読書感想文 宇野常寛『ひとりあそびの教科書』
飲み会と悪口に偏りすぎている今の普通の大人の遊び方を否定し、それとは違う、ひとりあそびの考え方を解説/提案する。
著者自身が楽しんでいるあそびの例は、街走りから都内でのカブトムシ探し、少し遠くへのひとり旅から、仮面ライダーのフィギュア集めまで様々。
それらひとりあそびを通して、個々が自分と向き合って精神を豊かにする。そしてそれぞれが自分の好きなあそびについて、自分の考えを発信していく。その発信は少しずつ世界を多様にしていく。
それはいつかどこかの誰かに良い影響を与えるかもしれない。そうすることで、地獄と化したこの世の中を良くしていこうという本。
ひきこもり型からアウトドア派まで幅広いタイプの人が、他人の目や今の流行などを気にせず、自分の好きなことに対して、より前向きに取り組めるようになる素敵な本です。
仮面ライダーに対する著者の本気の情熱も語られており、特撮ヒーローファンの方にもおススメです。
目次
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