本の止まり木「ブックカフェ pagewood」本にのめり込み始めたのは小学生のとき。『世界の怖い話』ってドラキュラがアンソロジーで入ってる短編集が好きだった。中学生は『…
階段、窓、お風呂。すべて貰いもので作った「山の家」 透明な青空とひんやりとした白い景色に、どっしりとした存在感で佇む木目調の家。町の中心部から15分山奥に車を走ら…
「東川町に住んでる同世代のフォトグラファーの女の子も連れてきていい?」 神奈川出身の私が北海道東川町に移住して3ヶ月。心の中で湧いてきたのは「友達がほしい」とい…
大雪なものがたり -by Grulito-
2021年11月17日 13:08
本の止まり木「ブックカフェ pagewood」本にのめり込み始めたのは小学生のとき。『世界の怖い話』ってドラキュラがアンソロジーで入ってる短編集が好きだった。中学生は『なんて素敵にジャパネスク』の平安時代の世界にハマって。高校時代はよしもとばななから始まり、谷崎潤一郎の『細雪』はセリフを覚える勢いで読んだの。カラカラと鈴の音を鳴らしてドアを開けると、温かく店内を照らすオレンジ色のランプ、焦げ茶
2021年7月27日 21:46
階段、窓、お風呂。すべて貰いもので作った「山の家」透明な青空とひんやりとした白い景色に、どっしりとした存在感で佇む木目調の家。町の中心部から15分山奥に車を走らせると見えてくるのは、東川町に80年住む庄内さんの家。「農家の畑の土地を起こすときに出てきた岩、階段も窓もトイレもお風呂も全部ほとんど貰い物なんだ」友人の納屋を壊すのを頼まれた。「壊したもの、持っていく?」と言われたところから始ま
2021年5月10日 18:48
「東川町に住んでる同世代のフォトグラファーの女の子も連れてきていい?」神奈川出身の私が北海道東川町に移住して3ヶ月。心の中で湧いてきたのは「友達がほしい」という感情だった。三十路にもなって。彩り豊かな季節が寂しく変わる時期に、友達つくりたいがために鍋パを開催した。参加する友人たちのメッセンジャーグループに問いかけと一緒にひとつのURLが投げ込まれた。淡い色合いの写真たちに見入ってしまっ