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グロースハッカー教える効率的に成長する本の読み方

よく勉強をするために「本を読みなさい」と言われたご経験はないでしょうか。私は昔から日本語があまり得意ではなく、「本を読め、本を読め」と言われたものです。

実は20代(今よりも遥かに読んでいた時期)の頃は結構本を読んでた方でして、「本を読みなさい」というヒトよりは読んでいた自信はあります。(しかし、ながら一向に語彙力や文章力はついていない訳がこのnoteを呼んで頂けると分かるはず・・・)

そんな上司や先輩、先生や親から「本を読む」ことを推奨されるものの、「こうやって読みなさい」という方法論までをセットで教わったことがないのではないでしょうか。あくまで、私独自の読み方にはなりますが、読み方によって成長できる方法があります。

初めに、本を大きく4種類と仮定します。
a. 小説:現代・映画・ファンタジー・エッセイなど
b. ビジネス:時事・学習・医学・育児・マナーなど
c. エンタメ:映画・音楽・芸の・アート・民族・歴史など
d. その他:上記に含まれないカテゴリの書籍

の場合、bを対象とした読み方についてです。

本を読むにも、本の原理原則や、読むために行う思考整理を行うだけで合理的・効率的に本から学習できる価値を最大化する読書術(方法論)があります。本日は、そんなグロースハッカーの本の読み方について綴ります。
※発言は所属会社とは無関係な個人の見解です。

本を読むことによる恩恵とは

本を読む最大のメリットとは、先人たちの経験や知識を得ることにあります。先人たちは、なにもたまたまうまく言ったわけではありません。おそらく、想像し得ないような努力と失敗を積み重ね、1つの成功を積み重ね、さらに体系化した内容をまとめているのが1つの本になります。

仮に新たな課題を取り組もうとして、1から新しい法則を見つけ出し解決したとします。でも、実はその解決法はすでに世の中にあるかもしれません。なかったとしても、先人たちの発見した法則や方程式を応用すれば早く解決できるかもしれません。

結果問題解決が共に出来ていたとしても、時間は有限です。1から考え生み出したほうが得られる経験も多いように感じますが、それには長い年月やコスト(投資)が伴います。先人たちの知識を駆使・利用して解決したほうが早く目的達成に近づけるため、本を読むことを推奨されています。

さらに日経新聞によると本を読むことで年収に差が生じるようで、本を読むことは生涯年収を増やす上でも有効な手段と言えます。

40歳以上で年収1800万円以上の人と600万円台の人それぞれ500人ずつ、合計1000人を対象に、これまでの勉強法、生活、思考パターンなどについて調査した結果、年収が高い人は、低い人に比べて、圧倒的に勉強量が多いことが分かりました。その中でも読書量に関する項目では、「年収が高い人」と「低い人」では20代、40代でも、読書にかける時間において2倍もの差があります。トータルの勉強時間については、「年収が高い人」のほうが、「低い人」よりも、20代で1日29分、40代でも27分多いとの回答がされています。読書を含めた勉強時間が収入にも影響を与えるといえるでしょう。

本の原理原則を考える

この世の中に本はなんと1億2986万4880冊もあるようです。さらに本対象で言うと、冒頭にもあった本の種類を均等で割っても約3,200万冊ある計算になります。

そんな大量な本、知識と経験が詰まっているといっても読めないですよね。だからこそ、本の原理原則から考えてみます。

原理原則を考える上で、
1. 本の中で最も伝えたい内容はなにか
2. 平均価格1,000円だとしてどう価値をつけるか
3. これだけ本があって内容が重複しないのか

を考えます。

1. 本の中で最も伝えたい内容はなにか
筆者の伝えたい内容は、本全ての内容であるかというとそうではないと考えます。おそらく、引きのあるタイトルと因果関係のある内容であり、多くても100行ほどではないかと推察します。

2. 平均価格1,000円だとしてどう価値をつけるか
仮に100行程度だとして、1ページに1,000円は払わないでしょう。ましてや、伝えたい結論だけを記載したとしても、伝わらない。だからこそ、ページをかさ増しする必要があり、価値相応であるページ枚数が増設されます。

3. これだけ本があって内容が重複しないのか
これだけ本があって重複しないかで言うと、恐らくするでしょう。厳密に測れば、多少本の内容はどこかが誰かの本とオーバーラップしているでしょうし、パラドックス(Aでは正解でもBでは不正化など矛盾がある)も生んでいるはずです。

本の価値は多読?自己成長?

本を読むことによって何が重要なのか今一度考えてみます。
a. 1日3時間本を読んだ
b. 累計100冊の本を読んだ

本を読むことで、読んだ感に酔いしれる(自己満足)が価値を最大化出来ていない要因ではないかと考えております。

本を買ったんだったら最後までしっかり読もうとして、だらだら読むことに意味はあるのでしょうか。n冊の本を読んで飾っていることに意味はあるのでしょうか。

見切りや損切り、情報の取捨選択のもと読み飛ばしていきながら、重要なポイントを吸収し、先人のヒントから自身の成長や成功に近づけることのほうが有意義な読書の仕方ではないでしょうか。

グロースハッカーの本の読み方とは

この読み方は、あくまで成長するために合理的・効率的に特化したやり方です。そのため1冊30~1時間程度で読める上に、思考整理&自己成長しかしないやり方ですのでご注意ください。

読み方は大きく3つあります。
1. 読むための心構え
2. 読む前にすること
3. 読むためのフレームワーク

それぞれを以下でまとめております。

1. 読むための心構え
原理原則に則り、レポート形式で本を整理することが大事です。つまり何が言いたいかと言うと、
・大事な文章はなにか=まとめを理解すること
・それまでのページはまとめに繋がる要素であること
・起承転結→序論、本論、結論で内容を読み解くこと
これらにより読むべきページが制限され、読む対象と読まない対象を見極めることが重要であることが分かるかと思います。

2. 読む前にすること
1冊30~1時間程度ですが、基本読む前に30分、実際に読むのは30分程度が好ましいです。で、重要なのが読む前の時間です。
まず、読むに当たって「今何を解決したくて」「この本で何を知りたくて」「どういったことを得たいのか」を整理します。実は本を読む上で、この時間を設けることが最も重要だと考えております。さらに読み終えたあと、それらを解決に至ったのかを言語化させるように読んでいくと、思考整理(=インプット)が自分ごと化され、学習定着に繋がります。

3. 読むためのフレームワーク
私は、結論、序論、本論という順番で読んでいくことが多いです。何故この流れで読むのかというと、不要なページを読み飛ばし結論と重要なポイントを抽出するに適しているためです。
本における最も伝えたい真意(=結論)を読み、さらにその結論につながる内容はどこにあるかを序論で推測し、本論を斜め読みしながら結論につながる要素を見つけ出し点と点を線で結ぶように読書していくと重要な要素だけを抽出して読み進めることができます。

この話の結びとして

本を読むことに苦手意識があるヒトは、
・本を全部読もうとしてしまう
・書いてあるすべてを理解しようとしてしまう

に当たると考えております。

もちろん、全て読んでほしいが筆者としての思いでしょうが、本の原理原則から考えて、全部読んだところで
・あくまでその筆者の成功体験である
・本を盛り上げるためにある程度着色や感情論が含まれる

ため、コト自分の成長においては不要なところは読み飛ばしてしまいます。

さらに、本当に重要なことはこれだけ世の中に本が溢れているため、表現や見せ方を変えようが、本質は変わりません。そのため、重要なポイント被っており読み飛ばすことはないでしょう。

本を読むことにより得られる知識や経験は多く、限られた時間の中で自己成長を施すための読書術になります。もちろん、いろいろな本の楽しみ方はあるでしょうし、どんな読み方をしても良いと思います。知識をつけ成長したいヒトや、本を読むのが苦手というヒトはぜひお試しください。面白かったり、興味を持った方はスキを!良ければフォローしていただけると嬉しいです。

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