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ドイツのパン職人〜労働環境〜

今日は私のドイツパン職人(弟子期間やお試し就業を含めて)の経験を皆様に共有させて頂きたいと思います。

私は日本でパン職人として働いたことは1度もありません。なので比べる事が出来ないのが残念です。

ドイツではパン職人の弟子になる前に5つのパン屋さんでお試し就業を体験させて頂きました。この期間はそれぞれ。1週間だったり長いところでは3ヶ月体験させて頂きました。

パン職人になるための修行と職人として1つのパン屋さんで働き、その後職人として3件のパン屋さんで働いた実績があります。私が働いてきたパン屋さんはどれも工場という大きな所でなく、 個人経営者のシェフが自分も働きながら社員10名前後で経営している小さなパン屋です。​

まずは就業時間について。

これは小さなパン屋だと4時から12時が多かったです。みんなほぼ同時に出社し同時間に退社。

少し大きなパン屋になると、シフト制になるので遅い時間だと前日の23時から朝7時までとか、ただそのシフトが続く時もあれば、朝7時から15時の遅番の次の日が23時の早番と言うシフトの日もありました。

今私が務めているパン屋は、ショウウィンドウがあるパン屋で外からお客様が自由にパン製造を見ることが出来るパン屋さんなんです。(日本では普通ですが、ドイツではこのスタイルのパン屋さんはまだ凄く少ないんですよ)

しかも小さなパンやバケッド類は焼き立てを提供するのがコンセプトなので、日中パン職人がいるお店です。(大体のパン屋はパン職人が午前中までにその日のパンを作り上げて午後には居ないパン屋が多いと思います。ブレーツェルなどのパンは、なくなり次第パンの売り子さんが焼く所が多い)

今の職場は同じくシフト制ですが、早番で4時遅番で11時という感じです。

どこのパン屋も就業時間は7時間半から8時間で残業はほぼほぼないのですが、あったとしても3時間ぐらいしか働いたことがありません。

お給料ですが、これもピンキリで経営者によります。弟子時代は手取り200〜500€(私の時はで、今はもっと良い手取りになっていると思います)

職人になってからは時給10〜15€の間だと思っていただければ。これに深夜手当や祝日手当が付けば、結構手取りは増えるのですが、なかなか最近はこの手当頂く機会が無いので貧乏です(苦笑)

あ。忘れていましたが、お試し就業の場合はお金を頂いたことはありません。無給でしたが、朝食のパンを頂いたりしました。

基本月曜日から土曜日までの中での週5就業で、今のパン屋さん以外は土曜日は午前中まででした。ドイツのパン屋さんは基本日曜日完全休業です。

基本的な労働環境についてはお話できたでしょうか?何か疑問などありましたら、コメント頂けると嬉しいです。

それでは bis morgen!

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