の弱いところ、痛いの痛いの、飛んでいけ〜!
はい、元通り!
まだまだ未熟だけど、もっと自分のご機嫌を上手に取ってあげられる大人になりたいと思う。
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