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エッセイとかなにかの感想文を書く

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  • 感想系

    読んだり観たりしたものの感想

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    密かに練り続けていた世間への弁明みたいなもの

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    10000字以下の短編や、ちょっとした作品を載せています。

最近の記事

映画「ゴジラ-1.0」(2023)を観た

 全部ぼくの感想。深い洞察とかはしていません。映画「シン・ゴジラ」(2016)の話もします。  Amazonプライムビデオを開いたらトップページに表示されていたので、観た。  神木隆之介氏のファンであるぼくの友人のお陰で公開されたことは知っていたし、その友人からかなり面白いということも聞いていたが結局映画館で観ることはなかった作品だ。かなり期待して観始めた。  昨年の10月にアマプラで「シン・ゴジラ」を観たのもあって、両作品を比較しながら観るかたちになったが、対照的でどちら

    • 映画「呪術廻戦0」(2021)を観た

       Amazonプライムビデオで「劇場版呪術廻戦0」を観た。観終わった瞬間からこれを書き始めているのであんまりまとまっていない。    そもそもの話……「呪術廻戦」は漫画を読んだこともアニメも見たことがなくて、登場人物やあらすじ、大まかな話の流れは二次創作や有志が作成したまとめなどでしか知らなかったのだが(なぜなら本編は救いがなくて苦しすぎると勝手に感じていたから)、今日ついになんとなくカーソルが向いた。  ジュヴナイル、アクション、カタルシス……一抹の寂しさ。後味が爽やかな

      • 観たい映画202405

        本当にただのメモです。 あらすじを読んで気になり、予告編を見て「観たい」と思った。 今このnoteを書き、リンクを貼ってようやく二作品が同じ監督によるものだと気付いた。もしかしたら雰囲気が合うのかな。 なんでかはわからないけど、「観ないと」と思った。 薄暗い美術館を静かに歩いて回りながら、解説を見聞きして、ふくろうのように相槌を打つ時間が好きだ。詳しい人の詳しい解説というのはどの分野においても興味深いもので、それが“絵画”という把握しきれない一大ジャンルであるならなおさ

        • https://x.com/MarukidoMaki/status/1777295197510242548 このツイートを偶然見て、『オメガ・メガエラ』を知った。 世界観やキャラクターの織り成す物語が緻密なのにもたついたところがなくて、ハラハラしっぱなしの展開で、面白い…………

        映画「ゴジラ-1.0」(2023)を観た

        • 映画「呪術廻戦0」(2021)を観た

        • 観たい映画202405

        • https://x.com/MarukidoMaki/status/1777295197510242548 このツイートを偶然見て、『オメガ・メガエラ』を知った。 世界観やキャラクターの織り成す物語が緻密なのにもたついたところがなくて、ハラハラしっぱなしの展開で、面白い…………

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        記事

          日記(久しぶりにマック行った)

           普段あまりファストフードを食べず、食べるとして毎度ケンタッキーフライドチキンを選んでしまうぼくだけど、久しぶりにマクドナルドのハンバーガーテイクアウトした。  マクドナルドのハンバーガーが食べたくなることは時々あったが、大抵Webサイトで一覧を見る内になんとなく満足してしまうというか、目で見て十分になってしまい、結局食べたいものが決まらず店にも行かないというのがお決まりの流れだった。(ちなみにこの流れは宅配ピザでもよくやる。どうして?)  でも今回は違った。  夜マック

          日記(久しぶりにマック行った)

          エッセイ(大人になったかもしれない)

           大人になったのかもしれない。  最近、そう思うようになった。もちろんこれは年齢の話ではなくて、お酒が飲めて煙草が吸えて車に乗れて年齢制限コンテンツにアクセスできてたくさんの面倒な手続きに追われるようになったということでもなくて(関係ない話だけどぼくは煙草にも車にも縁はない)、生き方というか振舞いの話だ。  ぼくは割と、幼い頃から「大人っぽい」と言われることが多かった。特に、思考や喋り方についてそう評された。単純な話で、末っ子として生まれた上に家族とも結構歳が離れているた

          エッセイ(大人になったかもしれない)

          FGO奏章Ⅱクリアしました。助けてください。

          FGO奏章Ⅱクリアしました。助けてください。

          映画「ザ・ミスト」(2018)を観た

          ※この記事は映画の内容を含みます  題名の通りです。  序盤、突然日常が崩壊していく様や人々の精神が荒廃していく描写でハラハラした。霧に呑まれてしまった下の階の部屋に酸素ボンベを取りに行くシーン(この部屋の住人もまた持病のため呼吸器を着けて生活している)、室内では大きな犬は息絶えていて子犬と思しき小さな犬が走り回っていたのは何かの暗示、もしくは伏線か?  中盤、自己免疫疾患のため特殊なスーツ無しには外に出られない娘のために両親が街中心部の病院へ向かうところでは展開にツッ

          映画「ザ・ミスト」(2018)を観た

          残暑過ぎ、立秋

           8月に江ノ島水族館から撮った、夕方の海の写真。いかにも夏という感じで暑さを感じる。  9月。ぼくの夏休みは長い。先日やっと折り返しだ。蝉の声を聞きながら、部屋で冷房をつけてぼーっと寝転がりながら、それでもなぜか「夏は終わったのだ」と胸のうちで確信している。  13時。南に面した窓から日差しが入ってきている。物の影が伸びるということは、それだけ太陽が遠ざかりつつあるわけで。観葉植物の葉が灼けてしまわないように、レースカーテンを引く。  16時。すでに日没の徴候。ついこの

          残暑過ぎ、立秋

          月光浴

           西に面した窓から、やけにまぶしい光が入ってきて目が覚めた。朝、という体感ではない。ならばまだ夜は続いているのだろう。夜の空でこれだけの光を放つものといえば、月しかあるまい。  見事な満月だ。風のない静かな空は高く晴れ渡っていて、どこか淋しい感じがする。月は嘘みたいに丸くて、嘘みたいに明るかった。  カーテンを閉め忘れていたのだとわかり、再び寝る支度をすべく立ち上がる。カーテンの端を掴んで、ふと月から目が離せなくなってしまった。首を左右に振って、カーテンを引く。 「あの

          誕生日

           さて、そろそろティーンを終えるぼくは、この10年を「生きてきてしまった」という一言で表そうかと思う。  人間のどうしようもなさに失望した。中学受験を経て入った学校で、みんな思ったよりしょうもないんだな、と感じた。ぼくもしょうもないな、と落ち込んだ。幾度となく苦悩に呻いて寝た夜があった。将来が見えなかった。自分が、存在する価値をもつのかわからなかった。人間がわからなかったので、とにかく周囲のために動いていた。いつも、疲弊していた。16歳のぼくは、限界だった。  17歳のと

          誕生日

          季節の好き嫌い

           「四季の中で好きな季節は?」と聞かれたらぼくは間違いなく冬と答えるだろう。  理由は単純で、暑いのと湿度が高いのとが苦手だからだ。  まあそんなわけで、夏が一番嫌いである。好ましい点もあるので、嫌いというより苦手と言っていいかもしれない。  鬱陶しいほどの日差し、やかましく鳴く蝉、茹だるような空気の中アスファルトの上で揺らめく陽炎……。  自分の輪郭が大気に溶け出してしまうような感覚。  ぼくはもともと汗かきなのだが、ここ数年で自律神経がややイカれてしまったため、体温調節

          季節の好き嫌い

          視界が大回転した話

          事のあらまし  ある夜、さてそろそろ寝ようかと身体を動かしたところ、ぐるりと世界が回った。たまらず床に倒れ込む。いきなりのことで、ちょっとびっくりした。直近の忙しさが祟ったか、はたまたとある漫画作品を一気読みした精神的疲労によるものか……。めまいに効くツボを検索して押してみたりしたけど、いまいち効いた感じはしなかった。  ともあれ、私はなんとか寝る支度を終え、朝には回復していてくれと願って横になり、目を閉じた。  すんごく回った。  人生で経験のないめまいだった。目を閉

          視界が大回転した話

          エッセイのようなもの(愛)

           わたしは恋をしません。幸いにも修学旅行の班はいつも「恋バナ」をしないメンバーと一緒でしたから、そんな話をしたというような甘酸っぱい思い出もありません。  「恋をしない」というのは、人を好きにならないという意味ではなく。人のことは好きになりますけれど、「好きになる」という言葉の定義すら世間とは違うのです。  これまでわたしはわたしの言う「好き」と世間一般の「好き」のずれに悩んでいました。恋愛感情を抜きにした、純粋な好意と好奇心のまぜこぜになった気持ちをどう表現すべきか考えた

          エッセイのようなもの(愛)

          エッセイのようなもの(夢)

           わたしと夢の関係についてつらつらと書き連ねたいと思います。乱文になるかも。  そもそも、わたしは直近まで夢というものを重くとらえずに生きてきました。たまに悪夢を見て怯えながら起きたり、面白い夢を見て笑い声で起きたり、その程度。しかし、昨年の冬くらいから夢を書き留めるようになりました。場所は主に登校中の電車の中。きっかけは覚えていません。多分、昔読んだフロイトの思想を解説するマンガのことを思い出し、流れでフロイト自身をWikipediaか何かで調べたのではないかと思います。

          エッセイのようなもの(夢)