Hafer

ドイツ在住の南ドイツパン職人。 現在は休職中。 2009年〜2012年パン職業訓練 2…

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ドイツ在住の南ドイツパン職人。 現在は休職中。 2009年〜2012年パン職業訓練 2012年Geselle取得 2020年〜 マイスター試験獲得に向けて勉強中

最近の記事

玉ねぎケーキと新しいワイン

段々と日が暮れるのが早くなり、朝晩が寒くなってきたドイツですが、この時期によくレストランやパン屋さんで見かけるのが玉ねぎケーキ(zwiebelkuchen)。このケーキとセットで飲まれるのが、新しいワイン(NeuerweinまたはFederweisser)です。 玉ねぎケーキの中身はもちろん玉ねぎ、ベーコン、キャラウェイシード(人によっては嫌いな人がいるので、キャラウェイなしの玉ねぎケーキも時々売っていたりします。)。この玉ねぎケーキを食べすぎるとおならが出るともよく言われ

    • ドイツで入院生活(手術&入院生活編)

      前回入院直前まででしたので、今回は手術&入院編です。 手術自体は何事もなく終えたのですが、その後いい経験をさせて頂きました。では、手術編。 入院する部屋に案内されて、ベッドや周辺機器の案内。前日に座薬を入れたことと、前日の22時以降何も食べていないことを確認されあとはベッド待機。途中手術服と圧着ソックスへの着替え指示を受けました。手術服は全裸に網パンツに生理用の大きいナプキンを添えたものと割烹着のような緑の手術服(もちろん背中側は大きく割れている。。)でした。 私は朝の

      • ドイツで入院生活(発覚編)

        今まで健康体で病院のお世話になったことが自慢だったのですが、2017年秋それは突如として訪れました。 2017年10月14日、仕事を無事終えて電車でダルムシュタットへ。というのも、Schwaenisch Hallで友達になりシェアハウスでともに過ごした友人が結婚することとなり、独身最後の女子だけパーティー(junggesellenabschied)をするためでした。 ※ヨーロッパでは結婚前に親しい友人とともに新郎新婦それぞれ分かれて独身最後のパーティーを開きます。このパー

        • ドイツの確定申告

          何かと面倒な確定申告。日本では企業に勤めていたら会社がすべて行ってくれますが、ドイツは個人申請。これが面倒で職業研修時代(パン弟子時代)は確定申告していませんでした。今思うと後悔。(ドイツの確定申告は毎年7末締め切り) 3年前に初めて確定申告を行ったのですが、一度すると特別なことがない限り前年度と一緒なのでとても簡単。私は毎回Web申告しています。 一時期引越しで無職の時期があったのですが、この時期税金がたくさん返ってきてくれました(本当にこの時期助かりました) 必要と

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        • ドイツで入院生活
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          独断と偏見による私のおすすめ&行ってみたいドイツのパン屋さん

          お久しぶりです。前回の投稿から間が空いてしまいました。今回は私の独断と偏見によるおすすめのドイツパン屋さんの一覧です。 そのほかにも素敵なパン屋さんはたくさんあるので、見つけ次第この記事は更新していきたいと思います。 お勧めパン屋その1 Krimmers Backstube - Schwänisch Hall(Untermünkheim) 今までで働いた中でとても若いシェフなのですが、とても素敵な方で経営者としてもパン職人としても尊敬する方です。私が辞めた後もすごく

          独断と偏見による私のおすすめ&行ってみたいドイツのパン屋さん

          ドイツのパン職人〜労働環境2〜

          昨日のニュースで面白いテーマがあったので記事にしたいと思います。 ここのシェフは結構最近メディアで取り上げられててパン業界でも有名。と言うのも、経営者は確かパンの職人経験なしでこのパン屋を開いた異色の経歴の持ち主(だったはず) 私がこの方を知るきっかけになったのは以前働いていたパン屋さんに、この方のお店で働いている職人が修行として短期で一緒に働いていたから。 ここのパン屋の凄いところは動画でも説明しているけれど、夜勤がなく始業時間も他の人と変わらない所。 やっぱり、ド

          ドイツのパン職人〜労働環境2〜

          私の好きなドイツパン

          今日は私が好きなドイツパンをご紹介したいと思います。 私は今まで南ドイツにしか住んだことがないので、選択が偏っています。その部分はご了承ください。 あと、オススメがあったら教えて頂けると嬉しいです。 オススメその1 南ドイツでよくみられるパン"Seele" 水分量が多いパンでモチモチした食感が特徴です。パン屋によっては色んな味があったりします。日本人に好まれる味ではないかなと思っています。 このパンは今までバイエルン州、バーデンヴュルテンベルク州で見かけたことがあり

          私の好きなドイツパン

          ドイツのパン職人〜労働環境〜

          今日は私のドイツパン職人(弟子期間やお試し就業を含めて)の経験を皆様に共有させて頂きたいと思います。 私は日本でパン職人として働いたことは1度もありません。なので比べる事が出来ないのが残念です。 ドイツではパン職人の弟子になる前に5つのパン屋さんでお試し就業を体験させて頂きました。この期間はそれぞれ。1週間だったり長いところでは3ヶ月体験させて頂きました。 パン職人になるための修行と職人として1つのパン屋さんで働き、その後職人として3件のパン屋さんで働いた実績があります

          ドイツのパン職人〜労働環境〜

          私のドイツパン修行経験〜Ausbildung編

          私経験を少し皆様に共有させて頂きます。 ドイツのAusbildung制度は基本的に3年です。しかし長年パン職人になれなかった私は年齢的にも焦っていたのでしょう。短大卒業証明書をドイツ語に訳してAbiturを持っていると言うことを証明し、2年制から編入させてもらいました。 後々後悔するのですが、十分なドイツ語やドイツに関しての知識もなく職業訓練校のパン科2年生になったのです。当然授業にあまりついていけず。 話は前後しますが、ドイツのAusbildung制度は週に4回パン工

          私のドイツパン修行経験〜Ausbildung編

          自己紹介

          あまりnoteのことを知らない初心者ですが、記事を通して友人ができればと思い登録しました。 私が初めてドイツに来たのは2004年の春でした。ワーキングホリデー制度を使い、住み込みお姉さんとして1年働きました。 その時、ドイツパンに興味を持ちAusbildung(職業訓練)を決意。も、当時は失業率が高かったドイツ。パン職人のAusbildungでさえ外国人の私は受け入れてもらえなかったのでした。 それでもドイツへの愛は冷めることもなく、日本で仕事をしつつ休暇は長期休暇を頂

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