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【号外1】萩原珈琲のブレンドは、2つの系統?

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昭和レトロな手法で混ぜられたクラシック系。生産国の個性を活かす配合、オリジナル系。それぞれのブレンド系統の誕生背景や時代背景が描かれています。
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萩原珈琲の「ブレンド」。実は2つの系統。その① クラシック系ブレンド。

萩原珈琲のブレンドには、大きく分けて2つの系統がある。1つは、昭和から続くクラシック系。そして、もう1つが近代的な手法で配合しているオリジナル系だ。今回は、前者「クラシック系」について、その誕生背景や特徴をご紹介。 ■ 昭和喫茶ブームを支えてきたブレンド。 補い合うブレンドという言葉がぴったりのクラシック系ブレンド。戦後間もなくの昭和時代。入荷する豆の品質が不安定だが、そもそも供給自体も不安定。そんな中で、「特定の生産国の個性」を引き出そうとすると、同時にブレンドまで不安定

萩原珈琲の「ブレンド」。実は2つの系統。その②オリジナル系ブレンド。

萩原珈琲のブレンドには、大きく分けて2つの系統がある。1つは、昭和から続くクラシック系。そして、もう1つが近代的な手法で配合しているオリジナル系だ。今回は、後者「オリジナル系」について、その誕生背景や特徴をご紹介。 ■ 現在の萩原珈琲を支えているブレンド。 豆の種類をたくさん混ぜて、互いに補い合うブレンドという言葉がぴったりのクラシック系ブレンドに対し、このオリジナル系ブレンドの最大の特徴は「個性を活かす」配合になっている。これは、豆の品質や供給が「安定的」に入荷されること