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スローとかファストを考えた際に、医療従事者として情報収集や考えるということをキッカケになった話


荒木博行のbook cafe


金曜日は1週間のVoicyで得た気付きや学びを、
つらつらと書いていく日。

これを書く前日のbook cafeが衝撃的過ぎて、
即このことを書こうと決めた。

㍿学びデザイン 荒木博行氏
㍿コテン 深井龍之介氏
Takram 渡邉康太郎氏
(五十音順)
この御三方の対談の衝撃度たるや…
ツイートせずにはいられなかった…

これを書いている現在、
全3回の対談の内1回しか拝聴できていないが、
濃厚なエスプレッソを飲むように、
刺激たっぷりのひと時となった。


◼️3人の言語化力が高過ぎて


打ち合わせとかしているのか


対談1日目のテーマが、
『ファストな時代にスローの価値観を
 どう訴求する?』
といったものだった。

全3回の各回のテーマは持ち回りとなるようで、
今回は荒木マスターからテーマが提示された。

このテーマに対して、
最初は深井さん、続いて渡邉さんが応える。

事前に打ち合わせをして、
ある程度テーマについて何を話すのか、
決めているかと思うほど、
流暢に話しながら具体的なエピソードが語られる。

それを聴いているだけで、
添付したツイートのように、
御三方の言語化力の高さにビビってしまった。

今回のテーマにあるように、
御三方ともにファストな情報収集もしながら、
スローに考える時間を設けているのだろう、
と浅はかな自分は想像してしまった。

そして、アウトプットの量と質の高さが、
発言の裏に滲み出ているなぁと感じたのだ。

翻って、自身のアウトプットの質の低さに、
辟易としてしまった。

もちろん、この御三方と比べること自体が、
無謀というか何というか…
あんなふうになりたいという微かな希望を持ちつつ、
そこに到達するまでの絶望的なまでの距離を感じ、
諦めの境地に陥ってしまったのであった。


◼️情報の洪水の中で


情報の取捨選択


以前、はてなブログで書いたこともあるのだが、
自分の限られた可処分時間の中で、
どのように情報収集するのか考えた結果、
情報源を捨てることにした。

そんなことを書いた私のブログ記事を添付する。

まさにインターネットによって、
情報をファストに得られる反面、
あまりにも情報の母数が多すぎて、
どこをどのように手をつけていけば良いのか、
まるで大海原に放り出されたように、
パニック状態に陥ってしまうこともある。

昔は、情報に一度でも触れてみることで、
何かしら残る気付きなどがある、と信じていた。

しかし、あまりにもインプットが多過ぎると、
消化不良になるのか、何も残らないのだ。

そういった経験をしてからは、
インプットする情報を絞ったり、
可処分時間を奪わない、
音声コンテンツに切り替えていった。

また読書にあてる時間を設けてみたものの、
残念ながら、この読書時間の見直しも必要だ。

こうして自身の行動を振り返りながら、
うまく余白を作っていく必要があるなぁ、
と感じる今日この頃である。


◼️医療情報に視点を移すと


薬剤師として


ファストとスローを薬剤師に当てはめてみる。

そこで思い浮かんだのが、
一次情報である原著論文にあたることや、
医療と親和性の高い他分野を学ぶことである。

ファストな情報収集に関して、
所属するAHEADMAPのことを思い出した。

医学論文は世界中で毎日のように生み出されている。
そんな論文を効率よく探し出し、
10分ほどで批判的に吟味する。

AHEADMAPに所属する人達のツイートでは、
論文情報が毎日のように飛び交っている。

そのスピードはファストと呼ぶに相応しい。

ちなみに、私は正直言って会員失格と言えるほど、
ついていけていないと感じる。

仲間や同志達を理解しながらも、遅れており、
そんな自分に後ろめたさを感じているのが現状だ。

自虐はそこそこにして話を戻そう。

スローな情報収集という意味では、
例えば人類学や社会学といった分野を学ぶことや、
その分野の書籍を咀嚼しながら読書することが、
あげられるのではないだろうか。

俗に言うリベラルアーツの分野だ。

医療や介護を考える際には、
哲学的な問いを設定したり、
人間そのものを学ぶことが必要だなぁと感じる。

その際に、上記のような分野を学ぶことは、
何かの知識を頭の中に入れるというよりは、
学ぶことで考えるキッカケになるという意味で、
スローな情報収集ともいえると思うのだ。

もちろんファストな情報収集は大切であるが、
スローな学びの時間も大切にしたい、
そう感じたひと時であった。

こんなポンコツな私ですが、もしよろしければサポートいただけると至極感激でございます😊 今後、さまざまなコンテンツを発信していきたいと思っておりますので、何卒よろしくお願いいたします🥺