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懐かしのりんご飴を作った話

子どもの頃、私は夏祭りに行くと必ずと言っていいほどりんご飴を欲しがった。他にわたあめやかき氷などもある中、赤くて艶々の、綺麗なりんご飴が素敵でしょうがなかった。

だから屋台でりんご飴を売っているのを見つけると、よく母にねだったものだ。

でも母曰く、りんご飴は「見た目は綺麗だけど、特別美味しいものでもない」そう。そういうものかと思いつつ、買ってもらったのを食べてみたら意外と美味しくて、芯だけになったりんごを見せて母を驚かせた記憶もある。

そんな懐かしい思い出に耽っていると、夏祭りのあの雰囲気が恋しくなった。確かに人は多くて暑いのだけど、様々な屋台が並んでいて、お祭りの曲も流れていて、とにかくという感じがして良かった。

そんな夏祭りも、もう何年も楽しめていない。このご時世、お祭りを含むイベントは中止になるばかりで、季節の行事もまともに楽しめないのが残念。

夏祭りには行けないけれど、懐かしのりんご飴だけでも楽しもうと、私は家でりんご飴を作ることにした。

今回参考にしたのは、こちらのレシピ。

〜用意するもの〜
・りんご(小さめのもの) 1〜2個
・割り箸または串
・砂糖 大さじ3
・水 大さじ3

〜作り方〜
①りんごをよく洗い、水気をとって底の方から割り箸か串を刺す。
②鍋に砂糖と水を入れ、弱火で加熱する。(泡立ってきても触らない)
③泡がすぐには消えない状態になり、とろみがついたら火を止める。
④鍋を傾け、りんごをくるっと回して表面を飴でコーティングする。
⑤飴が乾くまでグラスなどに立てておく。

表面の飴が乾くのに少し時間がかかったものの、りんご飴は無事に完成。

照明の下では輝きが増して、さらに艶々に。

いざ食べてみると、飴のパリッとした食感とりんごの食感が楽しい。それに飴の甘さと、りんごの爽やかな風味がマッチしていて美味しい。割り箸に刺さったりんごは少し食べにくいのだけど、それもまた醍醐味。子どもの頃に夏祭りで食べたあの味を再現できて、満足した。

りんご飴の他にも、焼きそばやたこ焼き、チョコバナナやかき氷を作って、家でお祭り気分を味わっても楽しいかもしれない。今回はりんご飴しか作っていないけれど、それでも少しは夏祭り気分を味わうことができた。

(おわり)


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