りんむう(Takibi)

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自分らしく生きる知恵、マインドフルネスを広めるためにオンラインプログラムを提供しています。マインドフルネス講師|臨床心理士|公認心理師|Tochigi Mindfulness & Counseling Takibiの中の人

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「優しくつながれる場所」を作るために(1)

なんと前回の記事を書いてからちょうど1ヶ月も経ってしまいました。もしご興味があれば、最後まで読んでいただけると、とてもうれしいです。 どんなことを思っていたかと言うと心理職に限らず、一般の会社員でも、そんなことは結構日常茶飯事だと思うんですけど、 「若手はわからないことが多いんじゃないか」 そんなことを思います。 僕らの仕事(心理職)は、目の前の人の手を携えたり、背中をさすったり、背中を推したりする"ような"もの。独りよがりになってはいけないから、いろんな努力をしてい

    • 男性はケアをしない?それともできない?

      こんにちは、今日は男性のセルフケアについて話したいと思います 現代の男性を象徴するCMサントリーのビールのCMを見たことがありますか? 皆さんはこのCMを見たことがありますか? ここでのパパを演じるあばれる君はほとんど何も語らない。ママ同士なら言葉の一つや二つは交わすのに、パパは語らない。 子育てパパはこんな感じと頷くようなCMになっています。パパであろうが、無かろうが男性は愚痴も弱音もあまり吐きません。人を頼ったり上手に力を抜いたりすることができない。 歴史的にも男

      • マインドフルネスへの疑念に答える(1)

        2023年5月、X(旧Twitter)で心の専門家(公認心理師、臨床心理士)である小野寺リヒトさんからの質問を受けました。そのとき、十分にこたえられた感じがなかったため、もう一度回答を試みたいと思います。 一般の方だけでなく、専門家の皆さんにもマインドフルネスに興味を持っていただければ幸いです。長くなりそうなので、2つに分けて公開していきます。 質問1このように頂いた質問に対して、次のように回答しました。 更に次のようなご質問をいただきました。 新しい回答 マインド

        • 30代エンジニア向け:マインドフルネスによるワーク・ライフ・バランスの調整と心身の健康維持

          職場での多忙なプロジェクト、刻々と変わる技術環境、目まぐるしい情報の更新に追われるエンジニアの皆さん。仕事とプライベートのバランスを適切に保つことは、時には困難に感じるかもしれませんね。そんな時に有効なツールとして注目を浴びているのが、マインドフルネスです。 マインドフルネスとは何か?マインドフルネスとは、現在、この瞬間に意識を集中し、心の中に起こる感情や体の感覚を客観的に観察する瞑想の一種です。この考え方は、仕事や日常生活のストレスから一時的に距離を置き、ワーク・ライフ・

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          ストレスや不安を和らげる!「マインドフルネス」ってどんなトレーニング?

          記事の内容 マインドフルネスに関するニュースのご紹介です。 ご紹介の記事では、簡単なマインドフルネスのやり方について書かれています。高齢になるにつれ、体の不調やお金の心配が増えていく中、そのような悩みと上手に付き合っていくのに、心を落ち着ける方法としてマインドフルネスが紹介されています。 注目の研究結果近年ではうつ病の高齢者がマインドフルネスのプログラムであるMBSRを受けることで、気持ちをうまく調整することができるようになったり(具体的には恐らくすぐにカッとならない、穏

          ストレスや不安を和らげる!「マインドフルネス」ってどんなトレーニング?

          心の専門家がおすすめする|子育て世代が知りたい!「自分時間」の作り方

          自分の時間がない私には2人の娘がいます。一人は小学5年生、もう一人は年長さんです。とても可愛い娘たちです。 子育てを始めてもうすぐ12年が経ちます。振り替えればあっという間でしたが、いつも自分の時間はなかったようにと思います。 ご飯を食べさせ、お風呂に入れ、薬を塗り、歯磨き、髪を乾かし、寝かし付け、一度起きて、洗濯、明日の用意…(タブンミンナオナジ 子どもが風邪をひいてしまったりすれば、ほとんど寝られない日が続くようなこともありました。そんな風に、どうしても子どもを優先

          心の専門家がおすすめする|子育て世代が知りたい!「自分時間」の作り方

          ニュース記事|【医者が教える】「歯磨き中」にできる「脳の鍛え方」とは?

          マインドフルネスの記事の共有です。特別なトレーニングをしなくても、日常的にマインドフルネスができる通してくれる記事です。 ぜひ1日1回の歯ブラシの時にでも意識して磨いてみてください。

          ニュース記事|【医者が教える】「歯磨き中」にできる「脳の鍛え方」とは?

          本当のやさしさを知るには

          2023年12月から2月まで受講していたマインドフルネスに基づくコンパッショントレーニング(MBCL:Mindfulness-Based Compassionate Living)を修了しました。 MBCL(Mindfulness-Based Compassionate Living)参加させていただいたのは、IMCJさんのKiyoko先生のこちらのクラス。Kiyoko先生はマインドフルネスとコンパッションの両方を大事にしている先生で、マインドフル・コンパッション・ヨガの先

          本当のやさしさを知るには

          妊活は「急がば回れ?」

          かなり衝撃にも近い驚きを覚えました。私は妊活している方への支援に直接携わったことはなかったのですが、妊活は実はとても心にも体にもそして夫婦関係にもと、幾重にもストレスを感じるもので、本当に何と表現してよいか難しいほど、とても大変なことだと感じました。 そこで、なにか役立つことがないのかどうか調べてみました。 妊活と育児のメンタルヘルスについて調べている中で、マインドフルネスが貢献できる可能性がないかどうかを調べてみたら、ありました! ストレスフルな妊活妊活中の夫婦にとっ

          妊活は「急がば回れ?」

          自分へのやさしさを育むあなたへ

          これは、私が自分へのやさしさ、コンパッションを育むトレーニングを受けている際に、自分に向けて書いた手紙の一節。そのご紹介です。 自分へのやさしさを育んでいるあなたへ。 このトレーニングのなかで、自分が自分へやさしさを向けることか難しいと気づきましたね。それに気づいたことが、実はやさしさ第一歩だったのです。歩みを進めていくともっと難しく感じられました。でも、それにあなたは気づいています。 その難しさも無理になくすように頑張る必要はありません。だから、こんな願いをもってみて

          自分へのやさしさを育むあなたへ

          明日まで!「マインドフルネス・クラス・メンバー」モニター募集!

          こんにちは。Tochigi Mindfulness & Counseling Takibiのりんむうです。 今回は「モニター募集」のご案内です。 マインドフルネスをやってみませんか? 現在、マインドフルネス・クラスのメンバーを募集しておりますが、十分に人数が集まっておらず、開催が危ぶまれています。そこで、モニター募集をすることとなりました。 マインドフルネスとは「いま自分自身に起きている考えや気持ち、体の状態について、評価や判断をしないで、そのまま、ありのままに受け止め

          明日まで!「マインドフルネス・クラス・メンバー」モニター募集!

          新年の抱負

          遅ればせながら、昨年の振り返りと今年の抱負です。 開業1周年と活動実績 去年の12月で、栃木県マインドフルネス・センターとして開業した、Tochigi Mindfulness & Counseling Takibiは1周年を迎えました。 2023年の活動実績は以下の通り。 マインドフルネスストレス低減法開催(7月) マインドフルネスストレス低減法開催(6月) 栃木県カウンセリング協会主催 集中講義(2日間)(9月) WS「こころとからだをつなぐ」開催(こころの相

          能登半島地震の支援者を支援する

          能登半島地震の被災者の皆様や、航空機事故に見舞われた皆様には謹んで心よりお見舞い申し上げます。また、お亡くなりになった方々へ、心よりお悔やみ申し上げます。 13年前 2011年、大学院生だった私は、東日本大震災の被災者支援として開設された「心の相談緊急電話」の学生ボランティアとして活動しました。その際、悲惨な状況を聞き続けたり、怒りを受け止めざるをえなかったりした相談員の先生方には、相当のストレスがかかっていただろうということを想像します。共感疲労や二次的外傷性ストレスと

          能登半島地震の支援者を支援する

          英雄の旅路を探る

          こちらの記事を拝見し、自分の人生を英雄の旅路を見出すための質問に答えてみることにしました。わくわく。 主人公 自分にとっての優しさを知り、本当の優しさを体現すること。そして、世の中に優しさを還元すること。 大きな変化 マインドフルネスストレス低減法というトレーニングプログラム。そこで、受講者がそれぞれの社会的役割から離れて、ありのままの自分で存在し、人と繋がりを持つことができたこと。人が純粋に人として繋がれることが癒しにも喜びにもなる可能性を見出せたこと。 クエスト

          英雄の旅路を探る

          コミュニケーション力を底上げ? 知られざる内受容感覚

          自分の内側の感覚内受容感覚とは、自分の身体の中の感覚に気づきやすいことを指します。「お腹すいた」、「胸がどきどきする」などです。この感覚は、自分を労わるベースとなると考えられています。なぜなら、自分の身体の状態に気づくことで、自分のニーズや感情に対応できるようになるからです。 京都大学の研究この研究では、内受容感覚が高い人(研究では脈拍の感じられた数と、実際に計測された数の比較で正確だった人)は、表情模倣(相手が笑顔だと笑顔になるなど表情を真似ること)が起こりやすく、他人の

          コミュニケーション力を底上げ? 知られざる内受容感覚

          自己紹介④|マインドフルネスを体験できるリトリート施設を作りたい

          りんむうです。ご覧くださってありがとうございます。こちらは数日にわたって書いた自己紹介で触れた、マインドフルネスや夢であるリトリート施設について書きます。 ここ連日書いていた自己紹介の記事はこちら。 自己紹介① 自己紹介② 自己紹介③ カウンセラーとして気づいた本当に必要なこと心理職、いわゆるカウンセラーとして働いていた私は、気づかずにストレスを貯めていました。イライラしたり、孤独感を感じたりするなどのただの気分の問題と思えたことは、実は自分のケアが足りていないためでし

          自己紹介④|マインドフルネスを体験できるリトリート施設を作りたい