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ぐん税ニュースレター vol.28 page04 -RPA通信-

弊社がRPAを導入して早3年、EzRobotから始め、WinAutomation、PowerAutomateDesktopと移行してきました。難しいことは色々ありましたが、ありがたいことに頓挫せずに着実に前へ進んでいます。

WinAutomation(以下、WA)は2020年5月にMicrosoftが買収し、2021年12月で公式サポートが終了しました。Microsoft謹製のPowerAutomateDesktop(以下、PAD)へプロセスを変換するソフト(Process migrator)を公式が配布しており、移行が推奨されている状況です。
ただし、単純に変換しただけでO.K.とは行かず、物によっては半分くらいやり直しになる感じです。弊社でも徐々に移行を進めていたんですが、サポートがなくなったとは言っても動かすだけなら問題ないし、そもそも時間が取れないし……、という感じで、結構がっつりWAを使い続けていました。
 
ところが、11月4日に突如としてWAが動作しなくなりました。起動はできるんですが、なぜかサインアウトしている状態で、サインインしようとするもエラーとなって落ちてしまいます。

Microsoftの管理コンソールを確認しても契約に変更はないし、これに関するアナウンスも出ていないようです。
ソフトのバージョンを変更したわけでもないのに(そもそも開発終了しているから、バージョンが変わるはずもないし)、これは困ったと大慌てで対処法を探しました。
Googleで検索すると、同じ状況に陥っている人もちらほら。しかしながら、原因も有効な対処法も判らない……。
 
結局、Microsoftのサポートからライセンスファイルを送ってもらい、読み込ませることで正常起動することができたんですが、1~2日間動かせないRPAもあり、そういえばRPAが無いときはこうだったな、などと不便さにイライラしていました。
ライセンスファイルの有効期限が6か月とのことなので、早いうちにPADへの移行を済ませなければいけません。これから繁忙期なのに(泣)
 
最新が正義! という訳ではありませんが、古いシステムを放置しているとどうなるか、ということですね。

最近、プライベートでPFUのScanSnap ix1600を購入しました。同シリーズのix100も持っていて、こちらは手動で1枚ずつフィードするんですが、ix1600はフィーダーに50枚までセットでき、毎分40枚(両面80ページ)の高速スキャンが可能です。
書籍の電子化(いわゆる「自炊」)をしようと思って買ったんですが、タッチパネル操作でプロファイルを簡単に切り替えることができるので非常に便利です。
スキャンが終わると、PC側ではこのような保存ダイアログが表示されます。

これ、1回2回なら良いんですが、例えばカラー・グレーとかサイズとかを切り替えながら複数回に分けてスキャンした場合、このウィンドウがいくつも開くことになるんです。

うーん、これだけのことではあるんですが、地味に面倒臭いです。面倒なことはロボットにやらせましょう!

ということで、パパっと作ったのがこちら。
仕組みは極めて単純です。「フォルダに保存」ウィンドウが開くのを待機して「保存」を押すだけ。押したらまたウィンドウ待機に戻ります。
タイムアウトエラーもループの終了条件もないので、完全に手動で動かすためのものですが、どこにでもRPAを活用できる場面は転がっている、ということが実感できますね。

ちなみに、純正のScanSnapCloudはもちろん、OneDrive、GoogleDrive等の各種クラウドストレージに対応、マネーフォワードやfreee会計、TKC等の会計ソフトとも連携が可能なので、電子帳簿保存法やインボイス制度への対応をお考えの方にはぜひおススメしたいスキャナーです!

システム部 田中



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