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即実践できる!新人が即戦力化する4つの承認方法で信頼関係をつくる【部下コミュニケーションTips #1】

みなさん、こんにちは!
4月から新卒新入社員や新しい中途メンバーが増える時期かと思います。

今回は、即実践できる新メンバーとのコミュニケーションの取り方におけるポイントやコツをご紹介していきます。


マネジメントが知っておくべき信頼関係構築に大切な【存在承認】と【行動承認】

存在承認、という言葉をご存知でしょうか?

世の中的に、
良いところを褒めて伸ばそう!
心理的安全性の高いチームを作ろう!

のような言葉が飛び交っていますが、
では具体的にどのようにするのか?という部分が
曖昧な方もいるのではないでしょうか?

この記事では、
初めましての方(新卒新入社員・中途の新メンバー)こそ、
信頼関係を築く上で大切な
【承認】のステップをお伝えしていきます。
また、【存在承認】と【行動承認】を活用した具体的な
コミュニケーションの⭕️❌ケーススタディを通して
仕事に即活かせるイメージを持っていただけたら嬉しいです!


そもそも、承認とは?

心理的安全性が高いチームを作る上で不可欠な、
承認には大きく4つのタイプがあります。

①成果承認(結果承認)
一番、仕事の場面で多く見られる承認のパターン。
成果を出すまでのプロセスではなく、
行ったことによって出た結果や成果を承認すること。

例:かなり高い目標だったのに達成したの流石ですね!
 :お客様視点と予算のバランスを網羅できている素晴らしい企画ですね!

②行動承認
成果や結果が紐づいていなくても、行動自体を承認すること。

例:意見を言ってくれてとても助かったし、勉強になりました!
 :目標達成に向けたプランをいくつも考えていて、本気度が伝わるよ!
  一緒に頑張ろう!

③成長承認
あるメンバーの過去と現在を比較し成長を認めること。

例:1ヶ月前と比べて要点をまとめて誰でもわかりやすいスピーチができるようになりましたね!すごい!
 :もう同席したり一緒に進める必要がないぐらい、理解度も提案力も格段に上がってきてますね!あなたにプロジェクトをお任せしたいと思いました!

④存在承認
その方自体、またはそこにいることを認めること。

例:○○さん、おはようございます!
 :会議に参加してくれてありがとう!
  ○○さんがいてくれるだけで、会議の場が温まるよ!


即戦力化を促す承認タイプの使う順番【新卒新入社員Ver】

承認にタイプがあることを理解いただけたかと思います!
次に意識するポイントは、承認タイプの使う順番です。

新卒新入社員にとっては、
右も左もわからない状況からのスタートです。
何を期待されているのか、
自分は何ができて何ができないのかが
わからない場合も少なくありません。

そんな中で、
質問しやすい、相談しやすい、話しやすい
という安心安全の状態を整えてあげることが
後に仕事でパフォーマンスを発揮していただく上で必要不可欠です。

まず必要になってくる承認が、
【存在承認】になります。

ここにいて良いんだ!
私でもお役に立てることがあるんだ!

と自分を肯定してあげられると、
どんどん主体的になっていき、
結果として早く自走できるメンバーへと成長して行きます。

そうなってきたタイミングで、【行動承認】も盛り込みながら
コミュニケーションが取れるようになると、
しっかり成果を出せるメンバーへと成長して行きます。


即戦力化を促す承認タイプの使う順番【中途新入社員Ver】


中途の新メンバーの場合は
【存在承認】と【行動承認】が最初から大事になってきます。

中途の場合は、経験があるからこそ採用されており、
期待されている成果や役割がすでに決まっています。
もちろんそのミッションに向けて取り組みますが、
やはり、環境がガラッと変わった中で不安なのは誰しも一緒です。

そんな中で、
存在承認されたり、自分のアクションしていることが認められたと思えると
このまま進んで大丈夫という指針にもなります。

その行動の繰り返しの結果、成果が出てきたタイミングで成果承認をする。
という流れが、中途の新メンバーとの信頼関係を構築し
高いパフォーマンスを早く発揮していただく上で大切です。


こんな時、なんて声がけする?ケーススタディ

\新卒新入社員から相談がなかなか来ない・・・/
---
❌ なんでも聞いてね!
⭕ ○○について困っていることある?
---
<ポイント・解説>
●新卒新入社員は、何で困ってるかがわからないケースが多い
●オープンクエスチョンではなくクローズドクエスチョンで声がけしてみる

Good TeamのXより

Good Teamが運営するXで、
リーダーに必要なコミュニケーションTipsなるものを発信していました。

その中の1つを今日は取り上げて
この投稿をより解説していきたいと思います!

新卒新入社員から相談がこないことを憂いている時は、
何か依頼しているものがあり、その依頼に対しての
進捗共有や相談がなくうまくいっているのか
それとも困っているのかわからないというケースがあると思いますので
そのシチュエーションであると仮定してお話を進めていきますね。


そんな時、
・なんでも聞いてね!
・困ってることがあったらいつでも相談してね!

良かれと思ってこんな声がけしているかと思いますが、
新卒新入社員の立場に立って見てどんな気持ちになっていると思いますか?
おそらく、

●思うように進んでいないことは自覚しているが何に困ってるかがわからない
●いつどのタイミングでどんな風に相談して良いのわからない
●管理職であるあなたのスケジュールがいっぱいもしくは可視化されておらず質問や相談できる余地がないように感じている
●こんな質問や相談をして、バカだな・ダメだなと思われたくない
●もっと自分で調べてから質問や相談しよう(と思って、質問や相談へのハードルを勝手にあげている)

などということが想像できるのではないでしょうか?

そんな中で、
・なんでも聞いてね!
・困ってることがあったらいつでも相談してね!
などは、あまりにも抽象度が高く、相手思いの声がけになっていないことに気づいていただけるかと思います。

ではどうしたら良いのか?

●オープンクエスチョンではなく、クローズドクエスチョンで声がけする
●いつどのタイミングどんな風に相談や質問すると良いかを先に提示してあげる
●質問や相談してくれたこと自体を承認する

具体例は、
・以前お願いした▲▲だけど、進捗はどうかな?
 ○○の部分で困ってることあったりするかな?
 困っていることがあればいつでも声かけてね!
 今日、明日は午前中はいつでも話し聞けるよ。

・○○について困っていることあるかな?
 進捗確認も兼ねて明日ミーティングの時間を入れさせてね!

・どんどん質問や相談してくれて、どのぐらい理解しているのか
 どんなポイントで困っているのかわかるよ、ありがとう!

相手の置かれている気持ちや状況に目を向けると、
かける言葉選びが変わると思います!

これが、中途の新メンバーであれば、
上記であげた以外の気持ちの背景があるかもしれません。

例えば、
●早く成果を出さないとチームから認めてもらえない
●こんなこともわかっていないで中途なのかと思われたくないな

などです。

それによっても言葉選びが変わってくるかと思います。

まとめ


新メンバーと信頼関係を構築する上で大事なTipsとしては【存在承認】と【行動承認】を活用するということではありますが、そもそも、相手が置かれている気持ちや状況をイメージしたり、時には直接聞いて、適切な言葉選びすることが大切です!

心理的安全性の高いチーム作りは難しいような気がする方もいるかと思いますが、ここでお伝えしたことを3週間続けるだけで、かなりチーム状況が変わると思います!

メンバーが心から安心できる状態を作りパフォーマンスを発揮できる組織作り、一緒に頑張りましょう!


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