ぐん税ニュースレター vol.27 page03 -RPA通信-
今回はRPA通信のバックナンバーについてお知らせです。
私たちのニュースレターは今年の夏からnoteで配信していますが、2017年に創刊し今年の春まで3カ月に一度のペースで印刷したものを配布していました。現在、毎号配信しているこのRPA通信ですが、紙で発行していた2020年4月から連載をスタートしました。当時の記事がこちらです。
RPAは専門的なジャンルですので、紙で発行していた頃の記事も含めてバックナンバーとしてマガジン化を進めています。目まぐるしく技術が進歩する分野ですので情報の鮮度という話はありますが、それも含めてバックナンバーを通して技術の変遷に見てみてはいかがでしょうか。
バックナンバーの再編集はまだまだこれからですが、noteで配信したものもRPA通信についてはバックナンバーとあわせてマガジン化しています。毎月配信しているニュースレターとあわせて、こちらのRPA通信バックナンバーもご覧いたければと思います。
バックナンバーのお知らせだけでは少し寂しい気もしますので、先日試した画像生成のAIのお話もしようと思います。RPAとAIの違いについても、この記事の最初に貼った2020年4月号で解説していますよ。
8月にStable Diffusionという画像生成AIが無償公開されました。一部のネット界隈でも非常に話題になっていましたので、ご存じの方もいるでしょうか。オンライン上のコミュニティと英・AI企業が開発し、20億枚もの画像とキーワードを学習させたとのことで、これが無償とはとんでもない時代になりましたね。
色んな方の作例を見ると、写真と見間違うほどリアルであったり、絵画的であったり、デザイン性に富んでいたりと、AIの可能性を自分の手で感じてみたく、ローカルPCで環境を構築してみました。詳しい仕組みは理解できていませんが、指定したキーワードを基にAIがそれらしい画像を生成してくれます。実際に動かせる環境を作るまでに結構つまづきましたが、何とか動くようになりました。
キーワードに「photograph of Mt.Fuji, firework」「photograph of Mt.Fuji with cherry blossom, Alfons Maria Mucha」を指定し、ご覧頂いている画像が生成されました。
細かい調整ができていないので、富士山が2つあったり、下手なコーラジュのような出来だったりもしましたが、ものの30秒足らずでこれらの画像が吐き出されることに感動します。GPUのメモリ要求が厳しく、512px*768pxの画像を生成するのに10GB以上のメモリが必要となりました。
FullHD(1920px*1080px)の画像を生成するためには33GBのメモリが必要との記事もあり、民生用のGPUでは現状不可能と言えます。商業用途ではお話にならない低解像度ですから、すぐに「AIが仕事を奪う」という状況にはならないと思いますが、それでも学校や社内誌レベルであれば充分に利用ができるのかなと思います。
改めて、人にしかできない/人がするべき仕事とは何かを考えさせられますね。
(システム部 田中)
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