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はじまりの物語

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「まじわりが物語のはじまり」をテーマに、「はじまりの学校」にかかわるプレイヤーたちの物語を紹介。人と人、人とモノが偶然出会い、新しい可能性が生まれ(まじわり)、その新しい可能性か…
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#醸造場

「御社の独自性は?」「ありません」 品質至上主義ではなく、誰でもマネできるものづくりにこだわる理由

「御社の独自性は?」「ありません」 品質至上主義ではなく、誰でもマネできるものづくりにこだわる理由

こんにちは、「はじまりの学校」公式noteのライターを担当する山田和正です。

みなさん、岩手県紫波町にあるハードサイダーブランド「Green Neighbors Hard Cider(グリーンネイバース ハードサイダー)」をご存知でしょうか?

ハードサイダーとは、りんごを原料としてつくられる発泡性の果実酒のこと。僕はグリーンネイバースのハードサイダーを飲んだとき、そのおいしさに衝撃を受けました

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「ないなら造ろう」 せっかくおいしいりんごがあるから、おいしいりんごのお酒が飲みたかった

「ないなら造ろう」 せっかくおいしいりんごがあるから、おいしいりんごのお酒が飲みたかった

りんごをかじった瞬間、みずみずしさが口いっぱいに広がる。

りんごがもつ清涼感に、刺激的な炭酸、ホップの爽やかな香りを感じ、グビグビと飲み干したくなるのが「紫波サイダリー」のハードサイダー。

搾汁したりんごを発酵させて造るお酒を、主にアメリカでは「ハードサイダー」、ヨーロッパ(特に仏)では「シードル」と呼び、世界各地で親しまれています。

ただ、日本ではビール、日本酒、ワインに比べると、日常的に

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江戸から18代続く米農家が、100年後の農業を守るため植えた「はじまりの酒米」

江戸から18代続く米農家が、100年後の農業を守るため植えた「はじまりの酒米」

「はじまりの学校」第一号となるオリジナル商品、「はじまりのお酒」が誕生しました。

紫波酒造店が、地元・水分産(紫波町水分地区)の水・米・酵母を使い、100年前の製法「酸基醴酛(さんきあまざけもと)」で醸した日本酒は、やさしい甘みと奥深い酸が特徴の食中酒です。

▼オンラインストアの購入ページ

そして、なんとこのお酒! 地元の農家・吉田辰巳さんがこのお酒のためだけに、はじめて酒米づくりに取り組み

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廃校になった母校を「酒の学校」に。紫波町ではじまる、酒づくりを通じたまちづくり

廃校になった母校を「酒の学校」に。紫波町ではじまる、酒づくりを通じたまちづくり

2023年夏、岩手県紫波町で廃校を活用した「はじまりの学校」というプロジェクトがはじまります。

紫波町は南部杜氏発祥の地として知られる酒のまち。そんな酒のまちで、町全体をひとつの醸造場と捉えて、新たな酒文化を醸していくプロジェクトの拠点が「はじまりの学校」です。

このnoteでは、まさにこれから立ち上がろうとしている「はじまりの学校」についての情報を発信していきます。

記念すべき第1回目は、

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