高知県土佐町を踏破<日本全市町村踏破(制覇)>
10月30日、吉野川沿いに県道17号を東進し、大川村から土佐郡土佐町へ。
そのまま県道を進んで行くと、段々と吉野川の川幅が太くなって来る。前回、大川村の記事で書いた通り、早明浦ダムに堰き止められた、さめうら湖である。
このさめうら湖、高知県にありながら、高知県にはほとんど水を供給しておらず、半分は愛媛県に、3割は香川県、2割は徳島県に供給している。特に香川県にとっては重要な水源で、さめうら湖の貯水量が減ると、香川で渇水の危険などどニュースになったりする。
早明浦ダムに着いた時には、すっかり暗くなってしまった。ダムの上は車道になっていて、通行が可能だ。
ダムの真ん中に、土佐町と本山町の境がある。
ダム湖と電気が灯るダムの事務所。
ダムの下には、吉野川と、それを境とする土佐町、本山町の街の明かりが見える。
右が土佐町、左が本山町。
ダムから離れ、県道17号を土佐町市街地に向かって下って行く。湖のほとりから、トンネルを抜けると、下り坂になっていて、土佐町の灯が麓に見えた。集落より高い位置にグラウンドがあって、煌々と明りが点いている。
この少し先で、いの町北部で国道194号から別れ、ひたすら四国山地の南側を、吉野川に沿って東進して来た県道17号は、国道439号と交わる。この439号を西に戻ると、「道の駅土佐さめうら」があるのだが、営業時間外で店が開いていなかった。
そこから、もう少し西に進んで、土佐町役場付近で県道265号に入り、再びさめうら湖畔に戻って、先程走った湖畔の県道17号をもう一度東進。湖畔の旅館「さめうら荘」に入る。
実はここに泊まる為に入ったのではない(笑)
今回の旅は名古屋の実家にある、十年前に他界した父の遺品たるクルマで来ており、宿泊は全て車中泊だ。日産マーチで、小さなクルマだが、後部座席を倒して、対角線に横になれば、十分に足を延ばして寝られる。
「さめうら荘」にやって来たのは、食事の為。夜になり、腹も空いて来たので、ご当地グルメでも食べようと思ったが、道の駅のレストランは閉店だったので、ここに来たのである。
食べたのは土佐あかうし丼。いわゆる牛丼だが、地元高知産の牛肉である。土佐あかうしの特徴は、赤身とサシのバランスの良さにあるらしい。また年間出荷量は約500頭で、和牛生産量の0.1%しかないのだとか。詳細は高知県公式サイトで。
http://www.pref.kochi.lg.jp/soshiki/160901/tosa-akaushi.html
食事の後、天然温泉ではないが、「さめうら荘」の湯に日帰り入浴もした。近くに天然温泉もなさそうだった為。
高知県全34市町村のうち、31市町村踏破、残り3市町村、達成率91.2%。
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