自分の人生経験の少なさに絶望した話
人生の中には「決まった枠」があり、その中で生きていられるうちは苦労しないが、そこから外れてしまったとたんに途方に暮れることになる――。
昔『世にも奇妙な物語』という番組で、草彅剛さんが出ていた「13番目の客」という話があった。数ある奇妙な話の中でも特に印象深かったのでうっすらとだが覚えている。確か奇妙な理髪店で働くことを強いられた男が、いつしか周囲に溶け込んだものの、やがて強制的にそこを追い出され、嘆き悲しむ姿がラストシーンだったように思う。
そう、決まった枠の中は心地