短歌_1125
この一週間でもいろいろと短歌を詠んだ。
仕事の休憩中、散歩しながら、寝る間際、いつ言葉が浮かぶか分からないので、最近はずっと手元にスマホを置いて、メモ帳アプリの恩恵を受けまくっている。
日々しんどいと感じることも多いけど、こうして短歌を詠んだり詩を書いたりしている時は、少し幸せを感じられる。
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照れるからサイレンサーを取りつけて声を出さずにハートを撃った
風穴を開けても光とどかないのなら黙ってもう一度撃つ
薄青に白い翼を広げては風に任せて遊覧飛行
文豪の名前連ねて生み出したメールアドレス誰にも言えず
暗い部屋のなかで文字を置く場所は手に収まった四角い光
風に舞うその身に陽射し集めては躍動感を増してく枯れ葉
いなくても仕事まわるの分かるから明日休んで寝ていいですか?
さっきからずっとニートになりたいと思い仕事をしてる祝日
知りたいと知りたくないを置き直し今日も心のバランス保つ
見えているもので世界はできてると子どものころは思い込んでた
夢ならば距離を無視して会えるからほんとはずっと眠っていたい
足裏を伝う感覚歩くたび変わる楽しい道路の雑さ
ひたすらに考え続け気づいたら見たこともない景色に出会う
想像を超えた小さな営みに気づきたいから一歩踏み出す
たらればを言ったところで変えられることはなくても思考は戻る
傷がある嘘の言葉を読み合わせ一行ごとに消しゴム添える
救いたい救われたいが同居する心の暖炉に薪をくべる
目の奥に濁る光が作り出す想いの影に気づくのは誰
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