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著者インタビュー #13【内田公人さん】

今回は2020年12月17日に発売し、好評発売中の『トップアスリートたちから学ぶ心を整える方程式 最高のパフォーマンスを発揮するメンタルトレーニング』。その書籍の著者である 内田 公人 さんに、執筆時のエピソードや内容のポイントなどについて伺いました。

著者プロフィール

内田 公人(うちだ まさと)

内田さん写真小_加工後

「メンタルコーチ」「人生という試合のベンチコーチ」
1987年東京都生まれ。10歳でテニスを始め、学生時代はテニス部に所属、会社員時代は実業団に2年間所属。
新卒入社直後にミスを連発、売上げ目標未達成が続き、自信を失う。ダメな自分を変えたい、という思いで自己啓発や心理学の本を読み漁るうちにテニスで培われるメンタルスキルが日常生活に活かせることに気付く。
その後、実業団に所属。リーグ優勝、昇格に貢献。職場では二階級昇格のお話を頂くなど、自己成長を実感し、テニスというスポーツが持つ価値を再確認。
その経験をから、スポーツを通して頑張る人の役に立ちたい、という思いでOpen Courtを設立。テニス選手を中心にアスリートやビジネスマンへ目標達成に向けたメンタルサポートを行っている。

著者インタビュー

――まず、出版してみて周りの反響はどうでしたか。

内田公人(以下内田):多くの人から応援や祝福の声をいただきました。親御さんが購入して「わかりやすかったから、自分の子どもにも読むように勧めました」とう声を複数人から聞いています。他にも身近な方々からポジティブな感想をいただけました。
また書籍を購読していただいた方からお仕事のお問い合わせをいただいたことも有り、良いことずくめでした。本当に出版して良かったと感じています!

――嬉しい報告をありがとうございます! では、本題に。なぜ本作を書きたいと思ったのかを教えてください。

内田:社会に自分の持っている知識や経験を活かして、少しでも良い影響を与えたいと考えていて、その一つの手段が出版でした。私はもともと器用なタイプではなく、社会に出てもうまくいかないことが多々ありました。
しかし、メンタル面を見直すようになってから、営業成績、健康、プライベートなど全ての面が好転していきました。「メンタルが変わればもっと自分らしく活躍できる」ということを多くの方にお伝えしたいと思い、本作を書きました。
本書は多くのアスリートの言葉や考えを用いています。普段あまりメンタル面について考えていない方にも、身近なアスリートの事例を用いることで興味を持って読み進めてもらえるのではないかと思い、多くのアスリートを取り上げました。

――内田さん自身が体験した変化も基にあるのですね! テニスとメンタルのかけ合わせですが、特にどんな点が強く紐づいているのでしょうか。

内田:一つ挙げるなら、問題解決するために自分と向き合う機会が多いということです。ほとんどの競技は試合中にコーチや仲間と会話をするタイミングがありますが、テニスのシングルスでは試合中にコーチや仲間が選手にアドバイスするのは反則です。この点で自分のパフォーマンス100%が自分にかかってきます。どんな不利な状況でもうまくいかなくても、自分自身が向き合って解決の道筋を探し出すスキルが、テニスを通して磨かれると考えます。

――シングル戦は本当に自分との闘いなのですね…。執筆においても自分との闘いともいえますが、大変だったことや苦労したところは何でしたか。

内田:多くの時間を費やしましたが、大変だったと感じたことはあまりなく、自分の知識や考えを表現することを楽しみながら執筆しました。
しいて言うなら、一冊という限られた文字数で私の伝えたいことをわかりやすく文章にすることに気をつかいました。色々詰め込もうとすると長ったらしくなるし、シンプルに書きすぎると伝わりづらくなってしまうのではないかと考え、バランスを調整しながら執筆していました。

――執筆期間を楽しむとは素晴らしいです! それでは、本作はどんな人へ特におすすめしたいですか。

内田:メンタルが弱いと実感している人、何かを目指して一生懸命努力している人には本書が役立つはずです。メンタルが改善すれば前向きな行動を選ぶようになり、行動の質も向上します。目標達成するにふさわしい自分になり、自己実現を達成していただきたいです。

――本作の教えを読者が最大限に活かせるように、有効な読み方を教えてください。

内田:まず第1章~3章をよく読んでいただきたいです。メンタルの必要性と脳と心の関係を理解すれば、心を整えるスキルが身につきやすくなります。
また、各項の最後にワークを設けているので、時間を取ってじっくり取り組でみてください。ワークをやりながら自分の心の状態がどう変化しているか感じ取ることができれば、本書を最大限に活かせます。

――ワークが21個も収録されていて充実しています。本作で一番気に入っている推しのポイントはどこでしょうか。

内田:第3章「心を整える思考法」の6.「自分の心は自分できめる」という項目があるのですが、本書でお伝えしたいキーポイントになっています。第2章、3章で心を整える方法をいくつか紹介していますが、一番のパワーワードではないかと思っています。あまりネタバレしても良くないのでぜひ読んでみてください。

――ぜひ本書を読んでいただきましょう! 話題を変えて、コロナ禍のいま、心の整理やメンタルの状態を良くしたい人がたくさんいます。ストレスを溜めないためにも、内田さんが普段やっているストレス解消法などあれば教えてください。

内田:とにかく自分を労わることを大切にしています。仕事や普段のタスクで疲れるとストレスが溜まってしまいます。なので、何も予定を入れずに自分をリラックスさせる「休み時間」をつくるようにしています。その時間に、おいしいものを食べたり、マッサージに行ったり、ゆっくり寝たり、音楽を聴いたり、コーヒーを飲んだり、他のことは一切考えずに休み時間を満喫します。

――「休み時間」最高ですね!! 内田さんが一番好きなスポーツ選手と好きな言葉を教えてください!

内田:一番好きなスポーツ選手は本田圭佑選手です。彼の自分を信じて挑戦し続ける姿勢が素晴らしいと思います。

本書では多くのスポーツ選手の言葉を取り上げましたが、私の中で一番好きな言葉があるわけではないんですよ。響いてくる言葉はその時その時で違いますし、この言葉をずっと大切にしようとしたこともあまりないです。と言うとあまり面白くないかもしれないので、高橋尚子さん「何も咲かない寒い日は、下へ下へと根を伸ばせ。やがて大きな花が咲く」という言葉は物事がうまくいっていない時の励みになります。

――とても素敵な言葉を紹介いただき、ありがとうございます! 最後に、今回のnoteを読んでいただいた読者へメッセージをお願いします!

内田:メンタルが改善すれば多くのメリットがあります。仕事がはかどる、ストレスが溜りにくい、病気になりにくい。それらはすべて自分の人生の質に影響することです。本書を通して自分自身の心の状態に少しでも目を向けるきっかけになっていただければ幸いです。

*   *   *

書籍紹介

メンタルトレーニングはスポーツ選手だけがするものではありません。
目指しているものに向かって頑張っているすべての人がすべきものです。

成果主義社会に生きる多くの人は日々のタスクに追われて、プレッシャーに耐え、ストレスを抱えながら生活しています。それにも関わらず自分の心は二の次、三の次になっているのが現状です。

私自身もその一人でした。私は自分に自信が持てず、仕事でミスをしては落ち込んで、営業成績が振るはないと自己嫌悪に陥っていました。そんな時にスポーツのメンタルトレーニングと出会い、自分の心をと向き合うようになりました。すると翌年には営業成績が目標の3倍の実績を上げ、30歳で会社を退職する前には二階級昇格の話をいただくなど、仕事のパフォーマンスが飛躍的に改善できました。結果を出す人は結果を出すメンタルでいる人なのです。

本書では、フィギュアスケートの羽生結弦選手をはじめ、バスケの八村塁選手、サッカーの長友佑都選手、テニスのジョコビッチ選手などトップアスリートの言葉から最高のパフォーマンスを発揮するメンタルスキルを学び、本書内のワークを通してそのスキルを自分自身に落とし込む作業をしていきます。ワークに取り組むことでメンタルトレーニングになり、結果を出すメンタリティが得られます。

頑張っているのになかなか成果が出せない人、メンタルの弱さに悩んでいる人、失敗を恐れて行動に移せない人、そんな方のための一冊です。


【目次】
第一章 脳を心のために使え
第二章 心を整えるスキルをつかめ
第三章 思考で心を整えるスキルの全貌
第四章 心を安定させるマインドセット
第五章 心に良い影響を与える行動習慣


第一章までの無料全文公開も合わせてお楽しみください!

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