萩原珈琲の文庫室
4代目・萩原のコラム。コーヒーに縛られず、自由気ままに書いていきます。 ※不定期更新
訪問したお店(喫茶店)で感じたことを記録し、取り貯める本棚。 喫茶店での出来事や感じたこと、見たことを主観的に記録していきます。
期間限定コーヒーや企画。イベント出展などの記録のための本棚。 企画ができた背景、企画の楽しみ方など。イベント情報や、出展の感想などを記録しています。
萩原珈琲の珈琲豆を種類別に記事化。とりためた本棚です。代表的な豆から、陰の立役者支まで。少しずつ、全種類掲載できればと思います。
色んな豆を色んな方法で淹れて、感想を記録した本棚。 お店やご家庭でお待ちの器具が異なりますよね。ある程度の要素を固定しつつ、酸味系や苦味系、あっさりからしっかりまで。それぞれの感想を主観的に、時間をかけてレシピを増やしていきます。
毎日、机の上を綺麗にする。 当たり前なんですが、それを維持することが難しい。でも、めちゃくちゃ小さなルール4つ決めたら、机に何もない状態で帰られるようになりました。 ① 隣席の境界線に転がりやすい玉を置く →玉の位置を乱さない ② コップサイズの小さなゴミ箱 →いる要らないをその場で判断する →入らないものは即処分 →小さい、またはちぎれば入るものだけ入れる ③ 帰宅前にパソコンを引出しにしまう ④ 帰宅前の最終の形を決める →PCプラグを土産物の車にさす ①~③
// 岡山県井原市から中学生♪ 近年の修学旅行では、環境や生産の仕組みについて学ぶ時間があるようです。萩原珈琲って、SDGsについての仕組みをどのように取り組んでいるの?そんなテーマで、神戸訪問の際に私たちを選んで頂きました。 当然、コーヒー焙煎をしているのですが、最も分かりやすいことは、焙煎のエネルギーが「100%国産の炭」ってところです。 この8年間取り組んできたことが、ゆ~っくり認知されはじめ、県内外の「中高生・大学生」にお越しいただくことも増えてきました。生徒や
開くお店もあれば、閉じるお店もあります。 何十年も続けてこられた喫茶店。もはや地域の文化ですね。そんなお店の閉業のご挨拶に行きました。 どんなに忙しくても、明るくお話してくださる従業員のお二人。シフト上、休憩もままならない環境で一生懸命、最終日までお客さまのために!と続けてこられていました。 この度、お店はクローズしてしまいますが、お二人の気持ちや姿勢に、お客さまがお応えしていくシーンに出会いました。 ・本当にお疲れ様 ・もうあなたの珈琲が飲めなくなるなんて ・花束2
CEOの萩原です。 仕事がら、週末に妻から「○○に合う珈琲淹れて♪」と言われることが多いのですが、迷うことも多いんですよね。 今日はひな祭り翌日ということもあり、朝食にさくら餅が出てきました。コーヒーと飲み合わせるとき、さくら餅で意識したいのは次の2点。 ①上品な桜の葉香り ②あんこの強い甘味 どちらにコーヒーを合わせるかがポイントなんですが、せっかくの季節感。「桜の香り」を活かそうと思います。大まかに、次の設定をしてみます。 ①あまりボディー(重厚感)の強くないもの
秋のブレンドが終わった。 秋終盤は「日本の秋」と言うよりは「ハロウィン色」が強い。中秋の名月・お月見も、これくらい関心がもたれるといいな。と思いながら、ハロウィンブレンドを作った。前述(ハロウィン記事)の通り「遊び」を中心に味の七変化!を実現させるためのブレンド。実は4種類の生産国から作られている。 11月1日からの「冬のブレンドコーヒー」を始めるにあたり、トリッキーなハロウィンとは真逆の「安定感」「安心感」を求めるブレンドを作ることにした。そして、ハロウィンブレンドに用いた
飲むたびに味が変わる。 そんな不思議なブレンドコーヒー。 ブレンドコーヒーの基本的な作り方は「飲みやすくする」。① ある特徴的な風味の豆を多くいれて、その香りを残しながらクセを弱める。 ② 混ぜる豆の種類を多くして、個性を打ち消し合い(補い合い)飲みやすく仕上げる。なので、ある程度風味が安定します。 さて、今年のハロウィンブレンドは… 一杯ずつ豆を挽いて淹れると、実は毎回香味が変化するように設計されています。お鍋の具材をお玉ですくう。そのときに、いつも均等に具材を取ること
秋のほっこりブレンド2022のイラストが届いた。2020年から地元神戸市灘区のイラストレーター minfactoryさんに手掛けて頂いていた3部作。きっかけはコロナ感染症による経済の機能停止。それぞれの人が抱える苦しみ、もやもやした気持ちをイラストとコーヒーを通じて「ほっこり」できないかなぁ。そんなふわっとした依頼から始まった。 一年目(2020)は、未知のウイルス「新型コロナ感染症」。 移動も制限され、人々が出会うことすら叶わない。遠くはなれた「誰か」を思いながら、草むら
昨年の春(2021年)。東京の展示会に出展した際、「ヴィーナスフォート」アウトレットショップで靴を買いました。紺色のシンプルなデザインでひと目で気に入ったのですが、何よりも価格が2,700円。足の幅に対し靴の作りが少し狭いのですが、価格を考えると全く苦にならず我慢できるものでした。 1年後、長崎に出張で掛けた際に大雨に打たれ、靴底にも穴が開いていた初号とはお別れをしました。そして長崎駅前のショップで、再び同じメーカーの2号を格安で手に入れました。初号と同じく、2号もやはり足
気持ちを言葉に変える。それは、声だけじゃなくて、手書きの文字に変えてもいいのかもしれません。デジタルな時代だからこそ「読み返せる」「残すことができる」のかもしれませんね。もらった人が、どんな場面でどんなふうに時間を過ごすのか。そんな幾通りもの場面を想像しながら、地元の方たちにご協力を頂き商品を作りました。 神戸市灘区出身 イラストレーター おすし@コバヤシさん 今年も期間限定で発売する「窓辺のカフェタイム」。タッチ数の少ないイラストに、作者や私たちの想いが詰まっています。
自分の起源の50%は神戸で、残りの50%は鳥取県日南町だ。農業と林業が中心で自然豊かな町。母が6歳の時に祖母がなくなり、男手ひとつで育った影響からか、幼い頃から何度も通った町。 20年余り前に亡くなった祖父の家は空き家で、現在もたまに空気入れ換えに行く。江戸時代からの建物で、母屋、 馬小屋、 囲炉裏、釜戸、五右衛門風呂。もちろん便所は「はなれ」だ。屋号が代名詞のこの集落では、私のことを「○○屋の孫」と呼ぶ。田畑の手伝い・川遊び・ハンザケ・蛍・花火大会。そしていつかの小学校の
正直、コーヒー豆焙煎卸業を本業としている私たちが、バレンタインという色の濃いイベントの日に選ばれる確率は低い。そんな中で、毎年「遊び心」を取り入れながら「#喫茶店に行こう」をテーマに社員企画を採用している。 ■まるでチョコのようなバレンタインブレンド 子どもの頃、おにごっこをしているときに、「ひとり3機な!3回タッチされたら終わりな!」と言っていたのを思い出した。ファミコンが流行っていたころで、命の代名詞として「機」を使っていた。そこで、社員にも本気でブレンド設計してもらお
東大阪を訪れたとき。 かねてから、営業担当より「東大阪行ったら、このお店でエビフライカレー食べてください」と伝えられていた。 機会あって、いざ店内にはいる。創業54年の老舗。外観、内観ともに文字通り「純喫茶」。緑ともグレーとも言えない、レザーの椅子が年期を語る。 カウンターに座ろうとしたら、奥さんが「テーブルにしぃ、その方が落ち着くやろ」の先制パンチ。そう、私がこのお客様を訪問するのは、今回がはじめてなのだ。一定の距離感を保ちつつ、エビフライカレーとホットコーヒーをオーダ
神戸市中央区、山手のバス道を走る。少し入り込んだ場所に、月日の経過を感じる小さな「喫茶店」がある。お取引してから30周年のご挨拶に伺った。 「30周年ですね!いつも、ありがとうございます!」とご挨拶すると、少しの間が空いた。「そうやったっけ?忘れとったわぁ!」と大笑い。そして、「前はちゃうとこで店しとったから、合わせたら50年やなぁ」。常連のお客様も「えっ、50年?」と驚く。 「こんなちっちゃい店、来んでもええのに」と笑顔で話し、いつもとは違うロイヤルアルバートのカップで
コロナ禍のもと、昨年のほっこりブレンドは、餅つきをやめたうさぎ(月)を眺めながら、自分の居場所を見つけて、自分の時間を楽しもう。というテーマだった。 そして、2021年 秋のほっこりブレンド。今年もやはり、コロナ禍で外出制限などが強いられる中、どんなテーマにしようか?と考えた。「去年が草むらで外カフェ」なら、今年は「まちなかで、外カフェ(ベランダ)」かな? この二人が、別々の場所で、同じ空を見ながらコーヒーを飲んでいる。それは、どちらかがプレゼントしたコーヒーでもいいし、
父の日に、特別なことをした記憶がない。そして、父になっても同じく。「いつも、ありがとう」も何か言いにくいし、そもそもこの日に限って、何かをする、も照れ臭い。 父の日の企画会議は停滞。らちが明かないので、「父の日にギフト」をテーマに、ディベートにかける。メッセージカード?いやいや、そもそも書くか?ギフトに添えれば?もはや父の日にギフトのハードルw そんな矢先、大学生の子をもつ社員が一言。 缶ビール1本、「はいっ」て渡されるだけでも嬉しいけどな…。照れてる場合じゃない。父の日
先日、SNSでアイスコーヒーについてのアンケートを取った。「がっつりレトロ系」と「爽やかモダン系」。結果は、予想通りがっつりレトロが約75%と圧倒的得票数だった。納得感と同時に、4人に1人はあっさり、爽やかに飲みたいんだな、とも思った。 そこで、前年に引き続き、今年も「モダン系アイス」を作り、レトロ系 vs モダン系の「夏の合戦」を開催することにした。 本命 レトロ系 アイスコーヒーと言えば、やっぱりキリっと苦味、重厚感が欲しい。ロングセラーの萩原アイスブレンドは、苦味ど