184. 新規事業は失敗を恐れていてはできない。手掛ける仕事の10分の1も成功すればいい。〜茅野亮〜

2022年6月18日 23:28

みなさんこんにちは。

今回は、すかいらーく創業者で、39年間社長を務めた茅野亮さんの格言について紹介していきます。

茅野亮とは

茅野亮（ちのたすく）さんは、1934年に長野県の諏訪市に生まれ、
親戚に引き取られ、横川4兄弟の次男になります。

諏訪農業高校を卒業後、27歳まで農業に従事、
農閑期には上京して海苔店の店員として働いていました。

1962年、兄弟3人と共に東京都西東京市で食料品スーパー「ことぶき食品」を創業、
「団地の住人を相手にした商売は成功しない」
というのが定説になっていた当時、
「ひばりが丘団地」に立地する売場面積7坪の店舗で、
月商400万円を売り上げました。

しかし、大手スーパー各社による巨大店舗の進出で価格競争が激化し、
1970年には転業を決意、東京都府中市に郊外型ファミリーレストランの先駆けとなる「スカイラーク国立店」をオープンしました。

店名は創業地の「ひばりが丘団地（ヒバリ＝skylark）」から命名されました。

セントラルキッチン（集中食材加工工場）方式を導入して品質管理を徹底し、
「すかいらーく」を中核として「ジョナサン」「バーミヤン」「藍屋」など多様な外食チェーンを全国展開しました。

1993年にはグループで1000店舗出店を達成し、
創業から39年間、社長として陣頭指揮を執り、
それまで飲食業と呼ばれていたレストラン業界を「外食産業」に発展させました。

バブル崩壊後の長い低迷期には低価格路線の「ガスト」を出店し「すかいらーく」からの業態転換を加速させます。

「すかいらーく」は2009年に最後の1店舗が閉店し、
創業ブランドが消滅しました。

当初は団地の住人相手に食料品スーパーを創業し、
成功しないと言われる中月商400万円を売り上げます。

うまく行っていたのも束の間、
大手スーパーの大型店舗により価格競争が激化し転業を余儀なくされます。

そして、郊外型ファミリーレストランの先駆けとしてスカイラークがオープンされました。

食料品スーパーで創業し、事業を立ち上げるも価格競争が起こり、
退却を余儀なくされるなど、当初は想定もしていなかったようなことが世の中には起こります。

そしてそれはビジネスの世界でも同じで、またその規模もより大きくなります。

うまく行くと確信していた事業がある時全く売上を上げなくなった、
同業他社が立ち上がったことで、自身のビジネスが立ちいかなくなったなど、
その変化のスピードは早く、またその変化のスピードにも対応していかなければなりません。

新規事業を立ち上げるということは、
どれだけ準備をしても他の周りの要因でいくらでも予期しないことが起こります。

その中で、次の事業にどうやって活かして失敗を繰り返さないようにするか、
より発展させるにはどうしたら良いかを考えながらも、
次の一手をどんどん出して挑戦していく他ありません。

でないと、何がうまく行って何がうまくいかないのか、
実際のビジネスでは判断が付きづらいからです。

失敗を早くすること、
そしてその失敗からいち早く学び改善のスピードを上げていくこと、
最初から完璧なものはできないので、
挑戦のスピードを上げ、そこからの改善のスピードも上げていくことが必要になると思います。

今回は、すかいらーく創業者で、39年間社長を務めた茅野亮さんの格言について紹介してきました。

どんな経営者の方も言っているように、
まずは行動をすること、挑戦をすること、失敗を恐れないことが大事だと言います。

そして、失敗は当たり前で、今までにないことをしようとしているのならば、
失敗しないということ自体があり得ないと思います。

今までにない、挑戦したことがないからこそ、
世の中に新しい価値を提供することができます。

そして、世の中にないものだからこそ、
どうやったら世の中に受け入れられるかも定まっていない、
これからどう売り出していくかも分からない中で、
失敗しない方がおかしいと思います。

失敗の数を多くしていく中で、
改善をどれだけしていくか、次に繋げようとするかが大事だと思います。

これからまだまだ長い人生で、
自分の人生を豊かにしていくために、
新たなことに挑戦し続けたいと思っています。

自分のチャレンジする姿と成果で、
人は決めたところから人生を豊かにできるということを証すために、
失敗大歓迎で、どんどん挑戦を続けていきたいと思います。

そして、仲間たちと最高の人生を作るために、
新しいことに挑戦し続ける人生にしていこうと思います。

それではまたどこかで。

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