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ぐん税ニュースレター vol.34 page05 -ここだけの話-

学び直し

先日読んだ本に「テストの前日になると部屋の掃除がしたくなる心理」について解説があり、あの現象は私だけじゃなかったのかと驚きました。
この「やらなければいけない事があるのに別の事がしたくなる・後回しにしてしまうこと」を心理学では『先延ばし行動』や『セルフ・ハンディキャップ(セルフ・ハンディキャッピング)』といい、やりたくない事や自信がない事を先延ばしにしたり関係ない事をすることで、自らハンディキャップを作り、大事なことに失敗しても「準備が十分できなかった」と自分に言い訳ができるようにしているそうです。
解説の締めくくりには「自信のある事や好きな事は後回しにせず集中して取り組めるので掃除をしたいという気持ちになることは少ない」とあり、とても納得しました。
 
私事ですが、最近、日商簿記検定二級の勉強を始めました。
高校時代に授業の一環として受検し合格しましたが、それももう数十年前の話。いまも二級程度の知識があるかと聞かれると、忘れてしまった事の方が多いような気がします。学生時代に苦労して得た知識や記憶は時間とともに薄れ、最近では自ら進んで何かを学ぶ事は殆どなかったように思います。

昨年の臨時国会で岸田総理大臣が発言したことでも話題となり、最近ではとても身近な言葉となってきた「リスキリング」や「学び直し」ですが、自分自身を顧みると、今の私にはこの学び直しが必要だと痛感しました。しかし、いざ「勉強するぞ!」と意気込んでみたものの、気づけば簿記に関係のない本を読んでみたり、掃除をしたり、スマホを操作したり。まさに先延ばし行動です。

先延ばし行動の予防には、取り組むべき事の過程を楽しんだり、モチベーションを上げたり、目標達成後のポジティブなイメージを具体的に思い描くと良いそうです。
明確な目標は二級合格ですが、勉強する時は楽しみながら、問題ひとつひとつを丁寧に、そして勉強中に得た様々な気づきや知識を日々の業務に活かせればと考えています。
 
【今月のリポーター】 
業務部 西田
宮崎県宮崎市出身
趣味:ドライブ、温泉、塗り絵、手芸、ゲーム
ひとこと:書店や文房具店でよく見かけるガラスペンに興味津々なのですが、すぐ壊してしまいそうで購入を躊躇っています。さらにガラスペンに使用するインクも多彩で、草津や伊香保といった群馬の温泉地をイメージした色もあり、いつか集めてみたいと思っているのですが、勿体なくて手が出せません。

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