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日々の学び

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ボルドリッジを学ぶうちに興味の分野が広がっていきます。そこで得た学びを共有します。一緒に学びを深めましょう。
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2020年8月の記事一覧

おもてなしの本質

おもてなしの本質

おもてなしは日本の文化、価値観で、世界的にも知られるようになって来ました。しかし、その語源にも諸説あるように、それが何であるか、おもてなしの本質は何か、というと様々な説明がなされています。(例えば「おもてなしの本質」でWeb検索)

おもてなしは英語ではホスピタリティ(hospitality)と訳されることが多くあります。

星野リゾート代表の星野佳路氏が講演で話されていた一つの解釈は、「ホスピタ

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ボルドリッジの知 セミナーご案内

ボルドリッジの知 セミナーご案内

ボルドリッジを広く知ってもらうために、学会でも研究会を開く予定です。
日本イノベーション融合学会に「ボルドリッジの知研究クラスター」を設置しました。

ここでの成果はこの場でも別途報告いたします。

本日ここでは特別編。この日本イノベーション融合学会が協賛して開催されるオンラインセミナー(会場受講も可)をご紹介いたします。

経済産業ビジネススクール ’時代’セミナー「二水会」 会場+オンライン

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レジリエンス(Resilience)

最近、レジリエンスという言葉をよく見かけるようになりました。ウィズコロナ、アフターコロナの世界で必要なのはレジリエンスであるということがよく言われています。

まだ決まった訳語があるわけではなく、あるいは、非常に広い概念で日本語で一言に集約できないためか、新聞でもカッコつきで(回復力)(耐性)などと後付けされていたり、「危機対応力」とか「新しいリスクへの抵抗力」などと前置きされていたりします。

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コロナ時代の顧客エンゲージメント

コロナ時代の顧客エンゲージメント

先日、ブロックスの新しいセミナー「未来×幸せ経営フォーラム」のプレセミナーで、美容室バグジーの久保華図八社長がこんな話をされていました。

コロナが流行しだして最初にやったのは、従業員を守ること。従業員とその家族にマスクや消毒液、うがい薬を支給し感染しない対策をとったり、お店では、お客様には手指消毒、手袋、マスクをお願いし、従業員にはシールドを用意したり、器具の消毒の徹底など病院にも負けないような

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交響曲第六番「田園」

交響曲第六番「田園」

ベートーヴェン生誕250年を祝して、数多くのコンサートやイベントが華やかに開かれるはずの2020年は、COVID-19の影響で静かな年になりました。

ベートーヴェンは交響曲に都度それまでにない新しい試みを取り入れましたが、交響曲第六番「田園」では「標題音楽」というジャンルを築きました。それはその後、「交響詩」という新たな形式を生むきっかけになりました。

殊に第二楽章「小川の情景」は、まさにその

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ベートーヴェンのイノベーション

ベートーヴェンのイノベーション

ベートーヴェンが交響曲に取り入れたイノベーションには、先に紹介した、新しい楽器の採用、楽章の連結(以上、交響曲第五番「運命」)のほかにも、標題音楽(交響曲第六番「田園」)、合唱(交響曲第九版「合唱付き」)などがあります。

すべての交響曲で見られる全体的な統一感(ボルドリッジでいう「システム的視点」)もイノベーションといえるかもしれません。

第五番「運命」では、その一つの要素である、全体にちりば

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