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勉強の効率はいくらでもあげられる。勉強してない子供は実は”えらい”・”すごい”かもしれない。

こんにちは。第7回となります。今回は、前回の続きとなる「重い腰をあげるために親がすべきこと」の続きをお届けします。

~勉強している姿が多ければ多いほど、親は安心してしまう~
中学2年生の冬ごろ、私は平日部活が終わって帰るとテレビを見てすぐに寝てしまう、そんな日々が多々ありました。さてこんな子供をみたら、中学生や高校生の親御さんはどう思うでしょうか?「大丈夫なのかな。」そう思い、声を掛けたくなる人が多いのではないでしょうか?しかし、当時の私はこのようにルールを決めていたのです。木曜日と金曜日のゴールデンタイムに見たいテレビがあった私は、月・火・水は帰って宿題をかならずその日中に終わらせる。木曜日は部活がないから、休憩の日としてとにかく好きなことをする。木曜にでた宿題は金曜日、学校に朝早くいって、自習室で終わらせ、金曜にでた宿題は日曜の夜やる。そうすれば、木曜は動画をたくさん見れるし、木・金の好きなドラマもオンタイムで見れる。そんなふうに決めていました。さて子供の実態を見てみたら、不安になる親御さんは少なくなってきたのではないでしょうか。実際に、成績も落ちず・テストも順調。なんなら成績は上がる一方でした。こんな親御さんはいないでしょうか?「もっと勉強しなさい。」をとにかく言い続ける人。テレビみてる暇があるなら勉強しなさい。LINEで遊んでる暇があるなら勉強しなさい。ゲームやっている暇があるなら勉強しなさい。遊んでくる暇があるなら勉強しなさい。そうです、私はこれらの言葉を全力で否定したいのです。私が大学時代、家庭教師をやっている時に、参考書をひたすら買ってきて、時間が許す限り問題を解かせている、という親御さんがいました。はっきり申しますと、それはものすごく無駄な時間の使い方をしてしまっているかもしれません。考えてみてください。例えば、x + 2 = 5 この方程式を解け、という問題は全国の方程式を扱う問題集であれば、どの問題集でも書いてあります。つまり、問題集をひたすら買ってきて、解くという行為は、もうすでにわかる問題を何度も解いてしまっている可能性があるのです。
つまり、できるだけ効率よく勉強をすること。そして効率よく勉強したら、テレビを見る時間だって、ゲームをする時間だってとって問題ないこと。このような可能性を考えずに、勉強してないと叱る、のは絶対にNGだということです。もちろん、勉強は無限にできます。学校以上の勉強をしたいのであれば、無限にできることは増えてきます。しかし、ぜひ自分の青春時代を思い出し、子供への教育に忘れないでほしいのは、「一生戻ってこない最初で最後の中学高校生活。この時にしかできないこと」があるということです。決して、青春を捨ててまで、ひたすら勉強することこそが理想ではないということです。親が見えないところで成長しているのかもしれないし、逆に親が見えないところで悪さをしているかもしれない。うわべだけで判断し、理想をぶつけるのは危険だということを忘れないでほしいということです。勉強だって、親には見えない努力をしているかもしれないのです。
この文章で伝えたいことはただ一つ。教育をする中で、親は【子供自身を信じる】ことが大切であるということです。

では、やはり誰もが「勉強の効率の上げ方」を気になったのではないかなと思います。次回は勉強の効率アップ方法をお届けします。


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