見出し画像

【Vol.18】海外駐在内示で突きつけられた「現実」と私が大手企業を去った理由

今回の記事では、この3月に大手損保から小売業界へ転職を決断したそーたさんに登場していただきます。

新卒で誰もが知る超大手企業に入り、法人営業で圧倒的な成績を残したそーたさんが、なぜ転職を決断したのか。そしてその過程で学んだこととは。

そーたさんは、元々この『俺たちの転職物語』を読んでいたそうで、転職活動を終えたこのタイミングで「次は書く側にまわりたい」と思い、今回記事の執筆にご協力いただきました。本当にありがとうございます。

もし他にもこの記事を読まれて「私も書いてみたい」と少しでも思ったら、お気軽にtwitter公式アカウントまでDMでご相談をぜひお願いします!!

それでは、そーたさんにこれまでのご経験を語っていただきます。

●自己紹介

初めまして。そーたと申します。30歳です。

私は新卒入社した大手損保で8年勤務し、今年1月から転職活動を始めました。そして3月に無事、小売業界に転職することが決まりました。

私が就活をしていたときのトレンドでいうと、金融が人気でした(私が内定を取れる企業レベルの中で)。

会社の規模が大きく、年収も高く、誰もが知っている知名度がある会社への入社を希望していて、それらの条件を満たしていた会社への入社を決めました。社会貢献性が高いことも選んだ理由の一つです。

そして8年目のときに、転職を決断しました。今回の記事では、そこに至った経緯や感じたことなどを書いていきます。

私は元々、この『俺たちの転職物語』を読んでいました。さまざまな方の経験を読ませていただくことが自分自身の決断の後押しになっていました。

そして私が転職を決めたタイミングで、今度は書く立場になりたいと考えていました。

私の思いとしては、特に「いま転職を考えてない人」にこの記事を読んで欲しいです。

新卒1社での経験だと考えが凝り固まってしまいがちです。

会社への依存度も高まってしまうので、転職するorしないに関わらず、サラリーマンとして働く全ての人に読んで欲しいと願っています。

●野球一筋だった学生時代

私の学生時代は、「野球一筋」でした。高校時代には、全国制覇も、甲子園出場も果たしました。

当時からコツコツ毎日努力することができる性格だったので、仕事に対する姿勢にも通ずるものがあると思っています。

小さい頃から「プロ野球選手」に憧れていたので、働きたい会社は特にありませんでした。「有名な会社に入れば年収も高いだろう」ぐらいの安易な考えで就職活動をしていました。

就職先が決まったときは、誰もが知っている大企業に内定をもらうことができて嬉しかったことを記憶しています。学歴は決して高くなかったので、同期の学歴が高いことに驚いたことも鮮明に覚えています。

●仕事の楽しさを感じた若手時代

入社後、私は出身地の東海地方に配属となりました。物理的に広い範囲を営業で任せられ、社有車でとんでもない距離を走り回る日々でした。

自社の商品を販売してもらうために、自動車販売店を朝から晩までとにかく営業で回りました。片道2時間半という営業先もあり、移動中はひたすら音楽を聞きながら走りました。

行動すれば結果が伴うことも増え、次第に仕事の楽しさも感じて始めました。一定の成果を出すこともでき、地域や全国で表彰されることもあり、充実した若手時代でした。

月~金の平日は必死に働いて、華金~日曜日は必死に遊ぶようないわゆる一般的なサラリーマン生活を過ごし、時には二日酔いの状態で会社に出社することもありました(笑)。

社内で評価されることが増えていった一方で、金融業界の法人営業しかしていないことに少しずつ焦りを感じて始めました。

社外で出会う人材とのスキルや経験のギャップを常に感じるようになり、次第に焦ることが増えていきました。

●突きつけられた「現実」に戸惑い、転職活動へ

ここから先は

3,598字
この記事のみ ¥ 500

この記事が参加している募集

退職エントリ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?