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『見た目の悩みはメイクアップで解消! 人生が変わるメンズメイク術』序章・無料全文公開

発売日目前、特別企画!!
書籍『見た目の悩みはメイクアップで解消! 人生が変わるメンズメイク術』より、第一章「メイクアップで印象はガラリと変えられる!」を全文公開しちゃいます!

男性は見た目を気にしている

 まず気になるデータがありますので、ご紹介しましょう。

メンズ専門エステサロンの調査(※1)によれば、男性が感じる自分のコンプレックスは、次のとおりでした。

 ※1:メンズラクシアが2018年7月にインターネットで調査。20代~30代の男女1,118人を対象。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000035463.html

第1位 顔が整っていない(24.9%)

第2位 余裕がなく、マイナス思考(23.7%)

第3位 ファッションに気を遣えていない(16.6%)

第4位 髪の毛が薄い・禿げている(12.5%)

第5位 仕事ができない・責任感がない(7.4%)

第6位 不潔感がある(4.9%)

この調査結果を見ると、上位6位までに外観的な要素が4つ入っており、男性のコンプレックスとして外見的な要素が主体となっているのがわかります。やはり見かけを気にしている人が多いようです。中でも第1位の「顔が整っていない」は、一般的なイメージとして、イケメンであるほど周りからモテる可能性が高いといった理由から、気にされている人が多いのだと思います。

見た目に自信がない場合は「整形」も方法として考えられますが、生まれもった顔の造りをかんたんに変えることはできません。整形手術は、韓国では老若男女を問わず盛んですが、日本ではまだ一般的といえるほどではありません。

スキンケアをすることで、肌の悩みを解決してはくれますが、顔の造りまでは変えられないのです。そこで期待されるのが「メイクアップ」というわけです。

メイクアップ化粧品の3つの効用

 薬機法(正しくは、医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律)によれば、化粧品の定義は次のようになっています。

「人の身体を清潔にし、美化し、魅力を増し、容貌を変え、又は皮膚若しくは毛髪をすこやかに保つために、身体に塗擦、散布その他これらに類似する方法で使用されることが目的とされる物で、人体に対する作用が緩和なもの」

この中で、メイクアップ化粧品は〝魅力を増し、容貌を変え〟に該当するでしょう。

また、化粧の目的としては、本能的目的(性的誘惑、美の演出など)、実用的目的(容貌のカムフラージュ、皮膚の保護など)、信仰的目的(祭祀、呪術など)が挙げられます。

メイクアップ化粧品を使うことによって、顔の外見的な悩みを解消できるのは、3つの効用があるからです。それは「美的効用」「保護的効用」「心理的効用」が挙げられます。まずは効用について知り、あなたの悩みに対して解決してくれる方法を見ていきましょう。

まず「美的効用」について、メイクアップ化粧品を使うことにより、外見的な悩みを解消し、見た目の魅力を増して、コンプレックスを解消できる可能性が十分にあります。効果としては、次のようなことが挙げられます。

■色演出
血色が悪く不健康そうに見える人でも健康そうに見せることができ、見た目が暗い印象でも明るい印象にできる。


■形演出
目の細い人でも大きく見せられたり、エラの張った輪郭を小顔に見せられる。


■質感演出
肌表面の凸凹をフラットに見せたり、脂っぽい額のテカリを抑えられる。


■トラブルカバー
ニキビの目立ちを隠す、クマの目立ちを消す、濃いヒゲの目立ちを隠すことが可能。


次に「保護的効用」です。メイクアップ化粧品を使うことによって、肌のバリアとなり紫外線や乾燥、花粉やPM2.5などさまざまな環境要因から肌を守ることができます。効果としては、次のようなことが挙げられます。

■紫外線防止効果
太陽光線に含まれる紫外線は、肌に炎症を起こしたり(サンバーン)、肌を黒くしたり(サンタン)、シミの原因になるなど肌に悪い影響をおよぼす。メイクアップ化粧品に含まれる酸化チタンなどの粉体は、紫外線散乱効果(紫外線を撥ね退けて肌に悪い影響をおよぼさないようにする効果)をもち、肌を紫外線から守る効果がある。


■保湿効果
メイクアップ化粧品に含まれる多価アルコールや油分は、肌にうるおいを与え、乾燥から守る効果がある。乾燥してしまうと、肌の水分量が少なくなり、肌の表面が荒れてガサガサの状態(いわゆる肌荒れ)になる。


■保護効果
メイクアップ化粧品を塗布することにより、花粉やPM2.5などの環境汚染物質に、肌が直に接しないようにして肌を保護する効果がある。


最後に「心理的効用」としては、メイクアップ化粧品を使うことによって、自分や周りの人々の心理にポジティブな影響を与えられます。効果としては、次のようなことが挙げられます。

■自己効用
メイクをすることで見た目のコンプレックスをカバーでき、自信と満足感を得て、表情が生き生きとして活動的になれる効果がある。


■対人効用
メイクをすることで周りから見られる印象がよくなり、自己の心理に反映される効果がある。


■精神神経免疫学的効用
メイクをすることによるポジティブな感情が、体の自律神経系、内分泌系、免疫系によい影響を与え、ストレスに打ち勝つなど、精神面をよい状態にする効果が期待できる。


以上のように、メイクアップ化粧品を使用することによる効用は、単に外見的な悩みを解消し、見た目の魅力を増して、コンプレックスを解消する可能性がある(美的効用)だけではありません。肌のバリアとなり、さまざまな環境要因から肌を守る(保護的効用)ことや、自分や周りの人たちの心理にポジティブな影響を与える(心理的効用)ことも兼ね備えている優れものです。

これらの効用を女性だけのものにしておくのは、もったいないと思いませんか?

あなたもメイクをすることで、外見的な悩みを解消して自分の魅力を増し、肌を保護し、ポジティブな思考をもつことが可能です。その状態で毎日の生活や仕事、対人関係に向かえば、人生はよりよい方向に向いてくることも期待できるでしょう。

男性もメイクする時代へ

 近年ヨーロッパでは、メンズコスメブランドが次々と上市されています。2011年にはイギリスのメンズメイクブランド「MMUK MAN」が発売され、その後もイヴ・サンローランやトム フォードから、2018年にはシャネルからメンズメイクラインが発売されています。

日本でも2018年に、株式会社ACROからメンズメイクブランド「ファイブイズムバイスリー」が発売されました。ファンデーション、コンシーラー、アイブロウといった12カテゴリー(商品分類)の61商品が揃えられています。

男性用化粧品の市場規模は、2017年に240億ドルでしたが、2023年には290億ドル(約3兆円)に拡大すると推定されているのです。

メンズメイクに関する意識調査(※2)について、詳しく見ていきましょう。

※2:BULK HOMMEが2018年9月に実施。10代~30代の男女300名を対象。

 まず「男性がメイクをすることに対してどう感じますか?」との問いに対して、見た目に気を使っていると感じていいと思う(36.0%)、肌荒れや毛穴などの気になる部分を隠すためならいいと思う(34.7%)、面接や結婚式のイベントなどで場面に応じてのメイクであればいいと思う(25.3%)が上位に入っています。

一方、男性がメイクをすることはいいと思わないは20.7%にすぎず、大半の人がメンズメイクに肯定的でした(複数回答あり)。

この結果を見ると、男性のメイクが10代から30代にだいぶ浸透してきていることがわかります。肌のトラブル時やイベント時(パーティ・結婚式・成人式など)だけでなく、デイリーユースに近づいているのではないかと感じます。

続けて調査結果を見ていきましょう。

「男性がメイクをすることに対してよいと思う理由は?」という問いに対しては、清潔だと感じるから(52.9%)、自分をよく見せるために努力しているから(37%)、キレイに見えることはいいことだから(36.1%)が上位に入っています(複数回答あり)。

この結果より、メイクによってキレイに見えることはもちろん重要で、清潔感や努力志向など、その人の雰囲気や生き方についても評価が高まると考えられます。

「今後メンズメイクをしてみたいですか?」という問いに対しては、メイクをすると思う(13.3%)、するかはわからないが興味はある(22%)、あまりメイクをしたいとは思わない(30%)、メイクはしたくない(34.7%)でした。

メイクをすると思う、するかはわからないが興味はあるの回答が、合わせて35%以上にものぼり、メンズメイクはもうすぐ当たり前になることが予想できます。

「どの部分をメイクしたいと思いますか?」という問いに対しては、ベースメイク(56.6%)、目(45.3%)、眉(41.5%)が上位に入っています(複数回答あり)。ベースメイクが多いのは、ニキビ跡など顔表面のムラを隠し、均一にしてキレイに見せたい、という願望があるのでしょう。目は顔のパーツで一番印象を左右するため、目の印象をよくしたいとの想いがあります。加えて眉も印象に与える影響が大きいので、キレイに整えたいのだと思います。

日本では、メイクは女性がするものといった概念が一般的でした。しかし現在では、メイクをする男性が女性から好かれることもあるようです。またSNSにおける自撮り文化やオンラインによる会議などで、何かと自分の顔を露出して正視する機会が増えたため、自分の欠点が気になるようです。肌トラブルを隠したり自分をいいように見せるために、男性のメイクが注目され浸透してきていると私も感じています。

メイクをして劇的に変わった人といえば、芸能人ではMattさんも挙げられます。白塗りで欧米人のように見えるメイクが有名になりました。世間の注目を集め認知度を上げるために、「Mattメイク」をするようになったそうです。さらには、ミュージシャンとしての成功の手がかりにしたいという夢もあるといいます。

過去でいえば、1960年のアメリカ大統領選挙のテレビ討論で、メイクアップが視聴者にどのように影響されたかの例があります。ニクソン候補は出演の際にメイクアップを拒んだため、無精ひげが目立ちくたびれて見えたそうです。一方のケネディ候補は、ばっちりメイクをして、血色もよく落ちついて見えたのでした。このテレビ討論が影響したこともあり、ケネディ氏の当選につながったとの話もあります。

私も化粧品薬事コンサルタントとして、講演や商談など、ここぞというときはメイクをしていますね。眉毛の外側がやや薄いのが気になり、アイブロウを使っています。アイブロウを使うことで、眉毛が増えたように見え、キリッとシャープな印象になるのです。自分が気になっている点を解消すると、自信がもて、講演や商談にも落ちついて臨め、人前であがることもなくなりました。さらに、爪には目立たない色のネイルエナメルを塗ることもあります。爪にツヤが出てキレイに見え、隠れたおしゃれとして気分が上がるのです。

このように、メイクには力があると思いませんか?

あなたも本書を手に取ってくれたということは、カッコよくなりたい、自分をいいように見せたい、自信をもちたい、コンプレックスをカバーしたい、などという願望が潜在的にあるからだと思います。

コンプレックスをカバーするとともに、自分をカッコよく見せて自信をもち、世の中をうまく渡り、成功する人生を歩むために、男のメイクは今後ますます盛んになっていくのではないでしょうか。

あなたもいますぐはじめられるメイクアップをして、自信をもち、成功をつかむために一歩踏み出してみましょう!

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序章はここまで!
続きを読みたい方は、各電子書籍ストアにて3月30日より随時発売になりますので、是非お買い求めください。
下記リンクはAmazonストアでの商品ページになります。書籍の詳細と目次もこちらからご覧になれます。
書籍『見た目の悩みはメイクアップで解消! 人生が変わるメンズメイク術』

■書籍情報

「印象よく見せたい」「カッコよくなりたい」
「自信をもちたい」「コンプレックスをカバーしたい」
見た目の悩みはメイクアップで解消しよう!


男性が抱えるコンプレックスは、外見的な要素が主体となっていて、見かけを気にしている人が多くいます。
外見的な悩みには、シミ・色ムラ・血色が悪い・ヒゲが濃い・目が細い・眉が薄い・顔が大きいなどがあり、
これらが気になってしまっては、自分に自信をもつことができません。

見た目に自信がない場合、「整形」も方法として考えられます。
しかし、生まれもった顔の造りをかんたんに変えることはできません。整形手術は、韓国では老若男女を問わず盛んですが、日本ではまだ一般的ではないでしょう。
スキンケアをすることで、肌の悩みを解決してはくれますが、顔の造りまでは変えられないのです。
そこで期待されるのが「メイクアップ」というわけです!

メイクアップ化粧品には悩みを解決する3つの効用(美的効用・保護的効用・心理的効用)があり、
見た目・清潔感・気分など、あなたのステータスを上げてくれる優れものです。

本書では、メイクアップ化粧品の種類と機能、メイクアップテクニックにより見た目がどう変わのるか、メイクをキレイに見せるためのスキンケア法などを掲載。
男性のコンプレックスの要因を読み解き、コンプレックスを解消するための手段としてメイクアップの有用性について解説しています。

メイクアップの効用を女性だけのものにしておくのは、もったいないと思いませんか?
あなたもメイクの力でなりたい自分を手に入れましょう!

【目次】

第1章 メイクアップで印象はガラリと変えられる!
第2章 メイクアップアーティスト・名取瞳氏インタビュー
第3章 メイクアップ化粧品の基本の「キ」
第4章 メイクアップ効果のビフォーアフター
第5章 メイクをキレイに見せるためのスキンケア

【購入者特典】

化粧品と色彩テキスト

■著者プロフィール

今村 彰啓

化粧品薬事コンサルタント
株式会社コーセーで、化粧品の研究開発、商品開発、商品企画に従事し、日本ロレアル株式会社では、化粧品の品質管理、生産技術、総括製造販売責任者を担当。株式会社ディーエイチシーでは再び化粧品の研究開発を担当し、化粧品業界で35年間さまざまな経験をする。独立後は、化粧品薬事コンサルタントとして、化粧品ビジネスを新たに始める企業や個人の支援を行っている。最近、講演時や商談時などここぞというときには、アイブロウを使って見栄えをよくしたり、ネイルエナメルを塗って気分を高めたりしている。

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