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探究へ:旅立ちの合図

ものづくりを体験できるfabスペースの運営をお仕事にしていたときのこと。

機材の使い方をレクチャーした後、利用者が思い思いに手を動かしていくと、2パターンの人にわかれました。

1つは、できなくても冷静に状況を観察して、質問したりレクチャーを思い出して試行錯誤する人。
もう1つは、できなかったことをレクチャーした人のせいにする人。

この状況を目の当たりにしたことでこんな風に思うようになりました。
ものづくりという未知な経験や物事を生み出すプロジェクトを通して、人生を自らより豊かに創造する方法を学ぶことができるのではないか。

そこで2019年冬〜春に開催したのが「create new creators ワークショップ」。
「ものを作ったことがないし、何を作ったらいいかわからない!
 でもなんか作ってみたい!」
の思いがある大人向けのワークショップ。

1回あたり定員4名。全部で参加者は10人程度でした。
楽しかった!
日頃から作ることを考えるようになった!
子どもと遊びながら作ってるよ!
などの感想をいただけました。
精神的に豊かになるような、機能もデザインも豊かな物事を生み出すには、創造的な思考と行動が必要で、それは、人生を創造的にする思考と行動と同じだよなあと思いました。
(詳しく書きたいのですが、長くなるので別記事に。)
でも、もやもやが残っていました。

もっと日常に「人生を自ら、より豊かに創造する方法を学ぶこと」を組み込めないだろうか。

例えば、大人であれば仕事をしている可能性が高い。
期限が決められていて、新たな物事を生み出すことが求められるプロジェクトを行うのであれば、プロジェクトで仕掛けられないだろうか。
自然と創造的なアウトプットが出るなら、一石二鳥で最高だよな。
質の高いアウトプットが出たらハッピーだし、より創造的に生きる方法も身に付いて更にハッピー!!

・創造的ってなに?
・どうやったら頭の中にある枠組みと関係なく思考できる?
・それをプロジェクトチームで行うには?
・どうやったらプロジェクトで
人生を自ら、より豊かに創造する方法を学ぶことができる?

頭の中に、もくもくと疑問が浮かんできました。
探究へ、旅立ちの合図でした。

最後までお読みくださり、ありがとうございます!