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心 マインド ハート 東洋と西洋 | マインド=ハート vol 1 Heartful & Health

日本語の「心」という文字は、人の精神、知性としての「心」の意味合いと同時に、

心臓、気持ち、心情としての「心」の両方を表現している文字です。

数々の東洋の言語でも同様のケースが多いそうです。

その一方で、西洋の言語では、「心、精神、知性」 と「心臓」、「気持ち、心情」は別々の言葉に分けて表されています。

それは、西洋の文化、宗教、歴史の中で「精神、知性」と「心臓」「気持ち、心情」を別個の物、という概念で捉えてきた歴史背景が関連しているのだと思います。

現在でも、西洋社会では、「マインド」と「ハート」は別々の存在との認識が主流の考えです。各々の連携や相互の影響は、一般的には、今でも重要視されていない、気付かれていないのだと思います。

東洋では、「心」に「マインドとハートが共存」すると考えられ、両方が共鳴し影響しあっていると解釈されているのだと思います。

その考え方は、インドの仏ブッダの行った修行と伝え継がれた教え、禅宗の座禅の勧めと練習、などに関連し受け継がれています。

そして、東洋の「心=マインド=ハート」の概念は、米国マサチューセッツ大学医学大学院にて、1979年に設立された、UMass Memorial Medical Centerの研究と治療にも受け継がれています。

こちらで1979年から開発活用され、現在、世界中の医療現場、患者さんに活用されている、ストレス低減プログラム MBSR (Mindfulness-Based Stress Reduction)では、「心=マインド=ハート」を健康に保ち、心身の痛みや苦しみを低減するための練習をする8週間のプログラムが実践されています。

そして、MBSRを元に開発活用されている、鬱病の治療プログラム MBCT (Mindfulness-Based Cognitive Therapy) にも引き継がれています。

上記のプログラムには、座禅に似ているような、座る姿勢、立ち姿勢、歩きながら、横たわる姿勢などの瞑想法の練習、心=マインド=ハートの相互の影響 良い効果 悪い効果への気付きを習慣にする練習が取り入れられています。

Mind (英) Esprit (仏) Geest (蘭) Geist (独) Mens (ラテン) = 心、精神、知性、 知力
Heart (英) Cœur (仏) Hart (蘭) Herz (独) Cor (ラテン) = 心臓

MBSR、MBCTについての詳細:

University of Massachusetts Memorial Medical Center (英語) https://www.umassmemorialhealthcare.org/umass-memorial-medical-center/services-treatments/center-for-mindfulness/mindfulness-programs/mbct-and-mbsr-the-differences-0


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