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《18》【読書感想】天才を殺す凡人(北野唯我)

こんにちは、田中梓です😃

天才を殺す凡人……前々から多くの本屋さんで見かけて気になっていました。インパクトが強いタイトルですよね。

天才が良い・凡人はダメというわけではない

天才・凡人と聞いて、皆さんはそれぞれに対してどのようなイメージを描くでしょうか?

私の場合、天才=みんなが理想とするカリスマ的存在、凡人=大多数を占める特筆する才能がないというイメージでした。

自分自身のこともずっと凡人だと認識しており、この本を読み終わるまでは信じていました。

しかし、この本を読んでわかったのは、そもそも天才や凡人の定義を間違えている人が多いかもしれないということ。

天才は才能に恵まれている点から、何も困りごとや苦手とすることなどないと思っていましたが、天才ゆえのネックもあると知りました。

そして、その天才のネックを解決してサポートしてくれるのが凡人にある“とある特徴”なのです。

天才と凡人はそれぞれデメリットを補い合って生きている部分もあり、どちらもビジネスや生活には欠かせない存在です。

自分は天才?凡人?立ち位置を知ることがスタートライン

この本によると、自分が持ち合わせている特性によって天才や凡人などにカテゴライズできるそうです。

その2つ以外にも秀才など全部で9種類に分けられるとのことで、まずは自分がどこに属しているかを知り、強みを知ろうと思いました。

自信の無さや謙遜から「自分は凡人」と最初から決めつけているケースもあるので、客観的に判断することが大切だと感じます。

自分の立ち位置や強みを知ったあとは、自分がサポートできる人・一緒に手を組んだら大きな成果を出せる立ち位置にいる人を把握するというステップに進みます。

天才・秀才・凡人は決してピラミッドではなく、それぞれの円が重なりあって成り立っていると理解することがポイントです。

何度も読み返して理解したい本

読み終わったときに目から鱗になるポイントがたくさんありましたが、正直一度読んだだけですべてを理解して頭に入れることは難しいと感じました。

繰り返し読むことで自分の立ち位置への認識が変わったり、身の回りの人間関係を分析したりする力が付くかもしれません。

そして、この本を読んで一番感じたのは「ただただエリートだと思っていた天才の人でも、悩みはあるし、常に戦っている」ということです。

私は知り合いである経営者のことを「天才」「センスの塊であまり悩むことはないだろう」と勝手にイメージしていましたが、実はかなり失礼な偏見だったと反省しました。

人間関係の悩みをすっきりさせるだけでなく、自分が実は抱いてしまっていた偏見に気づくにもおすすめの本です。その理由からも、この天才を殺す凡人は、何度も繰り返して読みたい本だと感じます。

ここまで読んでいただきありがとうございました😃
今後ともよろしくお願いします✨


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