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楽しくない時は、いつもよりすこしだけ丁寧に

コロナ禍になってから、ふと「なんか楽しくないな」と思うことが増えました。

好きなことにもいまいちやる気が出なかったり、打ち込めなかったり…。
noteもなかなか読む気になれず、更新も空いてしまいました。

特に最近は外出もろくに足を伸ばせず、さらに季節柄家でこもりがち。

「そういう時もある」と割り切れたら良いのですが、どうしてもモヤモヤしてしまうのは私だけではないはずです。

ある日の夜、お風呂を沸かすため浴槽の掃除をしていた時のことです。
浴槽用のスプレー洗剤の出方がいつもと違い、変だなと思ったら、スプレー部分のフタを開けていませんでした。

「こんなささいなことに気づかなかったのか」と我ながら苦笑して、はたと気づいたのです。

最近、一つひとつのことを何となくこなしていなかったか? と。

「心ここにあらず」状態だった

現在取り組んでいる手帳関係のコンテンツに注力するあまり、おざなりになっている日常のあれこれが浮かびます。

ひとりの食事、身支度、料理、などなど……。

特に私は考えごとが多く、何らかの動作をしている時も別のことを考えがち。
自分の行動に対し、心ここにあらずな状態が頻繁にありました。

このまま漫然と暮らしていると、味気ない日々になり、楽しくなくなるのも無理はありません。

全てにおいてではなくても、一つひとつの物事にもっと丁寧に取り組もう、と思い直しました。

丁寧=マインドフルネスな状態を心がける

ここで言いたいのは、俗にいう「ていねいな暮らし」ではありません。

手間のかかるあれこれは、気が向いたら取り組めば良し。
それよりも日常のちょっとした行動に集中する、つまりマインドフルネスな状態を心がけてみるのです。

マインドフルネスは「今、ここに集中する」。
簡単に言えば、五感を使ってその時の行動に神経を研ぎ澄ませるのです。

例えば、こんなことに意識を向けてみます。

・スキンケアの時、水分の浸透や肌の状態をじっと感じてみる
・テレビやスマホを見ないで食事する
・香りを味わいながら、ドリップコーヒーや茶葉の紅茶を淹れる
・隅々まで歯みがきをする
・ハンドクリームなどで手のケアをする。押すと気持ちいい箇所をマッサージする
・できる範囲で字をきれいに書く

ひとくちにマインドフルネスと言われても、ピンとこない方もいらっしゃると思います。

手軽にマインドフルネスについて知りたい方は、こちらの書籍がおすすめです。
Kindle Unlimitedでも時々出ており、イラストが多く読みやすいです。

実際に心がけてみて

前述したことを踏まえて、数日間過ごしてみました。

走り書きにならないよう、手帳の字をいつもよりゆっくり書いたり、ゲームなども画面の細かな部分をじっくり観察したり……。

昔から丁寧と言われてきたので、普段からあまり物事を雑にこなしてはいません。
ただ、速読だったり時間効率を重視する節があるので、「観察」は周囲の人よりしていなかったと思います。

劇的な変化があったかといえば、そこまでではありません。

しかし時間に追われるでもなく、別のことに気を向けるでもなく、今に集中することで、普段の何気ないことも一段階深く掘り下げられました。

字をきれいに書けると気分がいいし、集中するので雑念が取り払われ、すっきりする。

ゲームでも、気に留めていなかった細かな工夫や配慮を見つけて、わくわくしたり「かわいい!」と思わず笑顔になる。

なんか楽しくない、モヤモヤした気持ちはそのうち音もなく消えていきました。

普段の暮らしだけでなく、+αを

とはいえ、毎日同じことの繰り返しではマンネリするのも確かです。

できる範囲で新しいことを始めたり、普段の暮らしに+αの工夫を取り入れられたら、ささやかながらも「楽しい」はあちこちに芽生えるはずです。

次回は新しく始めた、ちょっとしたことについてお話しします!

※ヘッダー画像はみんなのフォトギャラリーからお借りしました。ありがとうございます。

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