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コーヒー界の風雲児

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世界中で広く愛され、日本でも1週間に平均12杯も飲まれているコーヒーですが、生産や流通の現実、生産者が直面する課題について語られる機会は少ないです。18歳で日本へ渡り、この現実に… もっと読む
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【コーヒー界の風雲児(後編)】コーヒー農園の視察のために、グアテマラに戻ったカルロス。
その目に映ったのは、コーヒー業界の不都合な真実でした。

【コーヒー界の風雲児(後編)】コーヒー農園の視察のために、グアテマラに戻ったカルロス。 その目に映ったのは、コーヒー業界の不都合な真実でした。

コーヒー農園の視察のために、グアテマラに戻ったカルロス。
その目に映ったのは、コーヒー業界の不都合な真実でした。

▼目の当たりにしたアンフェアな真実グアテマラで育ったカルロスにとって、コーヒー農園はとても身近な存在。
幼少期から何度も訪れたことのある場所でした。
でも大人になり、日本でコーヒービジネスを立ち上げた後では、見慣れていたはずのコーヒー農園の「リアルな姿」が見えてきました。

汚れたま

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【コーヒー界の風雲児(中編)】グアテマラの青年が、日本で見つけたもの。甘い夢と、甘くない現実。

【コーヒー界の風雲児(中編)】グアテマラの青年が、日本で見つけたもの。甘い夢と、甘くない現実。

まだ、前編をお読みでない方は、こちらから!
コーヒー界の風雲児 (前編)

コーヒー界の風雲児 (中編)
グアテマラで生まれ、いつかは海の向こうの広い世界を見たいと願っていたカルロスは、ついに日本という未知なる国に降り立ちました。

◆グアテマラから北海道へ来日前のカルロスが抱いていた「日本」は、皆が着物を着ているイメージ。
でも、成田空港に降り立つと、周りはユニフォームのようにスーツを着こなして

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【コーヒー界の風雲児(前編)】グアテマラの少年は、ここではないどこかを夢見ていた

【コーヒー界の風雲児(前編)】グアテマラの少年は、ここではないどこかを夢見ていた

グアテマラ共和国。通称グアテマラ。
メキシコの南に位置し、太平洋とカリブ海に面した中央アメリカの国。
日本では、グアテマラといえば「コーヒー」のイメージがあるかもしれませんが、古代マヤ文明の栄えた地でもあるグアテマラは、観光地としても人気のエリアでもあります。

世界遺産に登録されている古都アンティグア(日本でいう京都のような街)をはじめ、グアテマラ中央高原には、マヤの先住民たちの村々が点在し、村

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