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ぐん税ニュースレター vol.25 page08 -ここだけの話-

皆さんは日頃から健康に気を遣っていますか?
私は幸運にも大きな病気やケガをしたことはほとんどなく入院もしたことがありません。風邪は年に一度ぐらい?はひいていたと思うのですがこのコロナ禍の影響で気を遣っているせいか、最近は風邪もひいていません。ですが最近体の節々が痛いです。もともと運動不足解消と健康のためにジムに週一回通っていたのですが、1年ぐらい前に椅子の角につま先をぶつけてから痛みがずっと残り、ジム通いはお休みしています。そうこうしているうちに筋力が衰えたせいか半年以上前から膝も痛くなり、今も痛みが続いています。結局ジムに復帰できないまま1年以上経ってしまい、体はすっかりなまってしまいました。整形外科から紹介を受けて総合病院でMRIまで撮ったのですが、異常なし。だけど痛い。いっそ何か異常があった方がスッキリしたのですが・・・。医者からもジムを再開してもよいとは言われたものの、膝もつま先も鈍痛が続いていて再開を躊躇っています。(という言い訳・・・。)

そこでふと健康におけるマーケットについて思い出しました。コロナ禍で健康需要は増加していると思いますが健康ブームという言葉を聞いてから何年も経っている気がします。健康食品(糖質制限飲食物やサプリメント)などの食生活改善からジムやフィットネスなどの運動まで様々な健康商品・サービスが増え市場は過熱しています。健康食品関連の商品の陳列は明らかに増えましたし、ジムも増えてプライベートレッスンや完全予約制なども珍しくありません。健康関連のアプリも増えてきています。

特に健康食品は2015年に機能性表示食品というものが導入され、消費者庁への手続きが簡略化されたことから参入する企業が増え市場が拡大しました。2016年度の機能性表示食品市場※は1,365億円、2021年度には3,278億円まで成長すると見込まれています。私も毎日3種類のサプリを飲んでいます。

※出所:株式会社矢野経済研究所「健康食品市場に関する調査(2022年)」2022年3月7日発表 
注:メーカー出荷金額ベース

続いてフィットネスクラブの市場規模をみてみると、こちらは2015年に3,146億円で2019年は3,347億円と微増を続けていましたがコロナ禍の影響で20年には2,235億円まで下がっています。(売上高ベース。経済産業省より)個人レッスンやプライベートジムなどが増えサービスも多岐に渡るようになり競合が増えたことによる倒産・廃業も増えているようです。そういった意味では施設型のジムやフィットネスクラブは既に成長期から成熟期に移行したのかもしれません。

フィットネスクラブの売上高と会員数の推移
業界動向サーチウェブサイトより(出所:経済産業省)

コロナ禍の影響で健康ブームは後押しされ自宅でも消費できる健康食品系の売上は伸びていますが、ジムの方は厳しい状況のようです。今は外出制限も緩和されていますので、だんだんとジムやフィットネスクラブにも人が戻ってくるのでしょうか。健康については商品やサービスが増え情報過多となっており、いきすぎると健康のためのはずが却って体を壊すことにもなりかねません。私も自分のペースで少しずつジムを再開しようと思います。

【今月のリポーター】
広報 原
群馬県前橋市出身
趣味:料理、旅行、音楽、車
ひとこと:今回はふと健康ブームのこと思い出し、記事にしてみましたが、様々なマーケットや業界動向のデータを見るのはやはり面白いですね。つい色々と調べたくなってしまいます。こういった情報が簡単に手に入る環境とデータを提供している企業や組織に感謝です。

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