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がんばらないと好かれないと思い込んでいた

いつからだろうか。

がんばらないと人から好いてもらえないのではないかと思うようになったのは。

「みんなに親切にしないと嫌われてしまうのではないか」という思い込みが激しかった。

自分は周りの人にとって一緒にいるのに面倒な人間だろうな…。でも私が相手を喜ばせるために頑張ったらきっと周りの人たちは離れていかないだろう。

という思いがある。

この思いの裏には

もっと努力しないと、ひとりぼっちになってしまう

という思いもある。

友達が不機嫌になっていたら、私のせいかな…と思って落ち込んだ。素っ気なくされたら「私がさっきこう言ったからかな、あ〜こう言えばよかった」と後悔する。
常に周りに気を使い、周りの目や周りからの評価を気にしていた。

勉強・部活なども同じで、頑張っていないと周りの人から見放されてしまうのではないかという思いが強かった。だからがんばらざるを得なかった。
周りの人の中でも親の存在が大きく、親から認められたいという気持ちが大きかった。

もっとがんばらないとみんなから見放されてしまう。

私のことを好きだと言ってくれている人たちもいるけれど、それは私が私であるからではなくがんばっている私が好きなのではないか。
一生懸命頑張っている私が好きなだけなのではないか。私が親切にするから好きでいてくれるだけなのではないか。

そんなことを思い込み「私は愛されないんだ」と感じた。

でも今はがんばらないと好かれないという思い込みは少しずつなくなっている。
それは本当にがんばれなくなった時に経験したことから。

どうしてもがんばれなくなってしまった。
体も心も疲弊してどうしようもなくなった。
そんなとき、どうしてもがんばることができない私でも認めてくれた人たちがいた。
そこで初めて私は「私のままでいいんだ」と思えた。

努力し続けるのをやめて、ありのままの自分でいることが許された経験をし、私は少しずつではあるけれど自尊心を取り戻せている。

そんなふうに変わってきた私は今、自分にとって大切な人や仲良くなりたいと思う人ほど思い切って本来の自分をさらけ出してみるようにしている。
最初はすごく怖かったけれども、自分をさらけ出して私を好きでいてくれる人だけを大切にしようと思ったら心が楽になった。みんなに好かれなくてもいいんだ。

愛される人間になるために様々な努力をするのはやめようと思う。
私は愛される価値があるということを示さなくてもありのままの自分を愛してほしいから。その願いを叶えるための条件は「自分が本当の自分でいること」だ。

私は私でいつづけたいとおもう。



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