子供ながらの極端な思考
子供は何処まで大人の話を理解しているのでしょうか。
よく「子供には理解できない」と言って大人が子供を邪険に扱う事がありますが・・・案外子供というものは大人の話を分析し、それに対する答えを持っているものです。
勿論それには本人の能力や環境に左右されます。
サンプル数が限られており申し訳ありませんが、私自身の記憶を実例として子供の聡明?さとそれをちゃぶ台返しする意味不明さ(笑)について語っていきたいと思います。
私がまだ未就学児童だった頃、親の仕事の都合上周囲には大人しかおらず、小さすぎて一人に出来ない事情から夜の街を含め大人しかいない世界へ頻繁に連れられていました。まぁ子供というよりはまだ幼児という時期ですね。
<ゲームセンターにも一人歩きのフリーダム!>
勿論大人の世界なので守秘義務的な内容やゲフンゲフンな内容も飛び交うのですが、幼さから大人達にとって私は置物と変わらない存在だったと思います。
置物は流石にあんまりですね・・・まぁ偶に愛でる事が出来る猫のような扱いでした。ほっておいても独り静かに遊んでたので大人達にとっても都合が良い子供だったと思いますし、そうする必要性を幼いなりに理解していました。
そんな生活が長く続いた為か、当時の私は未就学児童の割に空気が読める幼児になります。学習の成果です!
空気が読めると急に機嫌を損ねたり泣きじゃくったりしない安心感からか話しかけられる機会が増多くなり、namcoの龍馬くん(懐かしい!)の様な玩具と同じ扱いになってきます。
戯れに質問されると思いの外理知的な反応を返すので最初は面白がられ、やりすぎるとドン引きされる感じですね。
凄く頭が良かったのですね!・・・という話になりそうですが、残念ながらそうではありません。
何というか、大人達の様々な会話をパターン化する事で理解はしておらずとも正解に近い話を返せる様になっていたのですね。
オウムみたいなものでしょうか? 会話のツボにはまれば大人達はびっくりです。
まぁ全てがパターンで返すわけでなく、問答を繰り返しながら成長を重ねると本当に意味がわかる様にもなってきます。
そうなるとオウムから今流行りのAIにクラスチェンジです!
ほんと、それっぽいことを話すようになるのですよ。でも所詮は凡人幼児なので大枠はそれっぽいものの実際の内容が伴ってないところもAIをなぞっています(笑)
さて、それなりの理解力と思考パターンを持った大人を驚かせる幼児ですが、そのチグハグさを証明する記憶が残っています。
それは特撮番組で「このままだと地球が滅んでしまう〜」という最終回の予告を観た時でした。
<当時観てた特撮はこんな感じ>
その時私は「え、このままだと地球がなくなっちゃうの?」と半ばパニック状態になります。
補足すると私は特撮番組が大人から子供への贈り物である事は理解していましたし、悪の帝国が手を下す以前に人類自らの手で滅んでもおかしくない世界である事を理解する子供でした。
それなのにパニックです・・・大人達からすれば理由がわかりません(笑)
今思えばあの特撮番組の30分の間だけは小癪な知識も何もない単なる幼児だったと思います。
あ、翌週ちゃんと特撮ヒーロー達の活躍で地球は生き延び幼児は一安心でしたよ(゚∀゚)
さて、そんな聡明?な幼児が成長し大人になった訳ですよ。それはもう!・・・超平々凡々人でした(;´Д`) ザンネ-ン
<次のお話>
<前のお話>
<某月某日の嵐>
主にオチがつく感じの思い出話を語ってます。
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