羽久風

算命学を学んでいる羽久風と申します。 陰陽五行を土台とした自然観に基づき人生の意味を…

羽久風

算命学を学んでいる羽久風と申します。 陰陽五行を土台とした自然観に基づき人生の意味を考えています。 生まれたのは自分の意思ではありませんが必然だと考え、何故その時にその場所に生まれたのか? 算命学を手掛かりに考えています。 hakufu2023@gmail.com

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「相生と相剋に着目した性格判断」

算命学の基本には 陰陽論がありますが 相生と相剋という概念も 算命学を学ぶ上では 基本中の基本になります 算命学ではすべてを五行という要素で 理解します 木火土金水の五つの要素(気)で あらゆるものが成り立っていると 算命学では考えます この五つの要素を更に陰陽に分けたものが 十干です 木火土金水は相互に関係性があるのですが それが相生と相剋と比和です 今回はその相生と相剋を 占いにおいて どのように使うのか(解釈するのか)を 性格判断でみいたいと思います 相生・相剋

    • 「技法の組み合わせを読み解く」

      算命学に興味を持ち 学び始める人の中には その鑑定的な技法の切れ味に 魅了されたという人も 多いことでしょう 今まで納得できなかった 疑問だらけの自分の人生が スルスルと解けるように 腹落ちしたという方も おられることでしょう 算命学は統計学だと 言われる方がおられるようです 統計的な資料を元に 宿命を読む技術は 一部あることはありますが 私の印象としては やはり算命学は演繹的な体系だな ということになります この宇宙を貫く原理的なものを 中心に据えて 人の人生のあり方

      • 「感謝・謙虚・気遣い」

        人は一人では生きていけません 人的環境と物的環境が必要です これらがなくては 一瞬たりとも生きてはいけません 物質的な要素を消費してこそ はじめて自身が生存できるわけです 周囲の人間的要素もまた 犠牲にして(消費して)こそ 人は生存できるわけです 人に限らず この地上に生きているものたちは 互いに持ちつ持たれつの 関係性を結んでいるわけですが 人以外の生き物たちは それが自然に出来ています しかし 人間の場合には 感謝・謙虚・気遣いをもって 生きていくということを 特に

        • 二十八元の話

          今回はちょっと難しい話です 算命学や四柱推命では その人の誕生日を干支で表します 干が十種類で 支が十二種類ですから 120種類の干支の組み合わせが できる事になります しかし 実際には十干を甲・乙・・・ と順番に並べてそこに十二支を子・丑・・・ と順番に組み合わせて行くと 十二支が二つ(戌・亥)余ります なので もう一度十干の甲・乙を 戌・亥に組み合わて行きます これを繰り返し続けていくと 十干を六回繰り返し 十二支を五回繰り返したところで ピッタリと 六十種類の干支の組

        「相生と相剋に着目した性格判断」

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          「過去に向き合う」

          現実的に考えれば時間の流れは一方向的です 時間は過去から未来に向かって 不可逆的に流れていきます そんな時の流れの中で 生まれて死んでいくのが人間です 算命学でも 十干は空間を表しますが 十二支は時間を表すと考えて 人生という時間を十二区分しています そこから十二大従星が生まれてきます また 人体図では初年期・中年期・晩年期という 捉え方もありますし 後天運は正に時の流れを表しています このように 当然のことですが時間の概念が 算命学にも取り込まれています そうでなけれ

          「過去に向き合う」

          「あの世の食事風景とは・・・」

          仏教の説話の中にあるのでしょうか 極楽と地獄の食事の風景の違い という話があります 聞いたことがあるという方も おられることと思います 今回はその話を入り口として 算命学的なことも含めて 人間の心について考えてみましょう 極楽と地獄の食事風景 まず地獄の食事風景を見てみましょう 料理はふんだんにあります 多くの人がその食事に群がっています しかし 誰一人として満足に食事ができていません いつまで経っても空腹のままで 挙句の果てに互いに喧嘩をする始末です 「お前が邪魔だ!

          「あの世の食事風景とは・・・」

          「結婚運」

          結婚は人生における 最も大きな分岐点でしょう そこに至るまでのその人の生き方の 一つの結論でもあるわけです また その後の人生に向けての 新たな出発点でもありますね 親の運勢の影響圏から抜けて 夫婦での運勢の影響圏に 移行して行くわけです 親は自分で選べませんでしたが 配偶者は自分で選べるわけですから その分だけ自分の責任も大きくなるでしょう 鑑定でも 「結婚運」を知りたいという人は多いです その場合の「結婚運」の意味は ①いつ結婚できそうか ②幸せな結婚が出来そうか

          「結婚運」

          「十大主星のそもそもを考える」

          今までも十大主星や人体図に関しては 色々書いてきました 算命学の入門的な書籍にも 必ず十大主星の解説が載っていますから 十大主星はその人の性格を表すと 理解している人も多いと思います そのことは決して間違えではありませんが 今回は その十大主星とは そもそも何なのかについて 考えてみたいと思います 既に算命学を学んでいる方には 特に目新しい話ではありません 日干を中心とする生剋比 そもそも 十大主星とは何か? その星の内部構造を見てみましょう 話をわかりやすくするため

          「十大主星のそもそもを考える」

          「親縁」

          「人間」という言葉は 元々は仏教用語のようです 人と人の間と書いて 人の住む処を意味したのですが いつの頃からか 人自体を「人間」というように なったようですね しかし 人は人同士の共同体なくして 生きてはいけない存在ですから 「人間」という表現は 相応しいかもしれません 人間が生まれて最初に作る人間関係は 親子関係でしょう 幼い子にとっては 親の庇護と養育は絶対的に必要な条件です 他の動物よりも圧倒的に親元で 育てられる期間が長いのが人間です つまりそれだけ 親の影響

          「親縁」

          「人間の感情(心理)と算命学」

          算命学と心理学は ある面において 相性は良い気がします 算命学の陽占 つまり人体図では その人の性格などを 見るわけですから 心理学の知識は役に立つと 思います 私は心理学を正式に学んだことは ありませんが 算命学を学び始める以前から 興味を持ってはおりました 今更ながら キチンと学んでおけば良かったと 思う今日この頃です そんなわけで 今回は「人間の感情」について ちょっと書いてみたいと思いますが おそらく さしたる結論めいたものは出ないと思いますので 楽に読んでくだ

          「人間の感情(心理)と算命学」

          「良き運勢の人は幸せな人なのか?」

          算命学を学ぶ目的の一つには 自分は果たして良い運勢なのか? いつが運勢の良い時期なのか? そんなことを知りたい ということがあるでしょう 対面鑑定をしていると 当然のことですが 自分の運勢の良し悪しを 知りたいという方が多いです そして おそらくですが 運勢が良いと幸せになれるのだと 思っているのだと思います なので 今年の運勢は良いですかという質問は 今年の私は幸せになれますかというのと ほぼ同義なのだと思います 運勢が自分の幸不幸を決めていると どこかで思っている

          「良き運勢の人は幸せな人なのか?」

          「生命のたくましい進化」

          算命学は宿命と環境の相互関係から 運勢を読み解いていきます 算命学のテキストには 宿命を変えることは簡単ではないので 宿命に叶った環境を 如何に手に入れるかを考えることが 大切だと述べられています ここのブログでも 今まで何度となく宿命と環境の関係を 書いてきました 算命学では宿命(命式)は変わらないと 考えるのですが それは誕生日から決定される干支が 変わらないということであり 干支がどのように現実化するかは ある程度の幅があります 今回はその辺について 書いてみます

          「生命のたくましい進化」

          「雑草をむしりながら考えた事」

          先日久々の墓参りに行って参りました 算命学では天中殺には特別な事はしない方が良いと 教えているわけですが そんな中で むしろした方が良いとされている事の一つが 先祖供養です 墓参りなどは天中殺でなくても 日頃から心掛けた方が良いと思います 今回はお墓の雑草などを抜きながら あれこれ感じたことを書いてみます 算命学の技法等は出てきません 人間も自然物の一つだというのが 算命学の観点なのですが その辺について 私の思うところを述べてみます 雑草とは言うけれど 昔は墓地の

          「雑草をむしりながら考えた事」

          「私の運勢を左右する六親」

          私の人生は私の宿命と取り巻く環境と 最後は私の選択(意志)によって決まると 考えていいでしょう 環境というのは 主に人間関係のことになります 特に家族との関係が 大きな影響を与えます 算命学には「六親法」というものがあって 親・兄弟・配偶者・子供を始めとして 親族との関わりについて 見ることができます 今回は自分の宿命(命式)から 六親の影響について考えてみましょう 自分の六親を命式中に探す 自分の人生の様子を知るためのヒントを 命式に求めるわけですが 命式として刻

          「私の運勢を左右する六親」

          「古事記の黄泉の国の話」

          算命学を学校や先生に付いて学ぶ場合に 「桃太郎」の話を聞いた人もいるかと思います 鬼ヶ島に鬼退治に行くときに お供をするのが猿・雉・犬なのですが 十二支で書くと申・酉・戌になります この十二支たちは西方で季節は秋なので 五行では金性になりますね 本能で言えば攻撃本能で 淘汰の役目を担っています 鬼ヶ島に鬼をやっつけに行くには ふさわしい動物たちです ちなみに 金性にやられるのは春の木性(寅)ですが 鬼が履いているのは虎柄パンツですね(笑) 神話や昔話の中には意外な象徴が

          「古事記の黄泉の国の話」

          「生きているものには役目がある」

          算命学の土台となる考え方の中心には 自然思想というものがあります 我々人間という存在は この地球上の生態系においては 一応頂点に位置していると言えます しかし 大自然の圧倒的な力の前では 時として 一瞬にして消滅しかねない儚い存在だとも 言えるわけです 算命学における人間観は 人間も自然が生み出した存在の 一つだということになります つまり 人間も自然の産物である ということになるのです ということは 人間という存在も自然の法則性のもとに 生きていくべき存在だということ

          「生きているものには役目がある」