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#ボルドリッジに学ぶ
倫理的行動を組織の文化と価値観の基盤におくことが大切
ボルドリッジで、企業の社会的責任と企業倫理がどのように扱われているかを確認しました。
カテゴリー1.リーダーシップに「倫理的行動」に関する質問があるので、いま一度振り返っておきます。
「倫理的行動」はボルドリッジの主要な用語集に定義されています。
「倫理的行動」は、働き手、株主、顧客、パートナー、サプライヤー、地域社会など、すべての利害関係者とのやり取りに関わります。
ボルドリッジの「
法令遵守、倫理、およびリスク
ボルドリッジで、企業の社会的責任と企業倫理がどのように扱われているかを確認しておきます。
ボルドリッジでは、経営を6つの側面(カテゴリー)に分けて見ていきますが、企業の社会的責任と企業倫理は、いずれもカテゴリー1.リーダーシップの重要なテーマです。
1.1経営幹部で、リーダーに法的行動および倫理的行動の模範となることを求めています。
1.2ガバナンスと社会貢献で、想定される法律や規制上、および、
サプライネットワークが戦略的優位点になるとき
サプライネットワーク(supply network)はサプライチェーンの拡張として、ボルドリッジで使用している用語です。
ボルドリッジ・エクセレンス・フレームワークは、2年に一度、最新の経営実践を取り入れて改訂されていますが、このサプライネットワークという用語は一つ前の版2019-2020年版の改訂で着目されました。
供給網とも訳せますが、サプライチェーンもカタカナのまま一般的になっていますの
P.1a(5)規制環境
評価基準の基本的要求事項や個々の質問に答える前に、ボルドリッジの「組織プロフィール」の質問を用いて、あなたの組織の基本的な情報を整理し、組織内で共有しておきましょう。(組織プロフィールは、企業/非営利組織編(Business/Non-profit、PDF、英文)をベースにします。)
あなたの組織をとりまく規制環境を教えてください。
それは例えば、
・職場の安全や働き手の健康保全
・事業運
ステークホルダー中心のリーダーシップ
「パーパス経営」というのが注目を集めています。中身をよく知らないまま、「パーパス主導の経営」という表紙の文字に目を止め、DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー21年10月号「パーパス主導の経営で新たな未来をつくるステークホルダー資本主義」を手にしました。
その中の前ベスト・バイ会長兼CEO ヒューバート・ジョリー氏の記事について少し見てみたいと思います。
表題は「ステークホルダー中
コンプライアンスを超える経営の仕組みづくり
ボルドリッジ(ボルドリッジ・エクセレンス・フレームワーク)は、米国発の「証明された」経営フレームワークです。
ボルドリッジ・エクセレンス・フレームワークでは、質問に答え、その回答を評価し、改善に結びつけます。そして組織の将来の成功を確実なものにしていきます。
その基盤にあるのが11個の「核となる価値観と概念」です。ボリドッジ・エクセレンス・フレームワークは、それらを組織経営に埋め込む仕組みと
事実に基づくマネジメント
ボルドリッジ(ボルドリッジ・エクセレンス・フレームワーク)は、米国発の「証明された」経営フレームワークです。
ボルドリッジ・エクセレンス・フレームワークでは、質問に答え、その回答を評価し、改善に結びつけます。そして組織の将来の成功を確実なものにしていきます。
その基盤にあるのが11個の「核となる価値観と概念」です。ボリドッジ・エクセレンス・フレームワークは、それらを組織経営に埋め込む仕組みと
リスクは避けるもの、予防するものという意識がどうしても先に立つけれど
「内部統制評価基準 勝ち抜く会社の800のポイント」は特に「業務の有効性と効率性」を基軸にした「内部統制」の有効性を診断する評価基準です。この評価基準を活用した内部統制の仕組みづくりでは、内部統制に関わる組織経営のプロセスを8つの側面(カテゴリ)に分けて、具体的に仕組みに落とし込んでいく方法をとっています。
その8つのカテゴリーの4つ目「4.経営管理の実践、改善」では、リスクの特定と予防につ
法令遵守→CSR→社会への貢献
社会的責任ということがすべての組織に求められますが、法令遵守・コンプライアンスはそのベースです。
さらに社会への貢献も含めて、次のような図を作ってそれぞれの関係を理解しています。
コンプラアンスについて言えば、法令違反をした場合に受ける法的な処罰・制裁よりも、企業イメージの低下、ブランドの棄損、顧客の離反、株価の下落など社会的・経済的な制裁が、経営に大きな影響を及ぼすことを理解すべきです
ミッション、ビジョン、価値観の関係
リーダーの役割は、効果的なビジョンを示し、ビジョン実現に向けて行動することです。
組織の「ミッション」「ビジョン」「価値観」は、この3つの組で考えます。
ボルドリッジでは、「ミッション」「ビジョン」「価値観」が「主要用語集」に定義されています。
ミッション、ビジョン、価値観の意味するところを見ると、組織では別の言葉(例えば、企業目標、企業理念、行動規範、など)でそれらが規定されている場合
効果的なビジョンを示す
リーダーの役割は、効果的なビジョンを示し、ビジョン実現に向けて行動することです。
効果的なビジョンの具体化は、次の7つの基準を満足させることが必要です。
1.すぐ覚えられる
ビジョンは全ての社員が躊躇することなく暗誦できるものであること。長すぎたり、以下の基準を満たしていない場合は覚えるには値しない。
2.鼓舞する
全社員を団結させ、ビジョン達成の改革運動に奉仕団に自ら参加させるような
組織のリーダーに期待すること
ボルドリッジ(ボルドリッジ・エクセレンス・フレームワーク)は、組織のパフォーマンスを向上させ、持続可能な結果を得るための組織経営のフレームワークです。
ボルドリッジは、組織が変化の激しい環境において、戦略をもとに成果を挙げることに焦点を当て、お客様と働き手のエンゲージメントを醸成し、統治と倫理、社会的責任、競争力、長期的な組織の持続可能性を向上させることを支援します。
ボルドリッジは、模範
VUCAの時代の中期計画
先日、3月まで桜美林大学大学院で教授をされていた高橋義郎氏主催の「高橋マネジメント研究所10周年感謝セミナー」があり、基調講演で日本総研の坂本謙太郎氏(株式会社日本総合研究所リサーチ・コンサルティング部門シニアマネジャー)から、「中期経営計画は作らなくて良い~マネジメントの限界」という刺激的なタイトルの報告があり、興味深く聴講しました。
コロナ禍で社会や経済の様相は一変しましたが、それ以前か