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読書ノート

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#書評

2019年1月に読んだもののメモ

2019年1月に読んだもののメモ

今後、ゆるゆる月に1回ぐらいの更新を目指します。

千葉 雅也、二村 ヒトシ、柴田 英里(2018)『欲望会議』自分の研究対象であるポルノグラフィの問題も、本書の中心的テーマ。

千葉雅也先生の合いの手、整理、ブレーキのかけ方は見事だと思ったのだけれども、それをふりほどいてさらにアクセルを踏む柴田さんには危うさも覚える。とりわけ問題だと思うのは、「フェミニスト」を非常に一枚岩としてとらえているので

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閻王の口や牡丹を吐かんとす――『みだれ髪』後半5首選

閻王の口や牡丹を吐かんとす――『みだれ髪』後半5首選

※2015年4月26日のブログ記事を移転しました

千種創一さん主催「青空勉強会」の第4回、与謝野晶子『みだれ髪』の後半戦が4月25日に行われた。
前回の僕の感想はこちら。
最近ブログ更新にかけられる時間が限られているので、ごく簡単に今日の感想をまとめる。

発表担当は、結社「塔」、同人誌「穀物」の濱松哲朗さん。
「頻出する韻やリフレイン、それに基づく調べは、長唄などの近世日本文学由来のものでは

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【感想】石井僚一第一歌集『死ぬほど好きだから死なねーよ』

【感想】石井僚一第一歌集『死ぬほど好きだから死なねーよ』

石井僚一さんが、とうとう第一歌集『死ぬほど好きだから死なねーよ』を出版された。

これは本当にめでたいことだと思うので、拙文ながら感想を書いておきたい。

石井さんは1989年生まれ。北大短歌会出身。

2014年、父の死を詠んだ連作「父親のような雨に打たれて」で第57回短歌研究新人賞を受賞。

しかし受賞直後、北海道新聞のインタビューに答えて、父がまだ生きていることを記者に明かした。このことにつ

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