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トニー・トニー・カイロプラクター/連載エッセイ vol.30

※初出:知事認可・岩手県カイロプラクティック協同組合発行、「ほねっこくらぶ通信 vol.32(2006年2月)」掲載(原文ママ)。

親愛なる読者の皆様、あけましておめでとうございます。
この通信が配布される頃には、何を今更という感じではあろうが、何事もけじめが肝心、敢えてご挨拶させて頂きたい。

さて何を隠そう、昨晩はアパートでボルドーの2000年を独り呷りながら、年末恒例の格闘技イベントを観ているうちに酩酊状態になり、気が付くと日付が変わっていた、というあまり芳しくない新年の迎え方をしてしまった。

これではイカンと、新年早々のリスタートをすべく、まずは昨年を振り返ってみる。

2005年前半はまさに、『世界に視野が広がった上半期』であった。

まずは1月、カイロ業界最大級のイベント『パーカーセミナー・ラスベガス』への初参加。

『クリニック経営に成功している=数多くの患者さんに触れ合っている』ドクターたちの生の情熱と、日本(そして我々)にかける期待を体感することができた。
(もちろん帰国直後は必要以上にボディー・ランゲージが大きくなった事は言うまでもない。)

続く2月には前年に立ち上げ、日本におけるカイロプラクティックのエビデンス(科学的根拠)を構築する為の研究会の、第1回研究発表会が開催された。

その時に発表された研究から、2つの論文が6月にシドニーで行われたWFC世界大会にてプレゼンの機会を得た事は、日本におけるカイロ研究史上に大きな足跡を残す重大ニュースとなった。
(『なんちゃて学術部長』の私は、その研究を草葉の陰から眺めていただけではあったが…。)

そして4月、オーストラリア公立マードック大学健康科学部カイロ学科を卒業。

『健康科学士(カイロプラクティック)』の学位を授与され、はれて国際的に『カイロプラクター』を名乗れる身分となった。

(その際、カメラマンに『パ~フェクト!!』と言われながら撮影した記念撮影の出来が『鼻穴全開』で凄まじく、未だに封印している事実は内緒である。)

2005年後半は『足場を固める下半期』。

国際的なステージで得たものを、自分のクリニックにどう反映させるか、試行錯誤の繰り返しであった。

特にも、海外では50年以上の歴史を持ち、クリニック運営には不可欠な存在であるCA(カイロプラクティック・アシスタント)の育成が早急な課題である。

新しい試みであり、また東北の地域性も絡んで、どうしても歩みは遅々としたものであるが、なんとか芽は出てきた。今年も『ビジョン』をもって邁進するのみである。

最後にご報告。

前述のパーカーセミナーのスピーカーであり、画像検査システム『カイロプリント』の考案者、Dr.ペロンより先日ワタクシ、『カイロ・ネーム』を頂戴した。

詳しい経緯は割愛させて頂くが、それを以って数日後に出発する今年のパーカーセミナーでも、昨年以上の事を吸収し、この東北の地に還元していく覚悟である。

いざ行かん!
我が名はAnthony(愛称:Tony)!!
東北のカイロ界を背負って立つ者ぞ~!!

という訳で皆様
今年も本組合を宜しくお願い致します!! 


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