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【企画】夏に観たい!美しい日本の夏を感じよう【細田守監督作品オススメトップ3】

おはこんばんにちは!
ジャンル別オススメシリーズ、本日は映画だいありーでアニメ好きポジションを取らせてもらっている私が日本アニメーション界の巨匠・細田守監督の作品を3つオススメしたいと思います!

細田守監督といえば、最新作の『ミライの未来』など「夏休みの子ども向け」作品のイメージが強くあるかと思います。そもそもアニメ映画って子どもが観るモノでしょ、と思っている方々も多いかと思いますが、侮ることなかれ!大人でも十分に楽しめる作品がたくさんあるんです。ジブリ作品もそうだと思っているのですが、子どもの頃観た映画でも、大人になってから観ると見え方が変わった!という経験をしたことがある人は1人や2人だけではないと思います。

そして何より、細田守作品といえば夏!日本の夏が好きになるはずです!笑
僕は夏が嫌いなんですが、唯一夏で好きなことは細田守作品の世界観が日本の夏であること、といっても過言ではないくらい、本当に綺麗に日本の夏が描かれているんですよね。

それでは、どうぞ!

■『時をかける少女』(2006)

細田守監督を語るには、まずこの作品から!
細田守監督のことを知らなくても、この作品を知っている人はたくさんいるのではないでしょうか。僕も、この作品から「細田守監督」という存在を知り、のちにその世界観にどんどんハマっていきました。

物語の設定は、非現実的な設定としては「あるある」な「タイムスリップができるようになった女の子」の物語。

甘酸っぱい恋の物語ででもあり、友情の物語でもあり。
いつ観ても、「あー高校生に戻りたい!」
誰にでもあった青春時代を思い起こさせてくれるような、胸の奥をえぐられるというか、そんな感情に襲われるはずです。

書きながら、また久しぶりに観たいなーと思いました。
そのうち金曜ロードショーで放送されることを期待しています。
ここでは多くを語らずとも、みんなで作品を観終わった後に感想を語り合う会をしてみたい…。笑

■『サマーウォーズ』(2009)

こちらも細田守監督の代表作ですね。もはや説明不要なのでは…笑
ということで、こちらは自分が好きなシーンをポイントで。

この作品も「日本の夏」が舞台。数学が得意な内気の男の子小磯健二くん(声:神木隆之介)が主人公で、先輩の篠原夏希(声:桜庭ななみ)に「バイト」と連れられて、篠原一家に偽の彼氏としてお邪魔するところからストーリーが展開されていきます。

すごいなぁ、と思うところが、2009年に公開された映画でありながら現実×バーチャルの融合が物語の設定となっているところ。昔、観たときにはぼんやりと「こんな世の中になっていくのかなぁ」なんて思っていたことが、もはや現実となりつつある。細田監督の先見の明がすごい。

僕が大好きなシーンは、夏希ちゃんのおばあちゃんである神内栄さんが片っ端から電話をかけて言って応援要請するシーン。その人望から、毎年のように届く年賀はがきの連絡先を頼りにかけていくのですが、改めて大きなこと成す時に一番大事なことは人と人とのつながりなんだなぁと気づかされます。一期一会を大事に大事に生きてきたからこそ、ここ一番での大きな武器になる。大人になっても大切な教訓ですよね。

そして、この作品と合わせて観てほしいのが、『デジモンアドベンチャー〜ぼくらのウォーゲーム〜』という作品。こちらも細田守監督の作品で、2000年に公開された映画なのですが、作りが『サマーウォーズ』そっくり!デジモンが好きで観たのですが、まあかっこいい!大人になってからも記憶に残っていて、『サマーウォーズ』を観た時に、「あれ?なんか似てるぞ?」と思って、どちらも細田守監督ということを知って感動した覚えがあります。40分という短い映画ですので、もし『サマーウォーズ』が好きで気になった方はデジモンの方も観てもらいたい!確かに子ども向けの作品なのですが、とにかくかっこいので!

■『おおかみこどもの雨と雪(2012)

数ある細田守作品の中で、代表作といえば先ほど紹介した『時をかける少女』や『サマーウォーズ』を挙げる人が多いと思うのですが、僕はこの作品が一番好き!

おおかみ男と子どもを生む、という突拍子のない非現実的な設定ですが、ここから実は多くの「現実的な」学びがある気がします。

主人公のお母さん“花”(声:宮崎あおい)がおおかみと人間のハーフとして生まれたこどもたち、雨と雪を必死に育てていく、というのがストーリーの大筋です。おおかみの血を引く2人の子どもたちを「人間」社会の中で、育てるためには数々の苦労があります。
(この作品を推す大きなポイントとして、この宮崎あおいさんの声!世界観にとっても合うんですよね。)

お姉ちゃんの「雪」は赤ちゃんの頃からおてんばで、4足で走り回ったりと“おおかみ寄り”として育っていくのですが、小学校に上がると周りの女の子と自分が“違う”ことに気づきます。
反対に弟の「雨」は赤ちゃんの頃から、お姉ちゃんの影に隠れる内気な男の子。小学校に行けずに1人で社会に馴染めずに悩みます。(この2人のキャラクターがとっても可愛いんですよね。)

そんな2人を「人間」の母親である花が寄り添って育てていくのですが、2人は最終的に別々の生き方を選択する。

この作品からは「自分らしく生きる」ってどんなこと?という細田守監督からのメッセージがあると思いました。

細田守監督の作品で共通して言えることなのですが、ストーリーの設定は非現実的なのですが、世界観はとっても現実的。アニメーションならではの美しい映像美も大好きな要素のひとつです。

この作品でも、綺麗な雪山の情景や繊細な心理描写がとても綺麗に描かれています。

■まとめ

夏がきますね。上述しましたが、僕は夏が嫌いです。だって、冬は重ね着すればなんとかなるんですけど、夏って限界があるじゃないですか。冷房も当たりすぎるとしんどいし、かといって付けないと寝苦しい…そして、冬はなんといっても女の子が可愛い!マフラーとか、もこもこフェチ(?)です笑

それでも、日本の夏の文化は大好きです。夏祭り、浴衣、かき氷、スイカ、縁側、鈴虫の音…。日本に生まれてよかったなーと、心から思います。

そして、細田守監督はそれらを具現化するのが天才的に上手い。冬に細田守作品を観ると早く夏が来ないかなーなんて思ってしまいます。まだ観たことのない方は、ぜひこの夏に観てもらいたいな、と思います。そして、観終わったらぜひ感想をインスタでも、ツイッターでも書いてもらえたら嬉しいです!語りましょう!


…実は僕、こんなこと書いていながら、まだ『未来のミライ』が観れていないんです…泣


では。

See you next time

ぐっさん。

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