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子どもの習い事

末は博士か大臣か。
子どもが生まれたらアレコレと夢も出てくる。

スポーツ界や芸能界で一攫千金?
有名大学からの有名企業?
急上昇はダンス!

でも色々やるには親の方の覚悟が必要。
時間や経済力や、知識やら。
もしかして自分の子に何かしらの才能や能力があるのなら、
見つけたいし伸ばしたい。

うちには男女二人の子供がいて、
共通して習わせていたのはピアノだった。

上の男の子は他に水泳とサッカー、
娘はバレエ。
英会話とそろばんもさせたかったけど近所になかった。
(金銭的にもムリ‼)

ここからは我が家の事情、
柱の影からじめっとした話。

うちは転勤(転校)が多かった。

だから習い事を継続させるのは大変だった。
ピアノ教室は近所にあったのに、
引っ越し先で紹介された同じ系列の教室は遠かったし、
三歳から始めたバレエは楽しく通っていたのに、
新しい所は大所帯でなかなか名前を覚えてもらえなかったり。

だいたい途中参加の子って馴染むの難しいよね…
うちの子たちは大人しいタイプだし。

サッカーではコーチの見ていないところで陰湿な事されたし、
バレエは自分だけ知らない動きがあって怒られたり。

習い事で自信を付けてほしかったけど、
我が家では逆になっていた。

夫は、息子に過度な期待をしていた。
サッカーで。
普段見ていないくせに時々スパルタ教育をする。
止められなかった。
口を挟むと余計意固地になる。
見ていられなくて目をそむけたこともある。
ここで謝っても仕方ないけどごめんなさい。

それでも息子はサッカーを心底嫌いにはならなかった。
今でも時々一人で観戦に行くと聞いて、
母ちゃんうれしかったよ。

でも、息子の武器は‘頭脳‘だった。
いや、
一人ぼっちの休憩時間を埋めてくれたのが勉強だった。

彼はサッカーを辞めることを父親に告げずに、
東大受験に舵を切った。
てか、その頃私たち夫婦は彼のモラハラや不倫で別居中だったので、
伝える義理もなかった。

彼が東大に受かったと知るや夫は、
急に家族にすり寄って来た。

すぐに合格祝いの場を設け、
疎遠だった親や親せきを集めた。

娘はその父親の姿を見て恐怖を覚えた。
私も「何者か」にならなければならない。

娘の話はまた後日。







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