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#書評
2019年1月に読んだもののメモ
今後、ゆるゆる月に1回ぐらいの更新を目指します。
千葉 雅也、二村 ヒトシ、柴田 英里(2018)『欲望会議』自分の研究対象であるポルノグラフィの問題も、本書の中心的テーマ。
千葉雅也先生の合いの手、整理、ブレーキのかけ方は見事だと思ったのだけれども、それをふりほどいてさらにアクセルを踏む柴田さんには危うさも覚える。とりわけ問題だと思うのは、「フェミニスト」を非常に一枚岩としてとらえているので
【感想】石井僚一第一歌集『死ぬほど好きだから死なねーよ』
石井僚一さんが、とうとう第一歌集『死ぬほど好きだから死なねーよ』を出版された。
これは本当にめでたいことだと思うので、拙文ながら感想を書いておきたい。
石井さんは1989年生まれ。北大短歌会出身。
2014年、父の死を詠んだ連作「父親のような雨に打たれて」で第57回短歌研究新人賞を受賞。
しかし受賞直後、北海道新聞のインタビューに答えて、父がまだ生きていることを記者に明かした。このことにつ