川西長人

文章を書くことと料理することが好きです。ワニくんなどとも呼ばれたりします。

川西長人

文章を書くことと料理することが好きです。ワニくんなどとも呼ばれたりします。

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書き残さねば一切は流れゆく

こんにちは、川西長人です。 普段は「きしもとさん」とか「ワニさん」とか呼んでいただいていますが、書き物をする時はもっぱらこのペンネームで書いてますので、ここでは改めてそう名乗らせていただくこととします。 十八くらいの頃からずっと日記を書いていたのですが、仕事に追われるようになった最近ではそれも億劫になり、書く頻度も年に数度に落ちてきていたので 此処に於いて、自分の思い・感じたところを気軽に書き残す場を作りなおそうと思い、こうして新たにnoteに綴ることとしたのでした。

    • 「それは俺の魚だ!」の作者の名前を言えますか?

      こんにちは。 ワニくんもとい川西長人です。 今回実は是非多くの人見てほしい動画があってnoteを書くことにしたのですが、 僕のフォロワーさんはボードゲーム界隈の人が多いと思うので、そういった人も読んで面白い文章にしてみようと思い、“ボドゲ比喩”多めで書いていきたいと思います。 (それでも退屈な方は、すっ飛ばしてインストなしで、最後の動画だけでも見てくれると嬉しいです!) ボドゲカフェのお料理店長からお魚のインスト(説明)マンに華麗な転身を決めた僕ですが 先日僕の働くお店

      • エソラ

        こんばんは。 ワニくんもとい、川西長人です。 本日は「おさんぽ神」というボードゲーム(?)を使ってお散歩をしてみました。 「生憎の雨模様だけど、楽しい散歩になればいいな」と思っていましたが、想像を超えて心が震える素敵な出会いもたくさんあり、どこか感動すらも覚えましたので、実際の散歩の歩みだけでなく、そこで思い感じたところもつらつらと書いていきたいと思います。 お付き合いいただければ、私は幸せ。 ◆ ◆ ◆ まず、「そもそもさんぽ神とはなんぞや?」という方のためにご説明

        • 晩夏の夜に思う

          秋虫の声が聞こえだす季節となりました。 僕はといえば相も変わらず、何もわからず迷いのまま生きています。 人の持ちうる“答え”など、狭量なもの、暫定的なもの。 そうとは知れど、「僕は果たしてこのままで良いのだろうか?」と胸に去来する悩みさえ振り払うようにして眠りにつく日々に、えもいわれぬ焦りを感じています。 無論、確固たるものは求めていません。 ですが、悩み考えることを放棄してしまうのが怖いのです。 僕は長く、自死について考えていた時期がありました。 その時に救いとなっ

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        書き残さねば一切は流れゆく

          心を整える

          こんばんは。川西長人です。 ここ最近、自身の認知の歪みを感じます。 人一人が持てる価値観など狭量なものとは知れども、できれば行き過ぎた偏りは少なくしたいもの。 己の考えに対して自信過剰にして傲岸、 個々人への敬意が少なく、誰に対しても一つの物差しを当てはめようとしている。 今の私は、そうある気がします。 また一方で、自分の中で個々の考えの統制が取れておらず、二重規範(ダブルスタンダード)に陥るケースも多い気がしています。 ここで一度自分の価値観・性格・性質について

          心を整える

          相対主義と絶対主義について

          こんばんは、川西長人です。 火曜日の今日は哲学のセミナーを受けてきたのですが、今日は少し様々な考えが秩序なく働いています。 以前より感じていた違和感が、顕在化してきたと言いますか。 ですので今宵は相対主義と絶対主義ということについて、少し考えてみたいと思います。 ◆ ◆ ◆ そもそも私たちは、何のために生きているのでしょうか。 今読んでくださっているそこあなたは、我々の人生の意義を、なんと捉えていますでしょうか。 古くからのこの問いに、哲学・宗教・心理学・精神医学

          相対主義と絶対主義について

          現状維持バイアス

          こんばんは、川西長人です。 浅草の安宿に籠って小説を書いています。 浅草はいいですね。 あちこちに巨大資本の影こそ見えど、それでも尚随所にかつての日本の面影や息遣いが感じられて……。 人と同様に街も変わりゆくものとは知れど、やはり美しいと思う景観が失われていくのは寂しいものですから。 ◆ ◆ ◆ 新人賞に応募するべく、友人と共作で小説を書いています。具体的に言ってしまえば、ライトノベルです。 以前にnoteで言及した「アンドロイドにも魂は宿るか」という話は一旦後回し

          現状維持バイアス

          自己への恐怖心という、美徳

          頑強さを持つモノは、触れるもの傷つけうる。 そのことへの恐れを抱かねばならぬ。 私はそう考えています。 私が影響を受けている多くの人の中に、元陸上選手の為末さんがいるのですが 為末さんは時折、“当たり前”ということに言及します。 “当たり前”は時に、前の推進力やエネルギーを生む。 一方で、当人が無意識に「そうである」と信じているが故に、摩擦や軋轢も発生させうる。 ……私は和食屋での厳しい下積み自体を経て、かなり“タフ”になりました。 人間的な繊細ややわらかさは必要とさ

          自己への恐怖心という、美徳

          20秒と言う永遠

          コーヒーは私の体にあまり合わないと感じている。 味の良し悪しも、正直さしてわからない。 けれど一方で、ドリップが終わるまで間に焙煎されたコーヒー豆から立ちのぼる香りが空間を満たすこと、それがたまらなく好きで、時折好んで飲む。 元日の今日も何度か淹れては、その香りに満足し、そして飲んだ。 ……具体的にそういった描写があったのか、私が映像を見て勝手に解釈しただけなのかは忘れてしまったのだが、 ワトソンが部屋に入ると、薄暗い自室の中ホームズがパイプをふかしており紫煙が充満して

          20秒と言う永遠

          心の囚人

          こんにちは、川西長人です。 今日は所属している団体が企画する「哲学ウォーク」というイベントで、自然の中を歩いて来ました。 自然の中を歩くことで己の中の心と改めて向き合い、他者や己と対話し、考えを深めようという試みです。 昨夜の雨を吸い、泥濘む地面。 枯れて尚真っ赤に燃ゆる、紅葉の絨毯。 大人になるにつれて見つからなくなった、どんぐり。 花開く日を夢見て待つ、紅梅の蕾。 路傍に凛と咲く、スイセンの花。 久しぶりに触れた冬の自然には確かな息遣いと体温があり、「死と再生」の

          心の囚人

          コーヒーメーカーにも魂は宿るか

          こんばんは、川西長人です。 コーヒーを飲みすぎて、幾分具合が悪うござんす。 夜も遅いので、今夜は短めに。 今日火曜日は哲学のセミナーです。 今日はバガヴァッド・ギーダーが内包する考え方について、その理解を深めました。 最近の授業では、肉体・活力・感情・精神・直観・意思について、その関係について考えさせられます。 今日の授業は古代インドの考えということもあって、輪廻転生などについても学びましたが、個人的には疑問に感じる部分も多く、これから時間をかけて反芻していこうと思い

          コーヒーメーカーにも魂は宿るか

          なれなかった自分と今ある自分

          こんばんは、川西長人です。 些か酔うております。 「果たしてnoteの使い方ってこんな感じで良いのかな?」という疑問を抱えつつ今宵もまた性懲りも無く筆を握るのは、アルコールがもたらす熱に、心まで浮かされているからだと思います。 ……果たして。 さて、今夜話そうと思うのは「かつて私がなりかったもの」と「それになり損ねた自分が、今どう生きているか」ということです。 防臭剤必須の予感がしますね。 とはいえ過去の自分と現在の自分が不可分である以上、これから様々なことを語る

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