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知って得する!行動経済学

こんにちは!メンバーズグッドコミュニケーションズカンパニーの篠﨑です。

突然ですが、皆さん、こんな経験はありませんか?
「やるべきことがあるのにだらだら過ごしてしまった」「行列に並んだのにあまり満足度の高い経験が得られなかった」「あんまり使わないのにそこそこ良いスマートフォンを選んでしまった」・・・など。
私たちがときおり起こす、このような非合理的な行動には、実はきちんとした理屈があります。

そこにアプローチしている学問が「行動経済学」です。
このnoteでは、行動経済学で研究されている代表的な行動パターンを知ることで、
自身の行動を俯瞰で見て、コントロールすることを目指したいと思います!

もしもご参考になりましたら、♡(スキ)&フォローしていただけると嬉しいです。

1.そもそも「行動経済学」とは

【定義】
人間がかならずしも合理的には行動しないことに着目し、伝統的な経済学ではうまく説明できなかった社会現象や経済行動を、人間行動を観察することで実証的にとらえようとする新たな経済学。

(小学館『日本大百科全書(ニッポニカ)』より引用)

伝統的な経済学は「人間は合理的である」という考え方に基づいていますが、「実際そうでもないよね」というスタンスを取っているのが特徴です。


2.どんなことに役立つか

◆マーケティング
 人間の意思決定の理屈を知ることで、消費者の心の理解につながります。
 これを活用することで、マーケティングを最適化することができます。

◆マネジメント
 人間の行動パターンを知ることで、職場内での人間行動を予測することにつながります。
 これを活用することで、プロジェクトやチームをコントロールしたい方向に導くことができます。

◆自己実現
 意思決定・行動パターンを理解することで、自分の生活を俯瞰で眺めることにつながります。
 これを活用することで、目指すゴールへ向かう現実的な道のりを描き、実行することができます。


3.こんなときある?代表的な行動パターン

◆行列の先にあるものを「良いもの」と感じてしまう!
これは「バンドワゴン効果」によるものです。
観光地の商店街で、ひと際列の長いお菓子屋に並んだことはないでしょうか?他に無数のお店があるにも関わらず、人間は、行列の先にあるものを「良いもの」と感じてしまうようです。
「限定」「人気No.1」「ベストセラー」などの売り文句につられて、知らず知らずに物事を過大評価していませんか?

◆今あるものに大きな価値を見出してしまう!
これは「現状維持バイアス」によるものです。
具体的な行動としては、「成長したいけど頑張りたくない」「給料を上げたいけど転職はしたくない」「渋滞を避けられないいつもの道を選んでしまう」などが挙げられます。
何かを変えたいと思ったときに、現状維持バイアスという言葉を思い出し、そこに陥っていないか確認してみてください!

◆そこそこがちょうどいい!
これは「極端回避の効果」によるものです。
スマートフォンに256/128/64GBのストレージ容量がラインナップされていれば128GBを選んでしまったり、うな重に松竹梅があれば、梅でも十分満足なのに無難に竹を選んでしまったりします。
極端でも、自分が本当に望むものを冷静に見つめてみましょう!

◆手間がかかるほうが価値を感じる!
これは「イケア効果」によるものです。
イケアの家具をお持ちの方。その家具は、リーズナブルながらも愛着を持って使っているものなのではないでしょうか。人間は、自分が苦労して携わったものには価格以上の価値や愛着を感じるものらしいです。
日々を豊かにするには、お金ではなく苦労で解決すると良いかもしれません。

4.まとめ

今回ご紹介させていただいたのは、あくまでも代表的な行動パターンですが、少なからず当てはまるところがあったのではないでしょうか?
このように、行動経済学を日々の暮らしに当てはめることで、自分や他人の行動を俯瞰で見つめなおすことができます。
そして、ここから言えることは、物事は成り行きではなく、コントロールできるということです!

繰り返しになりますが、この記事がもしもご参考になりましたら、♡(スキ)&フォローいただけると嬉しいです!

【参考文献】
・『知識ゼロでも今すぐ使える!行動経済学見るだけノート』真壁 昭夫 著(宝島社)
・『サクっとわかるビジネス教養 行動経済学』阿部 誠 監修(新星出版社)


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