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アウトサイダーアート

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  • アウトサイダーアート

  • アウトサイダーアーティストによる自身の絵画解説

    アウトサイダーアートは少なくとも内側に向かって描くもの。 アウトサイダーアートは見せるものではなく見えるもの。 ・絵が出来た時、又は今何が見えるか。 ・制作過程で覚えていること。 この二つを中心に解説します。

  • 人間風情が

  • 2012年のひきこもり

  • 30歳になっても僕は子供のまま

最近の記事

絵を描く前の文章と描いた後

自分の中の暗い気持ちがある。弱い部分の自分。何かのトリガーが引かれると、それが出てきてそれはだいたいいくつかの事柄に関係することだと理解もしている。そのことを時間を重ねることによって、慣れて行き頭で何度も解決法を考えたり、できる限りのことを試みることによって、気持ちがましになったり刺激を弱くすることができていたんだと思った。解決というよりはどちらかと言うと強がって何とかしていた感じだった。弱い部分の自分に目を向けてその自分が表に出るようになると、ふいに麻痺させていた刺激を強く

    • 2024芸術現代芸術僕主観客観とも君

      表現は自分が自分だと言うことを伝えることなんだとわかった気がした。自分が自分だと言うことは、最初からそうだったんだと言うこと。それを今できるやり方でやっているということ。僕は社会的コミュニケーションが苦手で、2016年から絵を描いてSNSに投稿することを続けている。絵はそのまま始められる。思ったままのことを行動に移せる。言葉ではできない。社会の中でもできない。まず考えて、それがおかしくないか、間違ってないかを頭で何度も何度も確認して、自分で作った道を何回も往復するみたいにしな

      • 芸術日記

        僕は自分の芸術をアウトサイダーアートと定義している。理由は生の芸術だからだ。 しかし、自身のアウトサイダーアートを整理し言葉によって説明することで、現代アートとして表現することはできるかもしれない。 例えばインスタレーション作品として表現する。 その場合、制作の意図について言葉で完結にまとめる必要がある。 目に見えないものとは、曖昧なので一言で表現する。 意識とは主観的なものだ。 意識は外から見ることはできない。 意識の実在を裏付ける客観的な検証方法が存在しない

        • 「とも君」:アウトサイダーアーティストによる現代アート作品

          作品タイトル「とも君」 制作年 2023年 素材 紙 セロテープ 写真 サイズ 縦20cm 横25cm 高さ36cm 作品コンセプト 作者が描く絵は、作者自身の主観や感覚によって描かれているので、それを言葉や技法によって他者に説明することができない。 なので作者は自身の制作するアートをアウトサイダーアートと定義している。 作者にとって現代アートとは、他者に向けて作品を説明する必要があるものだと考えている。 作者が現代アート作品を制作する理由は、作者が作者自身のアートを

        絵を描く前の文章と描いた後

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        • アウトサイダーアート
          24本
        • アウトサイダーアーティストによる自身の絵画解説
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        • 2012年のひきこもり
          15本
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          11本
        • 東京に居たこと
          18本

        記事

          ChatGPTと話して閃いたアウトサイダーアーティストが作る現代アート作品のアイデア

          前回の会話から、アウトサイダーアートや現代アートというよりも、自分自身が自分の作品をどうとらえるか、自分と他者についてどう考えるかについて整理することになった。自分の作品と自分の気質は繋がっていて、アウトサイダーアートとは主観による基本的に説明できないもの。現代アートとは他者がいて説明を要するものと考えている。 そもそも僕は芸術は自分が思ったことをすれば良いと思っていて、実際にはそうではないという壁を実感して、そこからまず自分の作品をアウトサイダーアートだと定義して、現代ア

          ChatGPTと話して閃いたアウトサイダーアーティストが作る現代アート作品のアイデア

          ChatGPTに自身のアウトサイダーアートが芸術として評価される方法を聞いた

          まず自分の作品をアウトサイダーアートだと定義した上で、アウトサイダーアートについて、そして現代アートとの違いなどを聞いていくことになった。以下は質問と回答をまとめたもの。 ■アウトサイダーアートとは アウトサイダーアートとは、正式な芸術の形式に属していない、個人的な創造に基づくもの。主として精神的、社会的な障害を持つ者によって作られる専門的な技術や教育を必要としないもの。 アウトサイダーアートの歴史は二十世紀初頭、精神疾患を抱えた人たちが隔離されていた病院や施設で自己を

          ChatGPTに自身のアウトサイダーアートが芸術として評価される方法を聞いた

          リゾームバーム

          夢の中に「リゾームバーム」という言葉が出てきた。それは自分が作っているアニメのタイトルで、動物がたくさん出てくる物語だった。小学生の頃観ていた「はれときどきぶた」に雰囲気が似ていた。 リゾームという言葉は根茎という意味らしい。哲学的な意味として中心がないもの、始まりも終わりもないものという使い方もするらしい。バームは鎮静剤や慰めになるもの。ドイツ語だとバウムクーヘンのバウムで木を意味する。 ではリゾームバームとは何だろうか。始まりも終わりもない癒し?中心のない木?根茎の鎮静

          リゾームバーム

          絵を描くことについて

          無意識の中に在るものを意識の中に在るものにしたいという内的衝動に動かされる理由から、言葉になる前の状態で絵を描き始めます そこから生まれる見かけ上の無意味さを意識の目によって照合し、秩序立てることを通して、自分の意識に相応しているが自分の思考では達することができない意味が現れます 無意味なものから自分にとって意味あるものが現れるという創造を通して、目には見えない実在を感じること

          絵を描くことについて

          英語の悪口は褒め言葉に見えてしまう

          インスタグラムのショート動画であるリールは、投稿するとよくわからない仕組みによって物凄く再生されることがある。たくさん再生されるとそれに比例して今まで見たことのない人からいいねされたりコメントを貰うことになる。 このリールは即興的に描いた絵を編集で切り貼りして完成までの過程をまとめたのだが、英語でコメントが来た。 ちなみに僕は高校まで英語を勉強したけど当時からかなり苦手意識があって、今となっては単語もほとんど忘れてしまって本当に何となくしかわからない。 グーグル翻訳をす

          英語の悪口は褒め言葉に見えてしまう

          確率と創造と絵について(自然なオリジナリティーと順位、人による価値と人ではないものによる価値)

          絵を描く時、僕は無意識を使って描く。無意識とは何かと問われても、それが何か上手く説明できない為、実際には何も考えないで描くと言った方が簡単かもしれない。けれど、何も考えないで描くことをしたいから絵を描くというよりも、何も考えずに描いている途中に、何かがあることに気づくというプロセスに意味を感じるから描いている理由の方が正しいので、その何かを無意識と表現している。 2016年から独学で絵を描いているが、一貫して無意識と意識を使うというプロセスで描いている。つまり、無意識の中に

          確率と創造と絵について(自然なオリジナリティーと順位、人による価値と人ではないものによる価値)

          自己防衛と絵

          僕の行動にはほとんどの場合、自分防衛が入っていると思いました。 その理由は傷つくのが怖いからだと思います。 僕は傷つきやすくて、その時に感じる苦痛に弱いと思います。 傷つく理由は自分の想いが上手く伝わらなかったと感じた時、誤解されたと思った時、それによって相手を怒らせてしまった時、それによって返ってくる反応だと思います。 問題なのは、傷つかないよう自己防衛をすることによって苦痛を感じないように努力していたことだと思います。 自己防衛によって傷つく可能性を回避したり苦

          自己防衛と絵

          二重見当識と絵

          幼い頃から物事を深刻に考えすぎる癖がある。 それは恐怖のせいで、それは死や孤独、それらに付随するあらゆる不安によるもの。 「I」B4 paper 2021 深刻さからの解放のために必要なものはその深刻さだ。 自分が感じられるものしか感じられない。それが原因であり、救いでもある。 絵を描くことは非現実的な行為だ。絵を描くことは無意識と関係している。 つまり絵を描くこととは二つ目の見当識を持つことだった。 それは逃避ではなく、二つの見当識は互いに影響し合うべきだ。

          二重見当識と絵

          アウトサイダーアートの視点から

          私の頭の中にいるあなたと実際のあなたはおそらく同じではないだろう。しかし、現実のあなたがどれだけ本当のあなたであるかということと、私の頭の中にいるあなたがどれだけ本当のあなたでないかということはとても曖昧なものであり、ましてや私自身が私の頭の中を通してしかそれを見ることができないのだからなおさらだ。 テレパシーというものがあるとすれば、それは言葉を交わさずに会話ができるという意味だけではないのかもしれない。例えば私の頭の中のあなたと私の会話と、あなたの頭の中の私とあなたの会

          アウトサイダーアートの視点から

          つおーん

          めっけめけやに、つおーん めずらつおーん つおーんとは机の下で使う言葉。そこから立ち上がる時に背中をぶつけて、屁が出た時に使う言葉、つおーん 決して言ってはいけない、こんにつおーん 全裸じゃなく、スーツで言うべき言葉、つおーん 煩わしさと緊張感は、さすがにつおーんでも消えない つおーん

          つおーん

          after cake

          選ばれた作品を晴れた日に見直し、将来にわたって鳥瞰すべく、ご紹介します。 多岐にわたる小さな小さな銀幕の中からいたる、古今東西のわすれなぐさ。 .記憶 .成り立ち .種類 .こころ すぐにあの海思い出す。

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          メゾンドモナド

          僕は生まれた時、へその緒が首に巻きついていて顔が真っ黒だったらしい。それを見たおばあちゃんは、母親が黒人男性と浮気したのではないかと思ったらしい。 僕が生まれた時、実家の賃貸マンションでは犬を飼っていた。名前はイブと言った。ほとんど僕と入れ替わりのような形でイブは親戚の家に引き渡されたらしい。 イブのことは知らないけれど、壁に掛かっていた小さな写真に白い犬が写っていたことを覚えている。 四歳の時に父親が小さな箱に入った仔猫を持ち帰ってきた。そこには可愛らしいアメリカンシ

          メゾンドモナド