ドイツで入院生活(手術&入院生活編)

前回入院直前まででしたので、今回は手術&入院編です。

手術自体は何事もなく終えたのですが、その後いい経験をさせて頂きました。では、手術編。

入院する部屋に案内されて、ベッドや周辺機器の案内。前日に座薬を入れたことと、前日の22時以降何も食べていないことを確認されあとはベッド待機。途中手術服と圧着ソックスへの着替え指示を受けました。手術服は全裸に網パンツに生理用の大きいナプキンを添えたものと割烹着のような緑の手術服(もちろん背中側は大きく割れている。。)でした。

私は朝の8時にはついていたのですが、手術に案内されたのは12時過ぎ!お腹が減ってとてもつらかったです。入院する部屋は3人部屋で、日本のようにカーテンの仕切りはありませんでした。(これが入院生活で一番きつかった。。。)私のほかに、70代ぐらいのおばあちゃんと50代ぐらいの女の人がルームメイト。おばあちゃんは優しそうな感じで、50代の女の人はちょっと話しかけにくい雰囲気。

ルームメイトも気にはなりましたが、この時は手術前の緊張と空腹でいっぱいいっぱいでした。12時を大きく過ぎたころ、やっと看護師さんがきて移動。(もちろんベッドごと)寝ながらの移動はなんか変な感じでした。

オペ室前につくと手術台に自分で移動。そして麻酔をしてあっという間に暗闇へ。気が付いたのは手術後の回復室?らしき場所でした。

その後、意識が朦朧としつつ入院する部屋へ戻されました。その後は体力を回復するように一晩寝ていました。


手術から一晩明けてようやく自分の状態を確認。お腹から管が出ている状態でした。朝食前に看護師さんの血圧と体温測定、その後朝食でした。

ドイツの病院食、まずいとは聞いていましたが、本当にまずい。パンがあそこまでまずいとは。。。一番まともだったのが昼食それ以外はあまりおいしくありませんでした。朝食を食べた後、お医者さんに呼ばれて手術の経過を説明されました。無事手術は成功したことと細かい説明を聞いた後は、長い入院生活に入ります。

1日目お昼過ぎたころから異変は始まりました。同室のおばあちゃんも似たような手術をしたみたいだったのですが、痴呆が出てきているのか、術後経過するごとにひどくなってきて、事あるごとに看護師さんを呼ぶ→なかなか看護師さん来ない→意味わからないことをしゃべりだす。このループの繰り返し。同室の50代の女性はやばいと感じたのか、看護師さんに相談して個室へ変更。私はおばあちゃんと2人同室となりました。

次の日もおばあちゃんの痴呆は進み、自分が手術したことも忘れているようで、お腹から管がついているのにそれを気にせずトイレへ行こうとしたり。。。見ているこっちがハラハラさせられました。

相変わらず看護師さんをナースコールで呼ぶのですが、看護師さんがなかなか来ず、ついには寝ている私を起こすようになってきました。

なので、おばあちゃんの介護役に(涙)

入院1日目か2日目にお腹の管は外してもらってはいましたが、私も術後なのに。。。。と思いつつおばあちゃんの介護をしていると、看護師さんがようやく気が付いて「あなたも患者さんなのよ!こんなことしなくていいの!」と言っていただけました。でも、おばあちゃんナースコール押しているのに来ないじゃん!と言いたかったのですが、言いたいことをあまり言えない自分。ここで号泣。その後、病室をやっと変更して頂きました。(違う三人部屋に)

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写真の右側に私のベッド。左側2つにベッドが来る感じです。病室を変えてもらってすぐ同室の二人は手術に行ってたので、そのときの写真です。

手前にカーテンが見えますが、これは洗面台にあるカーテン。なぜここだけにあるのかは謎。洗面台の向いの右側には鍵付きのロッカーがありました。


術後1週間入院してましたが、一番きつかったのが同室のおばあちゃん、食事でした。入院中、心配してくれた日本人の方が日本食を差し入れに持ってきてくれたのはとてもとても助かりました。

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なんだかんだあった入院生活でしたが、無事手術は成功して手術1か月後には職場へ復帰できました。さて。気になるドイツでの手術代ですが、なんと!入院料金1日あたり10€のみでした。約6日の入院だったので合計60€でした。

今後もし入院することがあったら高くても個室がいいと思ったのですが、いくらかかるか不明。。。でももし機会があれば次は個室にしてレポートしますね。(多分来年1月に入院するかもしれないので。。。。)

今日はここまで!それではBis dann!

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