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「いつのまにか骨折」と姿勢②~「骨折連鎖」にご注意を!!/連載コラム vol.47

※初出:岩手日報ぽらん(2018年2月号)掲載、「ハカセが教える『姿勢医学®』のおはなし」(原文ママ)。文章・画像ともに、無断転載はご遠慮ください。

読者の皆様こんにちは。
私は姿勢ケアの専門家・『姿勢科学士®』にして
『国際容認基準カイロプラクター』の
Dr.小野寺デス。

前回は
巷でよく聞く『いつのまにか骨折』について
正式名称は
椎骨(背骨を構成する骨)の『圧迫骨折』であり
元々長方形である椎骨の椎体部分が潰れて
『くさび形』に変形
した状態である事。

『尻もち』など
椎骨に垂直方向の過度な圧力がかかった場合
発生しやすく
軽度のものは強い痛みを感じにくい為
いつのまにか』と呼ばれる事などを
説明しました。

この圧迫骨折の厄介なのは
『気付きにくい事』や
『治療が困難な事』だけではありません。 

最初は1箇所だけの骨折であっても
(図左の赤枠部分)
その状態で日常生活を続けていくうちに
周りの骨への負担が増し
上下の椎骨が
『ドミノ倒し』のように変形してしまう
『骨折連鎖』
(図中央の黄枠部分)の危険性が!!

図右は車で追突されて以降
徐々に背中が丸くなって身長も縮んでしまい
病院で
『老人性円背(骨の変形を伴う脊柱の後弯)』と診断
され
私の所へ辿り着いた方の姿勢検査画像です。

さて、このような方に対して
姿勢医学ではどのようにアプローチしてくのか?

予防の観点も含めて、次号で詳しく解説していきます。


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