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「時代を生きる」

「回る♪ 回るよ♪ 時代は回る♫」
中島みゆきの「時代」は
世代を問わず歌われていると思います

すべての人はなにがしかの時代(社会)の中に
放り込まれて
泣き笑いしながらも
生きていかなければなりません

自分で自分の生きる環境を選ぶことは
ある程度可能ではありますが
時代を選ぶことはできません

算命学では時代というものを
重要な要素として考えています
今回はその時代について
あれこれ考えてみたいと思います

時代を五行で捉える

時代の正体は私にもわかりませんが
人間集団の意思の表れが時代(社会)を
形成していると言う側面はあると思います
ブーム(流行)というものにも似てはいますが
流行とは次元が違うと思いますね
人の力(意思)を超えたものも感じます

しかし
少なくとも人(集団)の意思が
反映されていることは間違いないでしょう
人は五本能を持っているという
算命学の観点からすると
時代というものも
この五本能が反映していると
考えることができます

私はその人の持つ陰陽五行の根底には
大自然の理があるので
大きく見れば時代の変遷も
人と自然の哲理の手の中にある
と言えると思います

算命学には時代論ともいうべきものがあり
五行相生をベースとして
10年ごとに時代が変遷していくと考えます

例えば
日本(国家)で考えれば
今は経済が充実する10年の期間にあたり
平和な期間と位置付けられます
五行で言えば木性の時代で
五本能では守備本能の時代です

数年後には火性の時代に入り
大衆(庶民)が中心になる時代ですから
自由で多様な文化が花開くかも知れません
伝達本能の時代です

国ごとに
この推移の時期は違いますが
リズムは同じです

算命学と時代

算命学では時代を重要視しています
例えば
天中殺の時期には特別なことを
しない方が良いという考えがありますが
何を以て特別と考えるのでしょうか?

天中殺の時に自動車免許を取る事自体は
問題はありませんが
それは多くの国民が自動車免許を
普通にもっている時代だからです
一昔前の自動車免許の取得が
珍しい時代であれば
天中殺での免許取得は勧められないでしょう
つまり
時代の平均を基準にしていると言えます

また
何が善で何が悪かも
時代(社会)によって変わるとみます
その時代がその社会が
良しとするものが善であり
否とするものが悪なのです

価値観は時代とともに変遷するわけで
時代から求められるものも変化するのです

その時代に即した人物が活躍し
その時代に適さない人物は
淘汰されていくのです

時代と人物

時代はたまたま偶然に
やってくるのではありません
前段で書いたように
一つの意図を持ってやってくるのです
その時代はその時代の役目を果たさんとして
回ってくるのです

なので
時代はその時代の役割を全うする人物を
求めるようになるのです
そういう人達が増えるとともに
その時代の社会を統べる人物に
時代に叶った人物を
立てるようになるのです

逆に言えば
その時代のトップに立つ人物を見れば
その時代の持っている意味を知ることができる
ということにもなるでしょう

単純に言えば
平和な時代には
安定を維持するリーダーが立ち
動乱の時代であれば
動乱に強いリーダーが立つというわけです

日本の歴史を見れば
戦国時代を終わらせる時には
織田信長・豊臣秀吉・徳川家康などが
おりましたが
安定した時代を託すために
時代が選んだのは家康だったと言えるでしょう
結果として信長と秀吉はそのための
土台作りの役割になったと言えます

明治という新しい時代を迎えるにあたっても
明治天皇という人物が立てられました
他に候補は何人もいましたが
生き残ったのは明治天皇だったわけです

時代の節目節目には
よくぞその人がいた
というような人物が歴史には登場しますが
決して偶然ではないのです

また
ひとつの時代を終わらせるために
あえて選ばれる人もいるでしょう
その時代・社会を終わらせるために
壊す役目を負うのです

時代という環境

「生まれる時代を間違えた」
などと言われることがありますが
与えられた環境(時代)の中で
人は精一杯生きるしかありません
宿命は変わらないものですが柔軟です

動乱の時代(戦国時代)に生まれた
車騎星や四生格は
水を得た魚のごとく
武将として武功を上げる活躍をする
かも知れませんが
平和な時代に生まれれば
スポーツ選手として己が宿命を
消化することになるでしょう
有能な営業マンとして
成功することもあるでしょう

しかし
中には自分の攻撃本能などを
平和な時代に合わせて
上手く消化できない人も出てきます
その時代に混乱をもたらす人になる
可能性もあります

今は男女平等の意識が
進んできた時代なので
多くの女性がその持てる能力を
発揮できるように
なってきています

おそらく
封建時代であっても女性たちは
己が宿命をしぶとくしたたかに
消化していたのではないでしょうか

どのような困難な時代で
あったとしても
その時代の住人は精一杯その時代を
自分の生き方を通して
消化してくれたのだと思います

そのことが次の時代に繋がるのです
それが歴史なのだと思います

***

今回ある卓球選手の行きたい所という話に
胸打たれました

今の時代に甘えることなく
宿命消化に一歩一歩邁進したく思います

最後まで読んでいただき
ありがとうございました

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