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「新・めい想」のトリセツ

「めい想」(瞑想)って怪しい? 無になる? スピってる?
そんなイメージのある「めい想」ですが、石原さとみさんが出演するNHKの番組「あしたが変わるトリセツショー」(7月11日放送)で取り上げられました。

番組の中では、「瞑想とは何か」という質問に対して、”達人"たちが色々な表現をしていました。その中に共通していたのは「目の前のことに意識を戻す」ということでした。

「新・めい想」=「マインドフルネス」

「目の前のことに意識を戻す」ために、めい想をやるのですが、そういうと宗教っぽい、スピリチュアルっぽいというイメージが強く、抵抗感を感じる人も少なくありません。

しかし、誰でもめい想を身につけることができる方法があります。その方法では、メンタルを強化したり、集中力や想像力を高めたり、はたまた(番組では取り上げていませんが)ダイエット効果や、創造性を高めたりなどすることができます。それが「新・めい想法=マインドフルネス」です。

「マインドフルネス」とは?

マインドフルネスは、アメリカで禅やヨガなどの実践をおこなっていたジョン・カバットジン博士によって開発された方法です。めい想という方法を用いた注意をコントロールし、目の前のことに意識を戻す方法です。

では、なぜ目の前のことに意識を戻すと良いのというと、あれこれ考えている状態は脳を疲労させるからなのです。脳波を見ると、集中している時よりも、あれこれ考えている雑念が浮かんでいる脳の状態の方が、活発に動いている状態になります(番組では脳波画像が出ています)。

つまり、集中してい仕事をしているよりも、雑念が浮かんであれこれ考えている方が疲れてしまうわけです。これがうつ病や睡眠障害などの病気を引き起こすということもわかっています。


日常生活の中では、家にいても仕事のことを考えたり、子どもがいると自分のことが何一つ進められなくてイライラしたり、月曜日のことを考えると日曜日が憂うつになったりします。

そんな風に、過去や未来のことを考え、今現在から離れた心ここにあらずという状態になります。そんな状態を改善するのがマインドフルネスです。

マインドフルネスでは「目の前のことに意識を戻す」練習のために瞑想という方法を用います。静かに座ってじっとしているというイメージを浮かべますが、実は、食べる、見る、聞く、歩く、嗅ぐ、触れる等の五感を生かしたあらゆる方法で瞑想をおこなうことができます。

私なりの「珈琲めい想」


私はマインドフルネス講師としてマインドフルネスを教えています。そんな私はコーヒーが好きで、たいてい毎朝コーヒーを淹れてから飲むまでを瞑想として日々行っています。

どんな風にやっているのか書き出してみます。

  1. コーヒー豆を選ぶ

  2. コーヒー豆を挽く感覚を感じる(浅煎りか深煎りで硬さが違います)

  3. カップを選ぶ

  4. カップや器具を熱湯で温める

  5. ペーパーフィルターを丁寧にドリッパーにセットする

  6. ミルからドリッパーに挽いたコーヒーを入れる

  7. お湯をゆっくり注ぎ、立つ香りを感じる

  8. コーヒーが落ちる音を聞いたり、豆のふくらみを見る

  9. お湯をゆっくりと注ぐ感覚を感じる

  10. カップにコーヒーを注ぐ

  11. 腰を掛けて、まずは色を見る。

  12. 次に香りをかぐ。

  13. 口に入れて、最初の感覚を楽しむ。

  14. 酸味、苦み、甘み、渋み、時間とともに変化する味を感じる。

書き出してみるとずいぶんと過程がありました。これらをひとつひとつを無視してやることもできるのですが、焦らずに自分のペースでおこなうことで、この時間が癒しにも、自分の心の状態を知る機会にもなります。

例えば、コーヒーを早く飲み終えようとしているときは、気持ちに余裕がなかったり、焦っていたりすることがわかります。逆に、庭を見ながら、空模様を見ながらコーヒーを飲むと、心が静かで落ち着いていて、穏やかな気持ちに気が付きます。

忙しくなってくると、コーヒーを入れる時間を削ったりするようになるんですね。そうすると、ちょっとペースが崩れているということや、気持ちに余裕がなく、ちょっとペースを落とし、自分を見直す機会になります。

マインドフルネスを日常に

マインドフルネスはとっても簡単に日常生活に取り入れることができます。歩いたり、食べたり、歯を磨いたり。自分の生活の中に無理なく取り入れ、今まで当たり前だった生活の一部を丁寧にやることによって、今まで気が付かなかった真新しい面に気づいたりします。

気が付くと嬉しくなったり、心に余裕が生まれてきます。そうすると、何かやってみようという気持ちになりますよね。アイデアが浮かんで、創造性が高まってくると言う効果につながるのも納得です。

私は普段、心理カウンセラーとして働いており、自分の心の状態がカウンセリングに大きな影響を与えます。自分の心の状態に気づくことで、カウンセリングに来るクライエントさんや、また自分自身を大切に扱うことができるようになりました。マインドフルネスは、心のケアの専門家がおすすめするストレスケアのひとつでもあります。

マインドフルネスに興味を持った方は、体験会にもぜひいらっしゃってくださいね。

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