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RPA通信

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ぐんま税理法人ニュースレターに掲載されたRPA通信の記事を集めたマガジンです。
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記事一覧

ぐん税ニュースレター vol.43 page03 -RPA通信-

会計事務所の繁忙期・第2弾、確定申告が終わりました! ご覧いただいている会計事務所の皆様、ご自身で確定申告されている皆様は、無事に申告を終えられましたでしょうか? 私はというと、どうにかやり切った、というのが正直な所です。2/16~3/15の勤務時間を集計したところ、日数は昨年と同じですが時間は増えていました…(泣) 単純に新規のお客様が増えているという面もあるのですが、システム専担者が居なくなったのもダメージが大きいですね。 確定申告期間中もRPAが大活躍!というほ

ぐん税ニュースレター vol.40 page06 -RPA通信-

ChatGPTが公開されてから1年が経過しました。多少の差こそあれ、触ってみたという方も多いのではないでしょうか。 私はというと「どんな形で業務に活かせるか?」ということをぼんやり考えつつ、たまーに使ってみるだけで1年が過ぎてしまいました。 そんな中、参加している船井総研の研究会にて、GPTsという機能がリリースされたことを耳にしました。どうやらオリジナルのGPTを作ることができるらしい……。 という訳で、意を決して有料版のChatGPT Plusに登録してみました!

ぐん税ニュースレター vol.38 page04 -RPA通信-

前回はPowerAutomate for Desktop(以下、PAD)の変数アクションについてご説明しました。 引き続きいくつかのアクションを見ていきましょう。 今回は「条件」グループです。 こちらも変数と同じく、RPAフローを作っていく上では欠かせないアクションですね。極端に単純なフローを除いて、何も判断(条件分岐)をせずに進められるフローはほとんどないと思います。 アクションとしては6つありますが、「If/Else/Else if」と「Switch/Case

ぐん税ニュースレター vol.36 page02 -RPA通信-

以前にPowerAutomate for Desktopの導入記事を書いてから、1年弱が経過しました。ご覧いただいている皆様はもう触ってみましたか? インストール&簡単な実装で各1回の説明だけでしたので、RPAにより親近感を持っていただくため、もう少し細かく分けて説明をしていこうと思います。 さて、RPAのフローを作っていく一つ一つの動作を「アクション」と呼びます。アクションペインにずらりと並んでいますので、上から順番に見ていきましょう。 【変数】 まずは「変数」

ぐん税ニュースレター vol.34 page06 -RPA通信-

県内のRPAの導入状況 先日、ついにお客様の会社でRPA導入事例が出てきました。 弊社が対応させていただいたケースではないのですが、群馬県の中小企業でもRPAを使った生産性向上への取組みが浸透してきているようですね! 社長が40代と若いこともあって踏み切れた面もあるかと思いますが、やはりコスト高や人材難といった外部環境に適応していくためには、新しいものを取り入れざるを得ないという点が大きいでしょう。 また、群馬県や高崎市でもChatGPTなどの生成AIを積極的に活用して

ぐん税ニュースレター vol.32 page05 -RPA通信-

少々乗り遅れた感はありますが、今回はChatGPTを触ってみたお話です。 ChatGPTは昨年11月に米・サンフランシスコのOpenAIが発表した「人工知能チャットサービス」で、以降非常に話題を呼んでいるツールです。 2月頭に登録して少し触ってみたまま、確定申告の忙しさに放置していました。 単純に「スゲ~」とはなったんですが、仕事で使えるか? というのはパッと思いつかなかったんですよね(自分だけならまだしも、会社の中に組み込むのは……???)。 ところで、RPAを使うメリッ

ぐん税ニュースレター vol.30 page02 -RPA通信-

これ、データにできる? そう言って見せられたのは10ページほどのPDF。 プリントに手書きをしてスキャンしたのか、ノイズや傾きがあってキレイとは言えず、所々が黒塗りでマスキングされたものでした。 できますよー、と答えて、私の頭に浮かんだ方法は2つ。 1.GoogleのCloudVisionAPIやMicrosoftのReadAPIを利用する 2.既にインストールされている読取革命を利用する 読取革命は古めのバージョンなので、精度で言えば1の方が良いに決まっています。し

ぐん税ニュースレター vol.29 -RPA通信-

コロナ禍で一気に加速したリモートワーク。それでも中小企業での実施率は3割程度と低水準に留まっています。要因はいくつも考えられますが、今回はシステム面での現状対応を見ていきたいと思います。 もはや日常になった画面共有 最近、お客様のパソコンへ事務所からリモート接続して、画面を見ながら(あるいは、こちらで操作をして)ソフトの不明点やエラーに対応させていただくことが増えてきました。私の方からこういう方法がありまして……、とお話して使っていただいている訳ですが、皆さん結構スムーズ

ぐん税ニュースレター vol.28 page04 -RPA通信-

弊社がRPAを導入して早3年、EzRobotから始め、WinAutomation、PowerAutomateDesktopと移行してきました。難しいことは色々ありましたが、ありがたいことに頓挫せずに着実に前へ進んでいます。 WinAutomation(以下、WA)は2020年5月にMicrosoftが買収し、2021年12月で公式サポートが終了しました。Microsoft謹製のPowerAutomateDesktop(以下、PAD)へプロセスを変換するソフト(Process

ぐん税ニュースレター vol.27 page03 -RPA通信-

今回はRPA通信のバックナンバーについてお知らせです。 私たちのニュースレターは今年の夏からnoteで配信していますが、2017年に創刊し今年の春まで3カ月に一度のペースで印刷したものを配布していました。現在、毎号配信しているこのRPA通信ですが、紙で発行していた2020年4月から連載をスタートしました。当時の記事がこちらです。 RPAは専門的なジャンルですので、紙で発行していた頃の記事も含めてバックナンバーとしてマガジン化を進めています。目まぐるしく技術が進歩する分野です

ぐん税ニュースレター vol.26 page05 -RPA通信-

前回、弊社で利用しているRPAソフト「PowerAutomate for Desktop」について、導入から簡単な動作確認までの流れをご覧いただきました。 今回は更に一歩進んで、実際に業務のどんな場面で活用できるのか見ていきたいと思います! 前回の記事 前回の動作確認ではホームページを開いてみましたが、それだけでは役に立たないので業務に必要なサイトを開いてみましょう。 こちらはりそな銀行のインターネットバンキング(以下、「IB」)のサイトです。 令和4年1月から施行

ぐん税ニュースレター vol.25 page05 -RPA通信-

今回は、弊社で活用しているRPAソフト「PowerAutomate for Desktop」について、導入までの手順について簡単にご紹介したいと思います。 ニュースレターの令和3年4月号で触れましたが、昨年3月にWindows10向けに無償提供が発表され、最新のWindows11では標準搭載されています。 とは言っても、全ての機能が無償で使える訳もなく、一部機能は制限されています。 例えば、クラウド上での自動化を実現する「PowerAutomate」との連携や、スケジュール

ぐん税ニュースレター vol.24 page6 -RPA通信-

ReadAPIが日本語手書き文字に対応 最近はkintoneアプリの作成に掛かりきりでしたが、少し時間に余裕が出てきたので、OCRの方をもう少し活用できないかなと、Microsoft AzureのComputer Visionというサービスをいじってみました。 レシートのデータ化や医療費集計にGoogleのCloudVisionを利用していますが、基本的に印字されている文字が対象で、手書きの領収書はSTREAMEDに流すようにしています。これを内製化できたらデータ化の待ち時

ぐん税ニュースレター vol.23 page4 -RPA通信-

RPA(Robotic Process Automation) の活用 1/31から6/17まで実施された事業復活支援金。受給された事業者の方も多いのではないでしょうか。弊社では、登録確認機関としての事前確認業務だけでなく、その後の申請業務についても代行して行わせていただきました。 しかし、ご存じの通り、2月の確定申告から3月決算申告期限である5月までが会計事務所の繁忙期です。そもそも依頼を請けるのかという点から始まり、誰が・どんなフローで行うかを話し合い、可能な限りロボッ