「破格の守護神について」
算命学の独特の用語に
「破格」というのがあります
「〇〇格一点破格」などと使います
完全格などとは違って
時々見かけることがありますね
今回はこの破格について
特に守護神について
あれこれと書いてみたいと思います
まずは完全格について
陰占において干支を五行に直した時に
その配分が特殊なものがあります
ざっくり言ってしまえば
全ての干支が同じ五行だったり
五行が日干を中心にきれいに
三段階で相生していたりする等
特別な構造になっている宿命を
完全格と言います
完全格は運勢が非常に強く
宿命の器が非常に大きいので
人生で大成功をする可能性があります
ただし
その強さや器を生かせるような
環境が必要です
相応しい環境を得られなければ
くすぶって不本意な人生にもなります
破格について
下記のような宿命があったとします
壬 庚 辛 水 金 金
戌 辰 酉 土 土 金
「土→金→水」と宿命全体が
日干壬水に向かってきれいに流れています
これは「殺印相生格」という完全格です
もし
月干の庚が壬であればどうでしょうか
壬 壬 辛 水 水 金
戌 辰 酉 土 土 金
「土→金→水」にはなっていますが
壬水が二つでは「殺印相生格」には
なりません
月干壬が余計なものになっています
このように
完全格になり損なっているものを
「殺印相生格一点破格」と言い
完全格に準じるものと考えます
破格の守護神
このような破格の場合の守護神は
どのように取ったら良いでしょうか？
結論から言えば
余計なものを破格の守護神に取ります
上記の例で言えば
月干の壬を破格の守護神に取ります
この場合（破格）の守護神は
目立たないように宿命を支えるという
役割を持った守護神です
目立ってしまうと完全格の部分が
霞んでしまうので
ほどほどに陰で支える程度の働きを
する守護神なのです
引き立て役と言ってもいいでしょう
尚
破格の場合は調候・調和の守護神も取ります
破格の守護神を人物に直すと・・・
例にあげた「殺印相生格一点破格」の宿命は
実は小泉進次郎さんです
この格は名誉運が強い格です
壬 壬 辛 水 水 金
戌 辰 酉 土 土 金
月干壬が破格の守護神ですが人物にすると
日干壬と比和なので
兄弟ということになります
つまり
俳優の小泉孝太郎（兄）さんに
秘書にでもなって支えてもらうことで
運勢が伸びていくということになります
しかし
現実的にそれはありえないでしょうね
であれば
比和を仲間と捉えてみても良いでしょう
進次郎さんを支えてくれるような
同世代の仲間がいてくれることで
宿命が稼働していくと読む事もできます
今回
「世界の首脳たちの中で恥をかかないか？」
という失礼なマスコミの質問が
あったようですが
支える人材の必要性を
素直に認めていましたね
万が一
総理になったとしたら
同世代で黒子になって支えてくれる
良き補佐的な人物を得られるかどうかが
成功の鍵になるとも言えるでしょう
破格の守護神を五徳で考えると・・・
破格の守護神は比和ですから
五徳で言えば「福」になります
「福」は本人が感じる幸福感のことです
自分がやりたいことをやることで
感じる充実感とも言えるでしょう
破格の守護神が「福」だということは
この福が目立ち過ぎたら良くない
という意味でもあります
やりたい施策を披露していますが
じっくりやった方が良いと思います
もう一人見てみましょう
今回の自民党の総裁選に出馬している
もう一人の若手は小林鷹之さんです
真っ先に手を上げた人ですね
甲 乙 甲 木 木 木
戌 亥＝寅 土 木 木
亥と寅は支合で亥は木に変化します
この形は「木性一気格」（完全格）に
準じる「木性一気格一点破格」です
猪突猛進型で思い込んだら一直線
というタイプです
強い運勢を持っています
破格の守護神は
一つだけ土性になっている日支戌の中の
戊土です
人物では配偶者になります
場所も配偶者の場所ですね
なので
妻に陰で支えられることで伸びる姿です
この奥様は弁護士で
彼が財務相を辞める時も今回の出馬も
叱咤激励してくれたそうです
程よい距離感で支えてくれていそうですね
五徳では「禄」になります
程々の財もないといけませんが
財が強くなりすぎるとバランスが崩れ
良くないです
＊＊＊
破格の守護神を見てきましたが
調候や調和の守護神も併せて取ります
ここで取り上げた方々が
完全格に準じたの生き方をしているとすれば
破格の守護神を重視して良いでしょう
最後まで読んでくださり
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