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7. アメリカドルの数え方

お金の数え方も一見簡単そうに思えるが


額が少ないから分かる。
 
 
これがミリオン・ビリオンとかになると
 
 
「ゼロがいくつだっけ?」っていう状態になる。
 
 
日本で教えられているお金や数字の数え方は
 
 
例えば、5,500の場合、
 
 
「ファイブ・サウザンド・ファイブ・ハンドレッド」
 
 
と習う。勿論、こういう言い方をしてくれるアメリカ人もいるが
 
 
往々にして、多くの方がカジュアルな会話の中でいう数え方は
 
 
「フィフティー・ファイブ・ハンドレッド」
 
 
という言い方をする。
 
 
数字で分かりやすく書くと
 
 
55 00」という考え方。
 
 
「ハンドレッド」は必ずしも
 
 
「100」である必要がなくて
 
 
「0のゾロ目」なら全部
 
 
「ハンドレッド」で置き換えることが出来る。
 
 
もう少し、長めの数字の事例を紹介する。
 
 
540,220という数字を、どのような英語で表現するか。
 
 
正式な呼び方よりも
 
 
数字を間違えずに把握できる言い方を好むのがアメリカ流。
 
 
正式な言い方は
 
「ファイブ・ハンドレッド・フォーティー・サウザンド・トゥ・ハンドレッド・トゥウェンティ」
 
 
だが
 
 
「ファイブ・フォーティ・トゥ・トゥウェンティ」
 
 
でも問題ない。
 
 
 「もしこの数字に$がついていたら」
 
 
正式に言わないといけないのではないかと
 
 
日本人であれば思うはず。
 
 
勿論、銀行であればそうかもしれない。
 
 
銀行の小切手には、正式名称で書いた方がいいと思うが、
 
 
口頭でのやり取りの際で、正式文書でない場合は、
 
 
「ファイブ・フォーティ・トゥ・トゥウェンティ・ユーエスディー」と言ってしまって構わない。
 
 
 あるいは、「dollars」(ダラーズ)は一般的な言い方で
 
 
スラング「bucks」(バックス)ということも多い。
 
 
 また「000(サウザンド)」は一般的な言い方で
 
 
スラングで「grand(グラン)」もよく使う。
 
 
$10,000は、「テン・サウザンド」と一般的には言うが
 
 
「テン・グラン」ともいう。
 
 
 この会話の本質は、数字を正しく伝えることにあって
 
 
正式名称で言うことではないことに着目して欲しい。
 
 
 世界中で、きちんとしているのは
 
 
日本人くらいなものだということは覚えて置くといい。
 
 
別な言い方で言うと海外は
 
 
「本質を伝えることが重要」
 
 
だということ。
 
 日本でも同じかもしれないが
 
 
現実的に見て日本は
 
「本質より体裁が重要」なことは多い。
 
 
その考え方を捨てよう。

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